鳥渡る 1    509句

鳥渡る老人ホームのティータイム    山尾玉藻

渡り鳥  鳥渡る  小鳥来る  鳥わたる

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
鳥渡る空より高き廃墟かな
山田弘子
春節
199503
ロマンチック街道
要人を迎へる館鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
199810
母の字に泪の二滴鳥渡る
小澤克己
遠嶺
199811
隠岐になほ沖ノ島あり鳥渡る
松崎鉄之介
199811
万葉の妹山背山鳥渡る
舟木謙居
雨月
199811
三角州の三つの尖りや鳥渡る
林翔
馬醉木
199812
ヨットハーバー閑として鳥渡る
鷹羽狩行
199812
城壁のマラソンロード鳥渡る
川井政子
風土
199812
鳥渡る多喜二の町の喫茶店
布施まさ子
風土
199812
鳥渡る校庭のみな身を反らし
杉浦典子
火星
199901
鳥渡る林檎の蕊が皿の上に
米澤光子
火星
199901
病者らに昨日もけふも鳥渡る
山岸治子
馬醉木
199902
井の底に碧き空あり鳥渡る
八木愁一郎
ぐろっけ
199902
馬刀貝の直立に鳥渡るなり
山尾玉藻
火星
199910
鳥渡る大平洋を友として
関口幹雄
遠嶺
199911
鳥渡る沙漠は海に似しうねり
西村梼子
ぐろっけ
199911
じんべゑ鮫の館の上を鳥渡る
山尾玉藻
火星
199912
燈台の光達距離や鳥渡る
岡本久也
199912
鳥渡る机上に陶の小文鎮
小澤克己
遠嶺
199912
高原の空の広さに鳥渡る
稲畑廣太郎
廣太郎句集
199912
編隊を組み直しつゝ鳥渡る
稲畑廣太郎
廣太郎句集
199912
鳥渡る地に玉入れの玉散らばり
杉浦典子
火星
200001
鳥渡る薄れて墓碑の耶蘇名かな
田中佐知子
風土
200001
ペン先は太さがよろし鳥渡る
柿沼盟子
風土
200001
鳥渡るひたぶるに人恋しきとき
柳生千枝子
火星
200002
公開の離宮の空や鳥渡る
田中佐知子
風土
200002
町ぢゅうに名水の湧き鳥渡る
田中藤穂
水瓶座
200002
みずいろの肉となるまで鳥渡る
三宅やよい
玩具帳
200004
Gパンは空への固執鳥渡る
塩見恵介
虹の種
200005
曇のち晴の二日目鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200010
鳥渡る旅にゐて猶旅を恋ふ
能村登四郎
200011
衣掛の柳ゆたかに鳥渡る
中御門あや
俳句通信
200011
車椅子余生を負ふて鳥渡る
熊谷みどり
いろり
200011
鳥渡る空より何もこぼれざる
佐藤博美
200012
鳥渡る真下夕日の波の群
丹羽啓子
馬醉木
200012
鳥渡る湖の光に導かれ
宮崎直子
200012
齣撮りの8ミリフィルム鳥渡る
土井田晩聖
銀化
200012
鳥渡るあれがボスだよ先頭で
保坂加津夫
いろり
200012
娘等のもぬけの二階鳥渡る
熊谷みどり
いろり
200012
夕焼の影絵となりて鳥渡る
大森井栖女
馬醉木
200101
鳥渡る繋がつてゐし湖ふたつ
曽根田幸子
遠嶺
200101
鳥渡るカナダの空の高きこと
今井久良子
酸漿
200101
鳥渡る文体のたゆたう時も
芹沢愛子
海程
200102
鳥渡る口にころがるかはり玉
吉弘恭子
あを
200102
鳥渡るポツプコーンを頬張れば
小林あつ子
火星
200104
