夕焼 3     100句

富士夕焼父の言ひたきこと知りつゝ   赤城さかえ   浅蜊の唄

夕焼  秋夕焼  冬夕焼  寒夕焼  春夕焼

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
夕焼の川より湖に入りにけり
中野京子
200211
ウォッカにやけたる舌と大夕焼
中野京子
200211
遠山に夕焼残り村暮るる
山崎辰見
ぐろっけ
200211
ゴンドラに見る尾道の大夕焼
吉原一暁
200212
夕焼を脱ぎて厨の人となる
長山あや
ホトトギス
200212
大夕焼街旋回の鳩百羽
玉川悠
遠嶺
200212
キャニオンの七色変化夕焼くる
利根里志
円虹
200212
この列の果ては焼売夕焼くる
田村はじめ
銀化
200301
苧殻焚く雲幾重にも夕焼けて
森田蝌蚪
200302
夕焼けて竜宮神社の渇れポンプ
小西瑞穂
ぐろっけ
200302
野仏やきのふのやうに夕焼かな
吉弘恭子
あを
200304
クレソンと夕焼け摘んだはずなのに
田村みどり
京鹿子
200306
峠道弾痕の幹夕焼けて
佐々木ひさこ
築港
200307
大夕焼素振りに余念なき孫に
渡辺政子
雲の峯
200307
大夕焼犬も正座の姿勢にて
泉田秋硯
200308
夕焼の稜線に刻々のあり
稲畑汀子
ホトトギス
200308
夕焼の変幻見つつ着陸す
稲畑汀子
ホトトギス
200308
大夕焼あの世が透ける岬かな
関口ゆき
あを
200308
かはほりや雲の高浪夕焼けて
神蔵器
風土
200309
夕焼に間のある雲の座を移す
宮津昭彦
200309
百歳の訃にわたつみの夕焼かな
天野きく江
200309
夫とゐる不思議夕焼けなる海よ
三井孝子
六花
200309
山の声海の声聞く夕焼かな
松下幸恵
六花
200309
夕焼の大阪生れ誇りとし
塩川雄三
築港
200309
夕焼けて金の鱗の波頭
大石登志美
築港
200309
夕焼にひと際濃かり定年後
戸栗末廣
火星
200309
鳥たちに明日ありと告ぐ大夕焼
藤岡紫水
京鹿子
200309
牛の眼に傾く地平夕焼けたり
岡田貞峰
馬醉木
200310
一木一草なにもかも夕焼中
水野恒彦
200310
夕焼や岩に潮満ち来る力
柴崎英子
200310
棕櫚竹の根本に茶殻夕焼す
木野本加寿江
火星
200310
夕焼の美しければ闇もまた
萩谷幸子
雨月
200310
友の通夜久し振りなる美濃夕焼
松崎鉄之介
200310
大夕焼草のにほひの土手はしる
松下幸恵
六花
200310
屍待つ土葬の穴や大夕焼
荒井千佐代
200310
先生のうしろの空の夕焼けて
林裕子
風土
200310
美術展夕焼小焼の帰り道
藤井美代子
帆船
200310
夕焼や母の見てゐる女学校
射場智也
六花
200311
夕焼に背を向け父は畑に居る
射場智也
六花
200311
夕焼に自転車止めて立話
上田みつ子
帆船
200312
夕焼や野良犬の群焦げ臭し
中田みなみ
200312
思ひ出は何時も夕焼絡みかな
池田崇
200401
迷ひ子となり夕焼けに紛れ込む
松田都青
京鹿子
200401
西空に低き三日月夕焼雲
的池遙
百鳥
200401
冥府いま親しき距離よ夕焼雲
山元志津香
八千草
200401
嵌め殺しの窓凹みさう海夕焼
山元志津香
八千草
200402
山なめて喪に服すごと雪夕焼
村越化石
200403
飛行機の横切つて行く大夕焼
高田佐土子
築港
200407
黒々と蔵王堂立つ夕焼かな
関根洋子
風土
200407
夕焼けバラックじゅうが金色に見えるよ
