鳥渡る 2    140句

鳥渡る老人ホームのティータイム    山尾玉藻

渡り鳥  鳥渡る  小鳥来る  鳥わたる

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
海峡のしぶきを浴びて椋鳥渡る 柴田佐知子 201311  
鳥渡る丹後王国墳に見て 田中佐知子 風土 201311  
十字架を掲ぐる島や鳥渡る 柴田佐知子 201311  
鳥渡りきては野山の点睛なる 豊田都峰 京鹿子 201311  
鳥渡りきて山川のととのへり 豊田都峰 京鹿子 201311  
鳥渡るポストに落とす旅便り 布村松景 春燈 201311  
三山のよき距りや鳥渡る 高橋和枝 201312  
波の磨ぐ流木白し鳥渡る 松井志津子 201312  
百万石城垣たかく鳥渡る 錫木妙子 馬醉木 201312  
風にのり光にのりて鳥渡る 寺田すず江 201312  
亡き夫と旅のいく度鳥渡る 安田とし子 ぐろっけ 201312  
夕日負ふ芭蕉の座像鳥渡る 菅野日出子 末黒野 201312  
魚店の厚き俎板鳥渡る 戸栗末廣 201312  
つぎ目なき檜山杉山鳥渡る 薮脇晴美 馬醉木 201312  
大社に寛永縁起鳥渡る 布施まさ子 風土 201312  
うねうねと来て一の坂鳥渡る 定梶じょう あを 201312  
鳥渡りをり廃校のグラウンド 涼野海音 火星 201312  
鳥渡る出雲に雲の湧き続き 山田ゆう子 馬醉木 201312  
石垣の石に番号鳥渡る 生田恵美子 風土 201401  
廃線路果てなく続き鳥渡る 阪上多恵子 雨月 201401  
茜空影絵となりて鳥渡る 永田万年青 六花 201401  
鳥渡る砲台あとの水溜り 鷺山珀眉 京鹿子 201401  
東西に城門を置き鳥渡る 門伝史会 風土 201401  
突き上ぐる布団太鼓や鳥渡る 笹村政子 六花 201401  
夕映えの丹沢連峰鳥渡る 安田とし子 ぐろっけ 201401  
旅恋ひのいつもこの頃鳥渡る 阪上多恵子 雨月 201401  
眼の内にレンズ入るる日鳥渡る 今井春生 201401  
信号を待つみじかさや鳥渡る 西岡啓子 春燈 201401  
聖燈に空ラのソケット鳥渡る 松山直美 火星 201401  
大粒の雨に打たれて鳥渡る 高倉和子 201401  
鳥渡るメタセコイアの葉の降つて 杉浦典子 火星 201401  
鳥渡る雲脚早き岬鼻 中野久雄 末黒野 201401  
鳥渡る九十九里浜遥かにす 村田岳洋 ろんど 201401  
鳥渡る空の深さや九十九里 新海英二 春燈 201401  
鳥渡る大和絵めける山つらね 竹内久子 京鹿子 201401  
鳥渡る緘して宛名書き損ず 伊藤五六歩 船団 201401  
鳥辺野の風あらあらと鳥渡る 河野亘子 馬醉木 201402  
濃きコーヒー淹るる夕暮椋鳥渡る 鈴木一恵 末黒野 201402  
大いなる山湖静かや鳥渡る 田村すゝむ 風土 201402  
鳥渡る空に式典ある如し 三木千代 201402  
大海に命さらして鳥渡る 内藤呈念 ホトトギス 201403  
産土やけやき大樹を鳥渡る 山本耀子 絵襖 201404  
六億の毬藻住む湖鳥渡る 大越義雄 璦別冊 201408  
ガラス床の展望回廊鳥渡る 衣斐ちづ子 201410  
鳥渡る日記に誌す一行詩 佐橋敏子 春燈 201411  
鳥渡る舳に揃へ大き靴 浜口高子 火星 201411
鳥渡る太平洋を傾けて 吉永すみれ 風土 201411  
鳥渡るうかつで済まぬ忘れごと 中野さき江 春燈 201412  
白妙の花降るやうに鳥渡る 高野昌代 201412  
多摩川の水底の晴れ鳥渡る 原田しずえ 万象 201412  
膝の上に厚き鞄や鳥渡る 涼野海音 火星 201412  
鳥渡る 土木女 どぼじょ MY箸MY胡椒 鈴木みのり 201412  
佐渡のぞむ展望台よ鳥渡る 宮崎高根 201501  
らふそくは結界の灯鳥渡る 戸栗末廣 201501  
一枚の空を斜めに鳥渡る 立野千鶴子 末黒野 201501  
鳥渡る寺の寄進に名を連ね 内藤静 風土 201501  
鳥渡る弓引き絞る九十九里 内山照久 201501  
この窓は海見えぬ窓鳥渡る 前田貴美子 万象 201501  
肩で泣く少年独り鳥渡る 雨宮桂子 風土 201501  
鳥渡る赤きアーチの霧笛橋 奥田茶々 風土 201501  
病む夫の遠まなざしや鳥渡る 宮本加津代 万象 201501  
鳥渡る蝕の月の端消ゆる刻 當間シズ 万象 201501  
幾年のお帰り・さらば鳥渡る 川南隆 ろんど 201501  
海といふひかりの器鳥渡る 望月晴美 201502  
らふそくは結界の灯鳥渡る 戸栗末廣 201502  
鳥渡る沖より続く海の照り 森清信子 末黒野 201502  
鳥渡る空に式典ある如し 三木千代 201502  
鳥渡る日に日に水面濃くなりぬ 相良牧人 201503  
碑の親しき文字や鳥渡る 松田明子 201504 倉田紘文先生は
教会の開かぬ高窓鳥渡る 大山夏子 201504  
