青葉 10   64句

青葉  青葉雨  青葉潮  青葉闇  青葉冷  青葉寒

作品
作者
掲載誌
掲載年月
青葉せる榎大樹や少年期 山田六甲 六花 202106
傘たたみ樟の青葉の蔭にゐる 藤原明美 202108
青葉して社の屋根の沈みたり 川高郷之助 202108
鮎を焼く竹の青葉をくすべては 栗坪和子 202108
梛木青葉伊八刻みし七福神 里村梨邨 202108
山青葉百面相の羅漢かな 熊谷成子 202108
湯殿より遊ぶ子の声青葉の夜 苑実耶 202108
青葉出て青葉ヘカーブすべり台 岡井マスミ 末黒野 202108
青葉光馬車ゆつくりと蔵の町 伊藤美緒 末黒野 202108
父と娘の声明美しき青葉風 鈴木和江 202109
青葉風焼きたてパンの匂ひして 有賀昌子 やぶれ傘 202109
いつときの雨のあがりて青葉風 秋山信行 やぶれ傘 202109
青葉風入れて心の窓ひろぐ 植村蘇星 京鹿子 202109
気づかひの声は小さめ青葉雨 北川孝子 京鹿子 202109
館山の青葉なだるる崖仏 田中臥石 末黒野 202109
青葉山の夕色葉色雀色 小田嶋野笛 末黒野 202109
蓮青葉揺り籠にして緑亀 野村重子 末黒野 202109
校門は城門なりき蔦青葉 田中春江 末黒野 202109
青葉照る文学館のバルコニー 門伝史会 風土 202109
一山の青葉を磨く日と雨と 柿沼盟子 風土 202109
いくたびも谺の戻る青葉山 荒川心星 202109
回廊や柱の枘穴青葉風 赤座典子 あを 202109
朝の風青葉は雨に洗はれて 岩藤礼子 やぶれ傘 202110
バス停は銀杏青葉の門の前 小泉里香 やぶれ傘 202110
茅葺の蘆花の旧居に青葉風 佐藤稲子 やぶれ傘 202110
さつまいもコップの中で芽に青葉 飯塚トシ子 202110
鯨波めきさやぐ青葉や古戦場 谷口律子 末黒野 202204
校門は城門なりき蔦青葉 田中春江 末黒野 202204
祝ふべく熱田津に来て青葉かな 山田六甲 六花 202205
句碑岬青葉明かりを顔に 和田照冶 京鹿子 202207
雨乞いの楠へ青葉の光り満つ 鈴鹿呂仁 京鹿子 202207
吾が辞書を子に譲りたる青葉風 谷口摩耶 202207
番犬の寝そべつてゐる青葉風 秋山信行 やぶれ傘 202208
青葉中ほつほつ灯る義士の町 和田絢子 春燈 202208
湖をすべるエイトや山青葉 渡辺若菜 春燈 202208
馬場殿に床几をならべ青葉風 六車佳奈 風土 202208
言ひつのる眼の恐ろしき青葉の夜 柴田佐知子 202208
今を生く明日に紡ぐ青葉光 植村蘇星 京鹿子 202208
朝日射す青葉若葉の煌めきて 遠山悟史 京鹿子 202208
平和希求荒廃の地に青葉を 吉宇田麻衣 202209
大銀杏青葉が空を独り占め 由良則子 202209
青葉濃し店先にある銀の盆 伊藤希眸 京鹿子 202209
里青葉どの道行くも妙なる香 小池かつえ 京鹿子 202209
青葉して今宵は句会などはなし 山田六甲 六花 202206
山頭火うつけて青葉山へ入る 山田六甲 六花 202206
三十年前は壮年青葉山 山田六甲 六花 202206
上弦の青葉の月や燧灘 山田六甲 六花 202206
道後駅行き最終電車青葉月 山田六甲 六花 202206
霊の湯に入らねば青葉臭はざる 山田六甲 六花 202206
青葉なす天守閣より山遠し 山田六甲 六花 202206
本堂の引戸開けられ青葉光 森清堯 末黒野 202209
石仏の百観音や青葉山 山咲和雄 末黒野 202209
病む夫の頬擦りやる青葉風 浜田久美子 六花 202209
忙しきナース引き止め青葉風 手島百合子 やぶれ傘 202210
早暁の明かり転ばせ蓮青葉 後藤大 春燈 202210
御神前鍛錬奉納青葉風 大森尚子 風土 202210
青葉風押されて入る奥の院 江見巌 六花 202210
青葉風繰るは光圀旅日記 村田あを衣 京鹿子 202210
水底まで青葉透きたり水戸魂 村田あを衣 京鹿子 202210
青葉騒阿修羅の眉の険しさに 福森順子 京鹿子 202210
綾なせる日裏日面青葉山 石黒興平 末黒野 202211
森は青葉十七文字の歩みかな 上原玲子 京鹿子 202211
あぶり餅雲の行く手に青葉濃し 北川孝子 京鹿子 202305
もういいかいまあだだよと青葉風 北川孝子 京鹿子 202305
青葉 →1

 

2023年6月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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