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日曜は鴬をきいて和服で居る    加倉井秋を

  うぐひす  匂鳥  初音

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
鶯や別れの朝はねんごろに
大久保白村
ホトトギス
200209
鶯の声を背山に轆轤蹴る
進峰月
円虹
200209
鶯の高音となりし欽明陵
門伝史会
風土
200211
鶯や中辺路に又句碑生るる
稲畑廣太郎
ホトトギス
200302
谷渡して鶯の訛声
稲畑廣太郎
ホトトギス
200302
鶯の声に霊気を解く山
稲畑廣太郎
ホトトギス
200304
鶯の平凡に鳴く日和かな
稲畑汀子
ホトトギス
200304
鶯のうぬぼれ声の唄さらへ
泉由秋硯
200305
気付きたるより鶯の庭となる
黒川悦子
円虹
200305
鶯の啼くよ裏山庭つづき
黒川悦子
円虹
200305
心あてなる鶯に逢へずとも
田中子
円虹
200305
照鶯や空の青さをよろこびて
上田尚義
雲の峰
200305
鶯の声となりけりそちら向く
泉田秋硯
200306
鶯に鳴き倦むといふことのなく
椋誠一朗
円虹
200306
鶯を目つむりて聞くここに老ゆ
村越化石
200306
刻惜しみては鶯の谷渡り
金子篤子
200306
ヴェネチアングラスの光り遠鶯
金子篤子
200306
鶯の声ととのひて其の後来ず
佐野美智
200306
鶯の声に日課の歩をのばす
久保田喜代
雲の峯
200306
鶯や単身赴任長くなり
江坂衣代
百鳥
200306
鶯の糞袈裟懸けに親鸞像
品川鈴子
ぐろっけ
200306
鶯や中辺路に又句碑生るる
稲畑廣太郎
ホトトギス
200307
鶯や対局の間の緋座布団
木場田秀俊
200307
摂心の比叡泊りや谿鶯
梅原美子
200307
鶯や修道院のバザーの日
高野良
帆船
200307
鶯の咽喉(のんど)よいかに震へゐむ
林翔
200307
狂鶯や平忠盛奉行杉
仙田孝子
風土
200307
鶯の聞いてひと日の恙なし
河本美智雄
築港
200307
美容院訪へば鶯乱調に
嶋田光枝
築港
200307
鶯の別天地なり一夜庵
藤田八重子
築港
200307
一声のあと鶯のつれ鳴ける
藤田八重子
築港
200307
鶯や急に成績上がりし子
高柳かつを
百鳥
200307
鶯を追ひ払ひたりショベルカー
谷泰子
ぐろっけ
200307
息つめて聞く鶯の声短か
入江和子
ぐろっけ
200307
鴬や耳かたむけて六地蔵
片渕清子
ぐろっけ
200308
絵のやうな藁屋鶯音を添ふる
大石よし子
雨月
200309
地下街に鴬の声流れをり
池田静枝
帆船
200309
氣を溜めて放つ鶯大茂林
佐藤喜孝
あを
200309
巻き強くして鶯の落し文
足立幸信
200312
鶯やパン工房の炉が開く
近藤幸三郎
風土
200401
来てをりぬ鶯色の鶯が
中村房枝
六花
200402
鶯やくすぶる炉火に灰かぶせ
鷹羽狩行
200403
鶯のはうも遊山といふこころ
鷹羽狩行
200403
鶯に標準語教へたん誰や
稲畑廣太郎
ホトトギス
200404
鶯の声崖のレストラン
中島陽華
200404
千代田区の梅に鶯見つけたり
須賀敏子
あを
200404
鴬や薮道ぬけて来しあたり
豊田都峰
京鹿子
200405
鶯の何時まで遊ぶ造り滝
長谷川久吉
200405
鴬や子の散髪の手を止めて
塚本富士子
栴檀
200405
鶯や法然院をつつみこむ
神蔵器
風土
200405
をちこちに鶯のこゑ母おはす
淵脇護
河鹿
200406
電話待ちをれば鶯来て啼けり
八牧美喜子
200406
鶯待つ一本の木になりきりて
三好守
風土
200406
峠道鶯の声とぎれざる
伊藤政子
築港
200406
鶯のこゑ幽かなる落暉かな
大瀬崎
馬醉木
200406
鶯や過ぎて気付きし誕生日
宮原國夫
雲の峰
200406
鶯が無にも空にもさせくれぬ
丸山佳子
京鹿子
200406
鶯やどこかに竹のそよぎをり
阿部正枝
遠嶺
200406
鶯の声澄み渡る奥高尾
増田八重
酸漿
200407
鶯や石積み上げし千枚田
高倉恵美子
200407
鶯の落葉松林の木隠れに
福盛悦子
雨月
200407
源氏山より鶯の谷渡り
落合絹代
雨月
200407
鶯の遠音も神の那須野かな
湯浅康右
草の花
200407
佐渡の赤石鶯のこだま鳴き
今瀬剛一
対岸
200407
鶯や沼風心地よきベンチ
斉藤孝策
対岸
200407
歯をみられをり鶯の谷渡り
斉藤孝策
対岸
200407
鶯やみな濡れてゐる寺の杓
青山悠
200408
追悼す鶯の音を入れけるか
大橋敦子
雨月
200408
鶯の遊びごころの高音張る
中島知恵子
雨月
200408
鶯や蓋して汲まぬ路地の井戸
喜多初枝
雨月
200408
鶯や段々畑の石を積む
赤松郁代
万象
200408
鶯の啼き継ぐ山に遊びけり
城尾たか子
火星
200408
鶯の声の谷間の我が家かな
谷合青洋
酸漿
200408
鶯や起きむとすれば声の止む
二瓶洋子
六花
200408
鶯や沼の無聊をなぐさむる
前迫寛子
河鹿
200408
鶯や山ふところに譜を掲げ
九万田一海
河鹿
200408
鶯の訛る吉野に別れけり
大久保白村
ホトトギス
200409
鶯を聞いて濡れたる家に入る
八田木枯
「夜さり」
200409
啼き止みし鶯くぐる籬かな
浅井青陽子
ホトトギス
200410
鶯の滝の道程遠きかな
河合佳代子
栴檀
200410
庭に来て付子の如く鴬鳴く
田中英子
200410
鶯の葉先生をつゝみ啼く
竹下陶子
ホトトギス
200411
鶯の鳴きつぎ遊子迎へけり
多田生湖
春燈
200411
源氏山より鶯の谷渡り
落合絹代
雨月
200501
鶯に都心解れてゆきにけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200502
鶯に枝弾かれてをりにけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200502
磐之媛御陵いわのひめごりょう鶯語おうご日暮まで
朝妻力
雲の峰
200504
鶯や髪くしけづる朝な朝な
中山純子
万象
200505
鶯に畑仕事を急かさるる
鈴木ヤスエ
築港
200505
鶯の鳴く練習を聞いてゐる
徳村二郎
築港
200506
鶯や双手を上ぐる母子像
中谷葉留
風土
200506
山頂の按針塚に鶯鳴く
松崎鉄之介
200506
鶯に居坐りし咳宥めけり
赤座典子
あを
200506
ゴンドラがゆく鶯の声の上
山田弘子
ホトトギス
200507
木洩れ日に鶯の鳴く旅心
大石たか
遠嶺
200507
正調の鶯正座して聞ける
清水ミツコ
200507
鶯や姿捜せば遠のきぬ
南浦輝子
火星
200507

 

2020年4月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。