閼伽水に何の花びら鳥渡る
小林あつ子
火星
200104
鳥渡るマニュアル通り行かぬ恋
朝日彩湖
船団
200105
倉庫の町ぶっきらぼうに鳥渡る
児玉硝子
船団
200105
コーヒーのミルク笑いし鳥渡る
中原梓
海程
200106
針やまは縮緬がいい鳥渡る
若森京子
船団
200107
鳥渡るわたくし雨に能登瓦
神蔵器
風土
200110
鳥渡る気配に聡く仰ぎけり
稲畑汀子
ホトトギス
200110
鳥渡る空に夕風立ちそめし
稲畑汀子
ホトトギス
200110
大阪のロックバンドに鳥渡る
山尾玉藻
火星
200110
鳥渡る仰向いて飲む缶コーヒー
田中藤穂
あを
200110
しんがりは少し遅れて鳥渡る
栢森定男
あを
200110
鳥渡る流れ藻多き海となり
能村登四郎
羽化
200110
鳥渡ることをゆるして阿蘇の澄む
鷹羽狩行
200111
ぎいとなる番屋の扉鳥渡る
水原春郎
馬醉木
200111
まなかひにランドマークや鳥渡る
平田紀美子
風土
200111
父の墓に拳を置けば鳥渡る
山尾玉藻
火星
200111
ブロンズは初代院長鳥渡る
横山ひろし
火星
200111
鳥渡る浮世の汚濁意にせざり
保坂加津夫
いろり
200111
鳥渡る乱れてこの世ちりぬるを
熊谷みどり
いろり
200111
暮れどきの列を乱して鳥渡る
熊谷みどり
いろり
200111
鳥渡る水平線を生みつづけ
堀川夏子
銀化
200111
鳥渡る室戸千軒簷つらね
石原義輝
馬醉木
200112
夜明雲湧くかに沖を鳥渡る
岩崎きゑ子
馬醉木
200112
塩ふれば色のさやかに鳥渡る
彌榮浩樹
銀化
200112
鳥渡る大敷網に蜑散らばりぬ
岩木茂
風土
200112
鳥渡る窓辺に古き帽子掛
生田作
風土
200112
岬端の風に声のせ鳥渡る
木下玉葉子
酸漿
200112
リハビリの小窓いつぱい鳥渡る
内藤順子
酸漿
200112
千切れ雲迅き五浦や鳥渡る
岸恒雄
春耕
200112
鍬握る手に唾吹けば鳥渡る
平きよし
春耕
200112
さざ波の阿寒の湖や鳥渡る
石井美代子
遠嶺
200112
鳥渡る奈良のほとけの赤帽子
城孝子
火星
200201
鳥渡る間歇泉の噴きしとき
安達実生子
200201
大いなる渡良瀬川を鳥渡る
小林修水
春耕
200201
鳥渡る波の秀しるき日本海
市橋進
春耕
200201
母在りし近江すぐるに鳥渡る
杉本寛
200201
鳥渡る画布にあふるる鷹ヶ峰
杉本寛
200201
グランドに救護のテント鳥渡る
甲斐遊糸
百鳥
200201
鳥渡る橋より眺む塔の島
原田節子
風土
200201
大小の杜氏の草履鳥渡る
阿部歩流斗
ぐろっけ
200201
よくぞこの東京の空鳥渡る
吉田久子
200202
八十路なほ母への思ひ鳥渡る
渡辺純
京鹿子
200202
椅子深く向きあひをれば鳥渡る
寺田千代子
京鹿子
200202
蒜山の三座快晴鳥渡る
友田直文
200203
ふたりして手酌の夜を鳥渡る
大東由美子
火星
200207
妻と飲む午後のコーヒー鳥渡る
大谷茂
飛白
200208
鳥渡る空によるべのある如く
稲畑汀子
ホトトギス
200210
大漁に空まで異変鳥渡る
鈴鹿仁
京鹿子
200211
佇むこと多き齢や鳥渡る
佐藤よしい
風土
200211
竹の根に守らる古墳鳥渡る
門伝史会
風土
200211
金剛界胎蔵界と鳥渡る
高橋将夫
200211
空腹を翼に乗せて鳥渡る
十見達也
銀化
200211
山深き母の古里鳥渡る
野田光江
雨月
200211
