秋深み    54句

彼一語我一語秋深みかも   高浜虚子   六百五十句

秋深み 秋ふかし 秋深む 秋さぶ 深秋 秋深し

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
裏みちの湯の香ごもりに秋深み 岡本眸 199902  
鱗々と鯉削ぎてより秋深み 丸山海道 丸山海道全句集 199910  
水の音父の生家の秋深み 中村祐子 199912  
秋深み口に出したる嬥歌かな 平橋昌子 200002  
三井寺のみ灯しも秋深みかも 田中藤穂 水瓶座 200002  
旅先の箔屋のぞけり秋深み 上田好子 200012  
またひとり喪の家去りゆく秋深み 大石よし子 雨月 200112  
はんざきに秋深みゆく水の音 西村しげ子 雨月 200201  
み仏の御ン目切れ長秋深み 乗光雅子 雨月 200301  
秋深み子に従ふも卒寿かな 斉藤陽子 雨月 200401  
一途とも悲恋とも秋深みゆく 朝妻力 京鹿子 200409 畏友K氏へ
一夜戸を鳴らす風あり秋深み 宮城白路 風土 200412  
葬りあと雨音に秋深みゆく 丸尾和子 雨月 200502  
夕映の寺町に秋深みゆく 水田清子 200510  
秋深み言うて置かねばならぬこと 大橋敦子 雨月 200511  
我が身の影杖の影秋深みかも 大橋敦子 雨月 200512  
刀自逝かれ尾道の秋深みけむ 大橋敦子 雨月 200512

喜多初枝

を悼みて

母の句の途絶えこの秋深みゆく 大橋麻沙子 雨月 200512  
秋深みゆく年尾句碑青虎句碑 蔭山一舟 ホトトギス 200604  
秋深み多めに作る梅醤 江原博子 200612  
秋深みゆく萩焼に魅入る間も 山中宏子 200702  
同色の舟と桟橋秋深み 岡本眸 200710  
あぎとより秋深みけりピカソ展 寺田すず江 200712  
秋深みゆく草々の踏み応へ 木内憲子 200712  
樹々なびく秋深み行く風と知り 宮津昭彦 200811  
一人のみに訪ふ尾道の秋深み 大橋晄 雨月 200812  
攻め焚きの窯鳴りに秋深みけり 遠藤真砂明 200901  
ゲヂゲヂがゲヂゲヂとゐる秋深み 佐藤喜孝 あを 200911  
私語はばかる池畔の屋敷秋深み 東野鈴子 雨月 201002  
もの忘れ一気加速や秋深み 塩路五郎 201011  
琴弾きの滝響きけり秋深み 松田和子 201012  
門徒吾信心いまだ秋深み 大橋敦子 雨月 201110  
敦盛の騎馬像凛々し秋深み 長濱順子 201201  
戻し舟秋深みゆく嵐山 笹井康夫 201201  
西めざす風に君逝く秋深み 松本三千夫 末黒野 201201

妹の夫君

死去

虚子句碑はかの辺にあらむ秋深み 大橋晄 雨月 201201  
代替りせられし院主秋深み 宮平静子 雨月 201201  
病持つそれぞれに秋深みゆく 安武晨子 201210  
秋深みつつ母の皿夫の皿 井上信子 201212  
橅の黙朴の黙秋深みゆく 大畑善昭 201301  
秋深みかも水栓の漏れを直し 定梶じょう あを 201311  
雀ただ無口な夕べ秋深み 井上信子 201311  
円陣の十二神将秋深み 松本三千夫 末黒野 201312 新薬師寺
秋深みわれ見そなはす伎芸天 松本三千夫 末黒野 201312 西の京
筆筒はかの日のままに秋深み 室伏みどり 雨月 201402  
もてなしの庭と御膳や秋深み 松田和子 201501  
水分に一瞬の瀞秋深み 能村研三 201501  
トロッコのきしむ銹音秋深み 伊藤和子 201502  
尼寺の一打一韻秋深み 松本三千夫 末黒野 201612  
土手に立つ人影に秋深みけり 白石正躬 やぶれ傘 201711  
秋深み暦二枚の重さかな 今野明子 末黒野 201802  
刻々と色変ふ山は秋深み 北川孝子 京鹿子 201812  
秋深み新古今集臨書して 手島伸子 雨月 201901  
一人居の耳聡き夕秋深み 森清信子 末黒野 201902  

 

2019年11月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。