露けし 6      116句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
句碑失せて露けき湖でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310  
今にして偲ぶ子規の世露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201310  
早朝参り岩打つ水音露けしや 宮内とし子 201311  
旧殿の櫓の痩せの露けしや 武田巨子 春燈 201312 伊勢御遷宮
露けしや問はず語りに相槌を 浅木ノヱ 春燈 201312  
露けしや鳩寿の世話に明けくれて 乗光雅子 雨月 201312  
露けさや黒平焼の鯉と龍 瀧春一 花石榴 201312 甲州黒平
欠伸さへなにか露けくなりにけり 千田敬 201401  
早起きの散歩露けき土を踏み 江木紀子 雨月 201401  
近況の三行に足り露けしや 高橋道子 201401  
真夜の星ひとり仰ぎて露けしや 長山あや ホトトギス 201401  
露けしや有馬人形筆干され 杉浦典子 火星 201401  
露けしや名草醜草へだてなく 石黒興平 末黒野 201401  
露けさの板戸に猫の出入口 瀬戸悠 風土 201401  
綿あめの綿湧きつづく露けしや 中村恭子 201401  
ついてくる己が足音露けしや 岩岡中正 ホトトギス 201402  
露けしや三高校歌の道しるべ 有本南陵 ろんど 201402  
わが身より離るる一語露けしや 岩岡中正 ホトトギス 201402  
石塊も露けきものの一つかな 稲垣佳子 末黒野 201404  
地震ありし日のままの岩露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201408  
見しことのあるこの景色露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201408
露けしや万年筆を閉ぢし音 今澤淑子 火星 201411  
露けしや白ソックスの透かし編み 今澤淑子 火星 201411  
露けしや廻して粘土壺となる 宮川みね子 風土 201412  
露けしや二ツに折りて長梯子 井上信子 201501  
露けしや文字の消えたる道しるべ 武田巨子 春燈 201501  
木曽塚に控へ露けし巴塚 松本三千夫 末黒野 201501 義仲寺
施錠固き十八間戸露けしや 玉置かよ子 雨月 201501  
塗机も椅子も猫足露けしや 松井倫子 火星 201501  
露けしや九輪の影の鈍色に 竹田ひろ子 ろんど 201501  
露けしや大樹囲める山の寺 安原葉 ホトトギス 201501  
露けしや石に火花の草刈機 正谷民夫 末黒野 201502  
露けしや傾くままの八重の墓 安原葉 ホトトギス 201502  
露けしや来し方淡く万華鏡 松川悠乃 ろんど 201502  
露けしや石の声聞く二条城 北川孝子 京鹿子 201503  
震災はなほ過去ならず露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
露けしや我にも若き日のありて 稲畑汀子 ホトトギス 201509  
かく晴れし忌日は知らず露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201509  
遠き旅終へ近き旅露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201509  
露けしや三十五年はまたたく間 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
露けしや通行止の山路とは 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
露けしや朱唇褪せたる技芸天 藤岡紫水 京鹿子 201510  
旅人の心となりて露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
露けしや火消しの衣に江戸の粋 宮内とし子 201511  
露けしや不戦の城の四百年 涌羅由美 ホトトギス 201512  
露けしや腹腔に打つ麻酔薬 近藤真啓 春燈 201512  
うつし世の一日を重ね露けしや 齋藤晴夫 春燈 201512  
露けき日笈の小文を習ひをり 石井ケエ子 風土 201512  
露けしや家庭医学の本を積み 内藤静 風土 201512  
露けくも知り人多き来世とも 中野匡子 ホトトギス 201601  
露けしや砲台跡の煉瓦積み 松本三千夫 末黒野 201601  
亡き友似の露けき人に出合ひけり 前原マチ 末黒野 201601  
露けしや衣桁にかかるもの多し 犬塚李里子 201601  
子規語る露けき声の耳朶にあり 千原叡子 ホトトギス 201603  
露けしや子規の机に触れてみて 黒川悦子 ホトトギス 201604  
縄文の柱露けく天に伸び 稲畑廣太郎 ホトトギス 201608  
津軽弁聞いて忘れて露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201608  
幸せは昔も今も露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201608  
虚子散歩道を露けき歩幅もて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201609  
講演会近く露けき心かな 稲畑汀子 ホトトギス 201609  
露けしや旅から旅へ組む予定 稲畑汀子 ホトトギス 201609  