地図に名のなき風岬鳥渡る
泉田秋硯
200212
渦を巻く馬関海峡鳥渡る
中山勢都子
200212
鳥渡る窓際に聴く福祉論
生田恵美子
風土
200212
鳥渡る鰹木の天杉の天
谷和子
200212
比良比叡芯まで晴れて鳥渡る
森ふみ子
遠嶺
200212
鳥渡る余呉の百戸をしるべとし
森ふみ子
遠嶺
200212
鳥渡る猫の足跡縁にあり
長尾あや
築港
200212
もも色の健康保険証鳥渡る
城孝子
火星
200212
貸し馬の眼やさしや鳥渡る
津田経子
火星
200212
鳥渡る斜め使ひの竹箒
小川洋子
帆船
200212
一村を沈めしダム湖鳥渡る
宮原國夫
雲の峰
200212
鳥渡る五体投地の人の列
加藤みき
200212
逆立ちの顔を眞つ赤に鳥渡る
中原道夫
銀化
200212
白墨チョークにてふちどる死体鳥渡る
松本康司
銀化
200212
梵鐘に飛天のをとめ鳥渡る
島玲子
風土
200301
鳥渡る山の端どっと昏れにけり
多田節子
雨月
200301
鳥渡る遠野の風のふた股に
松本恒司
ぐろっけ
200301
鳥渡る棚田のすみの道具小屋
松本恭昂
火星
200302
大寺の朝の説教鳥渡る
野澤あき
火星
200302
大峯の風を捉へて鳥渡る
高野荘司
築港
200302
盆中の富士をめざして鳥渡る
川村紫陽
200302
鳥渡る生者に合はす忌の日取り
平野静
京鹿子
200302
腰掛くるだけのぶらんこ鳥渡る
隅田恵子
雨月
200302
望楼のをみなは卑弥呼鳥渡る
泉田秋硯
鳥への進化
200303
鳥渡る送水管は海の底
陶山泰子
ぐろっけ
200303
鳥渡るセイタカアワダチサウ速し
佐藤喜孝
青寫眞
200304
鳥渡る密かに一樹そよぎけり
小澤克己
遠嶺
200309
鳥渡る書架にまだある工学書
能村研三
200309
わが行手よぎる影あり鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200310
鳥渡る空は平和でありにけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200310
鳥渡る一池のみの館跡
小澤克己
遠嶺
200310
声明の流るる高野山鳥渡る
中山勢都子
200311
脇本陣卯建をかすめ椋鳥渡る
田中英子
200311
流れ藻は潮の裳裾よ鳥渡る
延広禎一
200311
荒草も夕景のうち鳥渡る
高野美佐子
雲の峰
200311
見えて来し岬の向かう鳥渡る
野中亮介
馬醉木
200312
潮入りの湖に関跡鳥渡る
渕上千津
200312
噴煙は山の息づき鳥渡る
小林久雄
200312
ふいに影濃く見ゆる日よ鳥渡る
高橋あさの
200312
風通すだけの形見よ鳥渡る
小林信江
200312
座に近く防災マップ鳥渡る
田中矢水
遠嶺
200312
さよならの手が固まつて鳥渡る
高橋澄子
200312
鳥渡る伸びては縮み銭の笊
戸田春月
火星
200312
峡畑の石のいろいろ鳥渡る
浜口高子
火星
200312
金メダルジヨギングロード鳥渡る
柴田久子
風土
200312
鳥渡るころや人には故山あり
水野恒彦
200312
水底の空の真青や鳥渡る
矢崎すみ子
200401
鳥渡る佐渡見て暮色深めたる
佐藤よしい
風土
200401
鳥渡る銀河高原の赤ポスト
下山田美江
風土
200401
生涯に三つの名字鳥渡る
鈴木えり子
百鳥
200401
鳥渡る道ありぬべし山の肩
阪上多恵子
雨月
200401
鳥渡る父の知らざる古稀を生き