風にのり光にのりて鳥渡る 寺田すず江 明日葉 201505  
妙高の無縫の天や鳥渡る 鈴木静恵 花こぶし 201508  
開港は安政六年鳥渡る 田村すゝむ 風土 201511  
鳥渡る沖を見てゐる少女像 田村すゝむ 風土 201511  
駅長の手旗信号鳥渡る 柴田志津子 201511  
鳥渡る空の潮目に舵を切り 辻美奈子 201511  
断崖は地層の素肌鳥渡る 松井志津子 201511  
鳥渡る生くる力の翼もて 本池美佐子 201511  
雲ひとつなき双耳峰鳥渡る 根岸善雄 馬醉木 201512  
聳てる嶺の幾重に鳥渡る 大上充子 馬醉木 201512  
鳥渡る木馬の眼ぬれてをり 江草礼 春燈 201512  
紛争の絶えざる地球鳥渡る 田中藤穂 あを 201512
鳥渡る十人掛けの大テーブル 種田果歩 201512  
湖へ向く千体仏や鳥渡る 橋添やよひ 風土 201512  
鳥渡る波打ち際は弧を描く 中村洋子 風土 201512  
日蓮の入滅の寺鳥渡る 石井ケエ子 風土 201512  
灯台は海の通ひ路鳥渡る 吉永すみれ 風土 201512  
ままならぬ三行日記鳥渡る 雨宮桂子 風土 201512  
鳥渡る母校は川を一つ越え 中嶋陽子 風土 201512  
乾坤に無限の詩あり鳥渡る 竹下陶子 ホトトギス 201601  
鳥渡る遠き山ほど空に近く 土井三乙 風土 201512  
鳥渡る寺の寄進に名をつらね 内藤静 風土 201512  
鳥渡る手押し喞筒に水溢れ 大上充子 馬醉木 201601  
鳥渡る端山も影を正しけり 小林昌子 馬醉木 201601  
戦没者石碑の修理鳥渡る 椿和枝 201601  
みささぎを貝塚を越え鳥渡る 雨村敏子 201601  
共に行くそれが宿命鳥渡る 江島照美 201601  
レクイエム聴きし帰りや鳥渡る 吉村さよ子 春燈 201601  
鳥渡る入江に小さき水平線 田丸千種 ホトトギス 201602  
岩屋神祀る小島や鳥渡る 斉藤マキ子 末黒野 201602  
神杉の天突く勢鳥渡る 堺昌子 末黒野 201602  
鳥渡るヨットに報道局のロゴ 中嶋陽子 風土 201603  
どの家にも川へ出る階鳥渡る 深川淑枝 201605  
男三瓶を越え女三瓶に鳥渡る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201607  
湾に五つの島に然然(しかじか)鳥渡る 浜福惠 風土 201611  
天空の風の記憶に鳥渡る 山本則男 201611  
鳥渡り終へて夕空のこりけり 林昭太郎 201612  
鳥渡る砥石に水を吸はせれば 林昭太郎 201612  
強右衛門の馳せし山峡鳥渡る 三好千衣子 201612  
鳥渡る地べたに釘を刺す遊び 菊川俊朗 201612  
逆光の武蔵野目がけ鳥渡る 藤代康明 201612  
鳥渡る水の匂へる散居村 小林共代 風土 201612  
朝毎の浜の体操鳥渡る 高橋まき子 風土 201612  
鳥渡る農夫暮色に腰伸ばす 藤岡紫水 京鹿子 201612  
光りつつ鳥渡り来や新娶 西川保子 春燈 201612  
鳥渡る五頭ヶ嶺に雲流るる日 佐藤雄二 万象 201612  
大屋根の反りゆるやかや鳥渡る 神谷さうび 末黒野 201612  
相輪にかかるすぢ雲鳥渡る 上月智子 末黒野 201612  
制空権制海権とや鳥渡る 中川久仁子 201612  
一亭に名代の松や鳥渡る 山本ひろ 雨月 201701  
人類のはびこる星を鳥渡る 高橋将夫 201701  
湖分かつ朝日の帯や鳥渡る 丹羽啓子 馬醉木 201701  
膝抱いて何もなき日や鳥渡る 渡辺やや 風土 201701  
ものなべて一会の思ひ鳥渡る 齋藤晴夫 春燈 201701  
高々と組まれし足場鳥渡る 佐藤博重 春燈 201701  
鳥渡る点から線へ大宇宙 溝渕弘志 六花 201701  
山巓を触るるばかりに鳥渡る 甕秀麿 201701  
暮れそむる茶臼岳を掠め鳥渡る 内海保子 万象 201701  
峡に橋かくるごと鳥渡りけり 三輪敏夫 201612  
青空をたつぷり使ひ椋鳥渡る 森真二 201612  
本棚の板のたわみや鳥渡る 戸栗末廣 201701  
ひらがなの国を平らに鳥渡る 矢崎すみ子 201701  
水の地図眼に持ちて鳥渡る 平松うさぎ 201701  
潮の道見ゆる海原鳥渡る 宮原悦子 雨月 201702  
東京タワー臨む病室鳥渡る 山田閏子 ホトトギス 201702  
大海へ水の蛇行や鳥渡る 矢崎すみ子 201702  
逆しまに見ゆる橋立鳥渡る 福島せいぎ 万象 201702  
鳥渡る村を輪島のお膳売り 中川句寿夫 ここのもん 201705  
鳥渡る峰に残りし狼煙台 西村渾 201711  
鳥渡るどこまでも地球不安なり 本多俊子 201711 鳥渡る→ 1

2017年11月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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