露けしや小諸に旅をせしことも 稲畑汀子 ホトトギス 201609  
今我に力あるとて露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201610  
露けしや転びしことももう過去に 稲畑汀子 ホトトギス 201610  
露けしや成行話し終へしとき 稲畑汀子 ホトトギス 201610  
怪我癒えて行く日々とても露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201610  
吾が年を数ふる事も露けしや 高橋照子 雨月 201611  
起き抜けに履く庭下駄の露けしや 根岸善雄 馬酔木 201611  
露けしや路傍にひそと兵の墓 三好千衣子 201612  
露けしや君堂ほのと灯りては 山田天 雨月 201612  
露けしや向ひの谿の能舞台 水野恒彦 201612  
露けしや樹木葬とぞ聞き及ぶ 相良牧人 201612  
いと古りし宮の狛犬露けしや 江木紀子 雨月 201701  
虚子塔に一燈捧げ露けしや 岡田ちた子 雨月 201701  
思惟仏の思惟の御指の露けしや 隅田恵子 雨月 201702  
露けしや瓦礫より犬現はるる 岩岡中正 ホトトギス 201702  
露けしや野に置かれある乳母車 赤松有馬守破天龍正義 六花 201702  
露けしや三笠宮の一世紀 千原叡子 ホトトギス 201705  
露けしや東大卒で独身で 稲畑廣太郎 ホトトギス 201708  
露けしや稿債かかへたるままに 稲畑汀子 ホトトギス 201709  
一文を草す露けき夜を更かす 稲畑汀子 ホトトギス 201709  
露けしと思ふ一と日を家居して 稲畑汀子 ホトトギス 201709  
立山の旅を語るも露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201709  
露けしや横川の忌日近づけて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710  
三十八回の露けき燭点る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710  
能面に露けき角度ありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710  
陰深し露けき朝の明け初むる 稲畑汀子 ホトトギス 201710  
午後雨の予報露けき外出かな 稲畑汀子 ホトトギス 201710  
『浅草風土記』読むや露けき窓明り 安立公彦 春燈 201710  
千羽鶴納め柩の露けしや 林八重子 馬醉木 201711  
「寿光院法道日政信士」露けしや 林いづみ 風土 201711 告別式
露けしや小流に添ふ遊歩道 安斎久苗 末黒野 201712  
露けしや家に在る日はものを書き 安住敦 春燈 201712  
露けしや子を恋ふ一途母の文 長谷川祥子 馬醉木 201801  
露けしや色の透きたる砂糖菓子 原田しずえ 万象 201801  
露けしや捨てかねてゐる亡夫のもの 中里よし子 春燈 201801  
露けさの山塊をわが力とす 岩岡中正 ホトトギス 201802  
露けしや墓碑に幼き齢ありて 川内谷育代 馬醉木 201802  
順三忌露けき月日重ねつつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806  
この道は奥の細道露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201808  
順三忌露けき月日重ねつつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201809  
露けしや比叡の忌日も修し終へ 稲畑汀子 ホトトギス 201810  
見舞ひたる別れの笑顔露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201810  
露けしや古今のうたの墨掠れ 石本百合子 馬醉木 201811  
山門に智衆蛾次郎露けしや 能村研三 201811 柴又帝釈天
露けしや卒寿の道も幅狭く 鈴木としお 春燈 201812  
松かげのクルス灯籠露けしや 吉村幸子 雨月 201902  
虚子慕ひ来し西ノ下の露けさよ 安原葉 ホトトギス 201903  
露けしや色の褪せたる鏡板 山田閏子 ホトトギス 201903  
輪番は座主の後裔露けしや 千原叡子 ホトトギス 201904  
卒寿なほ露けきホ句の道へ杖 藤浦昭代 ホトトギス 201905  
運転を断念したる露けき手 稲畑廣太郎 ホトトギス 201908  
露けしや人の命の重さふと 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
これよりの露けき日々を思ひつつ 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
露けしや旅終へ次の旅のこと 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
昨日より今日の快晴露けしや 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
ローマヘと露けき日本後にして 稲畑廣太郎 ホトトギス 201909 露けし→ 1

 

2019年9月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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