阪上多恵子
雨月
200401
屋上の大駐車場鳥渡る
田中敬
200401
見なれたる川の流れや鳥渡る
豊田作二
遠嶺
200401
山頂の弥陀へ賽銭鳥渡る
有島夛美
河鹿
200401
鳥渡るこの組織図のあたらしき
大東由美子
火星
200401
殿のすこし後れて鳥渡る
中島霞
ぐろっけ
200401
飛鳥路の石は語部鳥渡る
長谷英夫
馬醉木
200402
焼岳の煙はるかや鳥渡る
筏愛子
200402
忽然と湧き蒼天を鳥渡る
前田陽子
200402
鳥渡る海に向きたる大時計
戸栗末廣
火星
200402
畑のもの燃やす烟や鳥渡る
雨村敏子
200402
金剛の石の音なり鳥渡る
本多俊子
200402
カルデラに決壊の跡鳥渡る
矢崎すみ子
200402
鳥渡る鳳作句碑の海碧く
山本康夫
200403
一キロは歩ける距離よ鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200409
朝空を一瞬暗め鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200410
朝かげを川に落して鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200410
舞台屋根反りを大きく鳥渡る
栗原梅子
対岸
200410
鳥渡る吸呑みに口尖らせて
菊地光子
200411
富津岬いよいよ尖り鳥渡る
福井隆子
対岸
200411
赤銅の流れとなりて鳥渡る
高橋将夫
200411
新刊書山積みにあり鳥渡る
太田佳代子
春燈
200412
目で合図交す楽団鳥渡る
瀬下るか
200412
鳥渡る白雲館の鉄扉かな
高橋将夫
200412
宿無しのイエス主従や鳥渡る
谷山桃村
草の花
200412
白々と間欠泉や鳥渡る
三村武子
酸漿
200412
一途なる横顔残し鳥渡る
佐々木しづ子
酸漿
200412
鳥渡る運動場の万国旗
伊藤多恵子
火星
200412
次の世へ渡すものあり鳥渡る
村越化石
200412
きはやかに飛騨の峰々鳥渡る
高野清風
春耕
200412
冠雪の富士遠景に鳥渡る
鎌倉喜久恵
あを
200412
木曾谷へ傾ぐ単線鳥渡る
大沢美智子
200501
鳥渡る潮目さだかに日の射して
佐久間由子
200501
日本に富士の名いくつ鳥渡る
代田幸子
200501
鳥渡る合掌姿の地蔵岩
木暮剛平
万象
200501
父の名の彫られし鍬や鳥渡る
佐藤哲
万象
200501
島畑に据わる肥甕鳥渡る
淵脇護
河鹿
200501
縄文の青空ありて鳥渡る
高橋瑛子
河鹿
200501
新調の眼鏡の中を鳥渡る
坂口美代子
河鹿
200501
夫好きなアボカド熟し鳥渡る
内堀京子
河鹿
200501
白山の雲はらふ天鳥渡る
金山藤之助
200501
弓なりの九十九里浜鳥渡る
峰尾秀之
200501
浅間噴き浚はるるごと鳥渡る
岡田貞峰
馬醉木
200501
海彦が古墳の主や鳥渡る
深澤鱶
火星
200501
鳥渡る山毛欅のうつろの千手仏
江崎成則
栴檀
200501
通勤の波にさからひ鳥渡る
藤井智恵子
百鳥
200501
鳥渡る検問所なき国境
瀬崎憲子
百鳥
200501
鳥渡る上昇気流乗りゐたり
塩川雄三
築港
200501
街道に残る船宿鳥渡る
北瀬照代
築港
200501
郷愁の山河はるかに鳥渡る
徳田正樹
河鹿
200502
鳥渡るいのちのこゑの放浪記
九万田一海
河鹿
200502
鳥渡る声より消えてゆきにけり