栢森定男
風よ
200407
夕焼や古希のオカリナ第一歩
大貫保子
帆船
200408
足跡を辿れば汀夕焼くる
丹羽啓子
馬醉木
200408
鯖火見ゆ天の夕焼とつづきつゝ
水原秋櫻子
馬醉木
200408
『殘鐘』
バスで行く雪渓までを夕焼けて
小林和子
風土
200408
夕焼雲遠きはなべてうらがなし
岡本眸
200408
坂を行くロバのタクシー夕焼雲
田中重子
雲の峰
200408
夕焼やリハビリ室の大き窓
中島小美
栴檀
200408
牛・馬を洗ひしむかし夕焼川
鷹羽狩行
200408
一日が西へしりぞく夕焼雲
鷹羽狩行
200408
夕焼や寝姿多き安房の山
小松誠一
200408
二上の峰の間に夕焼雲
藤田かもめ
ぐろっけ
200408
夕焼けて外にはみ出し立ち飲みす
森下賢一
春燈
200409
夕焼の鴟尾に残れり鑑真忌
武田巨子
春燈
200409
竜が翔け鳳凰が舞ふ大夕焼
川端正紀
春燈
200409
ただならぬ色となりきし夕焼雲
村上留美子
火星
200409
夕焼のだんだん醒める鉱山やま
笠間圭子
京鹿子
200409
伊吹嶺へ流れを染めて夕焼ける
長村雄作
栴檀
200409
病窓にナースと眺む大夕焼
日比野和子
栴檀
200409
幼な子の汗の匂ひや夕焼ける
中村千代
帆船
200409
大夕焼わが少女期にハイジあり
井口初江
酸漿
200409
久方の街に号外夕焼雲
有島夛美
河鹿
200409
夕焼つつ雨こぼれをり花臭木
岡本眸
200409
夕焼の棒となりけり飛行雲
柴野静
200410
母がりを去る一瞬の夕焼川
淵脇護
河鹿
200410
大夕焼少年の鬱慰まず
尾堂Y
河鹿
200410
子のごとく抱く米袋夕焼道
太田佳代子
春燈
200410
戦サ火を浄めて燃ゆる大夕焼
川端正紀
春燈
200410
舟で着く宿や海の端夕焼けて
宮沢ちひろ
万象
200410
信濃路の大夕焼や旅の果て
村瀬八千代
遠嶺
200410
濃夕焼まだ働いて影二つ
湯浅夏以
遠嶺
200410
小鳥等に帰る樹のあり夕焼空
佐藤よしい
風土
200410
夕焼けや牛車の運ぶ砂糖黍
井口光石
風土
200410
ポケツトに鳴らす貝殻大夕焼
中嶋陽子
風土
200410
大夕焼雲上にゐること忘れ
落合絹代
風土
200410
夕焼けて八ヶ岳連山の影の濃き
高橋あゆみ
200410
夕焼を借景とせん天灯鬼
豊田都峰
京鹿子
200410
海を染む夕焼のほてり受く大玻璃
山田をがたま
京鹿子
200410
夕焼けて生駒紫紺の裾をひく
野崎たか志
築港
200410
天心はまだ青青と夕焼雲
野崎たか志
築港
200410
夕焼や五十二階の喫茶室
上原カツミ
帆船
200410
夕焼に満たされておるグラスかな
鳥川昌実
六花
200410
大夕焼サイドミラーを開きけり
荒井千佐代
200410
夕焼けにしばし現世を忘れゐし
長谷川登美
ぐろっけ
200410
子の発ちし空にひろごる夕焼雲
尾辻のり子
河鹿
200411
島渡船今日の帰りも夕焼船
閑田梅月
馬醉木
200411
佳き夢の如くに夕焼冷めてゆく
稲岡長
ホトトギス
200411
何時になく母が見てゐる大夕焼
野口光江
遠嶺
200411
金色の蓮のうてなや大夕焼
大坪景章
万象
200411
水禍の町誤植のごとく夕焼くる
宇野九
200411
夕焼に染まり巨船の接岸す
内山照久
200411

 

2016年8月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。