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正午過ぎなほ鴬をきく男   三橋敏雄

春禽 春の鳥  うぐひす 雲雀  つばくらめ  つばめ 燕の子

雀の子  巣立 百千鳥 古巣 鷽 小綬鶏

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
王陵の谷を眼下に鶯鳴く 松崎鉄之介 200507  
陵に来て晴鶯渡来渡来と鳴く 松崎鉄之介 200507  
目覚むれば鶯の声一頻り 小峯雅子 酸漿 200507  
上機嫌なり鶯の谷渡り 大橋敦子 雨月 200507  
鶯や窓に貼絵のごとき雲 望月ひろゆき 百鳥 200507  
流鶯や長き祈りを乳銀杏 梶浦玲良子 六花 200507  
不定愁訴鶯ホ・ホと鳴きて止む 大高芭瑠子 炎夏 200507  
鶯のまだ鳴き下手や昼まで寝る 大高芭瑠子 炎夏 200507  
鴬とみんなが少しづつ老いる 市場基巳 200508  
鶯や地を彩りて諸葛菜 醍醐季世女 200508  
鶯や宮居を隠す杉木立 小山徳夫 遠嶺 200508  
残鶯や出口まぶしき磯トンネル 荒井和昭 200508  
残鶯や棄釈の仏腕失せて 手島靖一 馬醉木 200509  
鶯に忌日の心近づけて 稲畑汀子 ホトトギス 200602  
みよしのの鶯と知るなまりあり 稲畑汀子 ホトトギス 200602  
通ひ来る鶯の声艶増せり 赤司美智子 酸漿 200602  
鶯の恋の初音を漏らしけり 島谷征良 風土 200602  
鶯やきのふと違ふ日の光 鷹羽狩行 200603  
鶯に山気漲りはじめけり 稲畑汀子 ホトトギス 200604  
吾が蘇生祝ぎ鶯の唄さらへ 泉田秋硯 200604  
聞かざりし鶯の句も作らむか 鷹羽狩行 200604  
ひろゆきの骨上げの間を鶯鳴く 松崎鉄之介 200605 悼望月ひろゆき君
灰のみの初音茶屋にて鶯聞く 松崎鉄之介 200605  
鶯やこの道行かば父の墓 橋口礼子 河鹿 200606  
高松塚藪の鶯老を鳴く 亀田やす子 万象 200606  
鶯のこゑの散らばるヘリポート 吉田明子 200606  
鶯の藪棲み替へし水害地 村上和子 ぐろっけ 200606  
鶯神楽音もたてずに水の湧く 西山美枝子 酸漿 200606  
気配して鶯の声聞えけり 倭文ヒサ子 酸漿 200606  
鶯の初音のあとの朝餉かな 名取すみ子 酸漿 200606  
鶯のこゑに目覚めし朝のあり 坂本知子 酸漿 200606  
鶯や上げ渦潮のたけるとき 鮫島禮子 河鹿 200607  
山気込め鶯老を鳴きにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200607  
鶯をつまづかせしは鳶の笛 八染藍子 200607  
鶯の声溜む袋なかりけり 山崎靖子 200607  
鶯の声に聞きほれ朝の月 綿谷美那 雨月 200607  
羅漢仏の耳へ鶯声つくす 堀田こう 雨月 200607  
鶯のよく鳴く朝の靄ふかし 阿部文子 酸漿 200607  
鶯の正調に酔ふ女連 村田さだ子 酸漿 200607  
石を割る背に鴬の日射しかな 菊谷潔 六花 200607  
姉の家に鶯の声透き通り 芝宮須磨子 あを 200607  
鴬を鳴かせて山の上機嫌 磯崎清 200608  
老いまじといよよ鶯渓のぼる 小宮山勇 遠嶺 200608  
狂鶯を背に遠投の糸ふける 神蔵器 風土 200608  
鶯に去年の訛や浮御堂 小堀寛 京鹿子 200608  
鶯や緑湛ふるカルデラ湖 安部和子 雨月 200608  
鶯やしんがりの歩をたてなほし 足立典子 雨月 200608  
