秋深む 2   58句

宇野重吉けけけと笑ひ秋深む   竹内弘子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
シャガールの馬の目青く秋深む 杉本薬王子 風土 201611
さざ波に月ゆらゆらと秋深む 菊地光子 201612
十二神将その一将の秋深む 上野紫泉 京鹿子 201612
足早にナース行き交ひ秋深む 安斎久英 末黒野 201612
秋深む源氏を語る友のゐて 須賀敏子 あを 201612
秋深む仏像になき喉ぼとけ 亀井福恵 京鹿子 201701
空色のタオルを揃へ秋深む 高田令子 201701
倒木をくぐる瀬音や秋深む 原田しずえ 万象 201701
秋深む古き角瓶本棚に 恒川清爾 万象 201701
秋深む巨大風車の三枚羽 木村美翠 201701
秋深む巨大風車の三枚羽 木村美翠 201701
秋深む利根川の土手一歩づつ 白石正躬 やぶれ傘 201701
秋深む名物といふうどん食ぶ 長崎桂子 あを 201701
積み上がる引つ越しの荷に秋深む 平居澪子 六花 201702
碇まだ下せぬ終章秋深む 村田あを衣 京鹿子 201702
秋深む遺影の姉のなななぬか 堺昌子 末黒野 201702
人恋し「かにかくに祭」秋深む 青木薫 京鹿子 201703
谷川岳の上に繊月秋深む 手島南天 万象 201705
真鍮のぺーパーナイフ秋深む 青谷小枝 やぶれ傘 201711
らふ燭の灯のほろ酔に秋深む 山田六甲 六花 201711
秋深む死にゆくものの額に触れ 沼田巴字 京鹿子 201711
秋深む思ひ通へる友のゐて 山荘慶子 あを 201712
「召し上がれ」「いただきます」と秋深む はしもと風里 201712
秋深むフランス人の箸使い つじあきこ 201712
髪留めを逃げる後れ毛秋深む 松井季湖 201712
言の葉を捨てて拾うて秋深む 亀井福恵 京鹿子 201801
北斎の肉筆に触れ秋深む 岡村彩里 雨月 201801
五十年忌終へてふるさと秋深む 栗山恵子 雨月 201801
家系図に生母の名あり秋深む 大文字孝一 春燈 201801
火の声を聞き分く鍛冶や秋深む 原田しずえ 万象 201802
山門も仏の庭も秋深む 大石喜美子 雨月 201802
人の一生草の一生秋深む 沼田巴字 京鹿子 201811
矛盾多き人の一生秋深む 沼田巴字 京鹿子 201811
出町座に傘立て掛けて秋深む 笹村恵美子 201812
未来より長き過去もち秋深む 北川孝子 京鹿子 201812
オルガンの聖歌ここまで秋深む 荒川心星 201901
灯籠に剥落の錆秋深む 林いづみ 風土 201901
秋深む城址へ橋を渡るたび 土井三乙 風土 201901
花鳥の色褪する杉戸絵秋深む 宮平静子 雨月 201901
秋深む別れを言へぬ友逝きぬ 堺昌子 末黒野 201902
秋深む噴煙眺めつつ歩く 萩原久代 やぶれ傘 201902
老人に納得多し秋深む 沼田巴字 京鹿子 201911
秋深む銀廃坑の水たまり 伊藤昌枝 201912
かはらけに燈明の煤秋深む 鈴木まゆ 馬醉木 202001
秋深むベッドに伝ふ鼓動かな 廣畑育子 六花 202002
露座仏の螺髪鈍色秋深む 有賀昌子 やぶれ傘 202003
昨日逢ひ今日も会ふ会秋深む 稲畑汀子 ホトトギス 202010
琴座より透きゆく音色秋深む 村田あを衣 京鹿子 202010
秋深む先人曰く時は金 植村蘇星 京鹿子 202011
閉ざされし放流ゲート秋深む 鈴木愛子 202101
秋深む鯉の色付き進みけり 今村千年 末黒野 202102
車窓から白き山波秋深む 松浦哲夫 末黒野 202102
文机の片づけ少し秋深む 渡辺美智子 末黒野 202102
診察を待つ人無口秋深む 浅嶋肇 やぶれ傘 202103
秋深む積みて読まざる本の数 藤井美晴 やぶれ傘 202111
秋深む雨情いつしか慕情なる 塩貝朱千 京鹿子 202112
過去有つてこその人生秋深む 植村蘇星 京鹿子 202112
モデルかしら男女が歩き秋深む 篠田大佳 あを 202112
だんだんと知人減る町秋深む 田中藤穂 あを 202112
負ふものはいつも重たし秋深む 山田暢子 風土 202201
隣人の一人が欠けて秋深む 有賀昌子 やぶれ傘 202201
句誌に引くラインマーカー秋深む 水谷はや子 202201
秋深む雨を上から地までみる 佐藤竹僊 あを 202202
秋深む雨の一日を見送りて 湖東紀子 ホトトギス 202203
秋深む→ 1

2022年11月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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