黄鳥うぐいすの何吐き出すや一節に
菊谷潔 六花 200608  
鴬などやつてられぬと鳴きにけり 市場基巳 200609  
鶯の音を入る南部の明るさに 高橋澄子 200609  
からつ下手もゐて晩鶯の森なりし 折橋綾子 200609  
鶯や葬の米研ぐ共同井 大村峰子 万象合同句集 200703  
陶の町に住み古れる友初鶯 松崎鉄之介 200704  
鶯の初音が近し庭焚火 阿部文子 酸漿 200704  
きのふから鶯のゐる獅子ヶ谷 百瀬七生子 海光 200705  
鴬のこゑ彼岸から此岸にも 上原重一 200705  
吾が米寿祝ぐか鶯谷渡り 松崎鉄之介 200705  
鶯や女手に継ぐ桐生和紙 小林和子 風土 200705  
鶯や身をやはらかに目ざめたる 生井慶子 万象 200706  
鶯の声よ姿よ千曲川 東福寺碧水 万象 200706  
山鶯気の済むまでをうれし鳴き 鈴木榮子 春燈 200706  
鶯やもう音の出ぬ蓄音器 井上浩一郎 ホトトギス 200706  
鶯の声する辺り風止みぬ 大須賀容子 遠嶺 200706  
調弦の紛う一瞬鴬に 岡野峯代 ぐろっけ 200706  
鶯の声の八方美人かな 村越化石 200706  
ケアホーム訪へば鶯鳴きつづけ 堀すみ恵 200706  
鶯と夫の口笛競ひ合ふ 大塚美孝 200706  
ホッホッチッ鶯未だ舌たらず 横山迪子 六花 200706  
鶯や土蔵あちこち欠けてをり 柴田佐知子 200706  
鶯に目覚め吉日はじまりぬ 白髭美佐子 200707  
鶯や刻印浮かぶ城の石 山田弘子 ホトトギス 200707  
安房の鶯鳴き音惜しまず聞かせけり 鈴木榮子 春燈 200707  
鶯の楽をもてなす札所寺 横田初美 春燈 200707  
鶯や女人高野の磴杳く 中野京子 200707  
いつときは鶯の木となる欅 望月晴美 200707  
泰が楚を破りし藍田鶯鳴く 松崎鉄之介 200707  
鶯の正調溶岩を洗ふ波 田原陽子 200707  
正調の今朝の鶯誇らしげ 宮崎正 ホトトギス 200708  
鴬の読経日和や住職留守 丸山冬鳳 京鹿子 200708  
鴬に撞かせてもらふ一点鐘 丸山冬鳳 京鹿子 200708  
鴬に好みの止り木あるらしく 丸山冬鳳 京鹿子 200708  
鴬もいささか上手にお日柄も 丸山佳子 京鹿子 200709  
鶯や十七義士の遺髪塔 角直指 京鹿子 200709  
磴登る山鶯にはげまされ 安原葉 ホトトギス 200710  
鶯の鳴きつぐことのなき日和 稲畑汀子 ホトトギス 200803  
鶯や礁へ落とす萱の径 富安風生 200802 『愛日抄』所収
鶯や坂くだり坂のぼる道 林翔 200803  
鶯や一煮立ちする鍋のもの 中山純子 万象 200804  
空耳の鴬でよし山降りる 豊田都峰 京鹿子 200804  
鶯に山の喝采ありにけり 有元文子 風土 200805  
合掌す鶯の声近ぢかと 松下八重美 200805  
鶯のふぐり山へと移りけり 山尾玉藻 火星 200805  
うら若き鶯の声藪の中 天田美保子 酸漿 200805  
街中や鶯の声つゝぬけて 山荘慶子 あを 200805  
お茶刻の鴬豊か背戸小藪 小澤菜美 200806  
新参の鴬啼ける新居かな 新実貞子 200806  
鶯を今朝もまた聞く通学路 羽賀恭子 200806  
鶯や真白き富士の遠こだま 上原重一 200806 鴬 4 →

 

 

2014年4月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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