塙告冬
ホトトギス
200503
巌窟に鎮海の神鳥渡る
柴田由乃
風土
200504
返照のまぶしき海や鳥渡る
渡辺淳子
八千草
200504
うすらひの意外にこはし鳥渡る
狹川青史
馬醉木
200504
水の辺の大き靴跡鳥渡る
山尾玉藻
火星
200510
茜雲千切るる果や鳥渡る
閏間昌文
百鳥
200510
島影は北方領土鳥渡る
中村龍徳
200511
湿原に水門二つ鳥渡る
山本耀子
火星
200511
鳥渡る柱のありし貝と家
小澤克己
遠嶺
200511
鳥渡る淀にありける照り翳り
瀬戸悠
風土
200511
いつ氣には登れぬ坂や鳥渡る
芝尚子
あを
200511
鳥渡る目指しゆく地を目の底に
鵜戸千惠
河鹿
200512
鳥渡るからくれなゐの夕空を
室伏みどり
雨月
200512
城壁に足場の組まれ鳥渡る
松山直美
火星
200512
明石町居留地跡や鳥渡る
下山田美江
風土
200512
湘子亡き沖せつせつと鳥渡る
安達実生子
馬醉木
200601
古仏壇焼却供養鳥渡る
有田蟻太
200601
海へ向く病室の窓鳥渡る
荏原徹
対岸
200601
校庭に開墾の碑や鳥渡る
鈴木綾子
百鳥
200601
鳥渡る復旧遅々と村の橋
大海いつ子
百鳥
200601
鳥渡る超高層群無色にし
高橋道子
200601
大阪城炎上見し山鳥渡る
岩田都女
風土
200601
千頭の水牛の背ナ鳥渡る
雨村敏子
200602
京へ旅草津のあたり鳥渡る
水野町子
四葩
200602
鳥渡る煙の移り行くごとく
宮津昭彦
200602
鳥渡る気配に道をあける雲
小野寺節子
風土
200602
鳥渡るダイブ一式婚の荷に
芦川まり
八千草
200604
潮騒や顎それぞれ鳥渡る
岩月優美子
200608
晴耕をたのしみをれば鳥渡る
山仲英子
200609
鳥渡る空を旅路の帰路として
稲畑汀子
ホトトギス
200610
鳥渡る一群二群高速路
稲畑汀子
ホトトギス
200610
転勤の話突然鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200610
スケジュールあるかに今日も鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200610
鳥渡る山尖つて来りけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200610
鳥渡る隅田の流れ母として
稲畑廣太郎
ホトトギス
200610
黒髪の残る洗骨鳥渡る
小林朱夏
200610
京浜に震度4あり鳥渡る
竹内弘子
あを
200610
かの雲のあたり白山鳥渡る
石垣幸子
雨月
200611
鳥渡る出土鏃の千々のこゑ
坂ようこ
200611
夕波に打ち臥す淡路島あわじ鳥渡る
友田直文
200612
藪漕ぎを抜けたる空を鳥渡る
中村翠湖
馬醉木
200612
鳥渡るカルテの厚み増しにけり
吉田政江
200612
鳥渡る小花買ひゐる道の駅
横田初美
春燈
200612
昔手形今パスポート鳥渡る
山口地翠
春燈
200612
夢の世を真一文字に鳥渡る
高橋将夫
200612
遠富士に顎突き出して鳥渡る
柴田久子
風土
200612
かみ・しもと呼べる集落鳥渡る
中田みなみ
200612
鳥渡る無防備な腹曝しつつ
泉田秋硯
200701
鳥渡る千曲川波尖り初め
安達実生子
馬醉木
200701
鳥渡る袖卯建にも鯱飾り
山下佳子
馬醉木
200701
水平線のサハリン淡し鳥渡る
江草礼
春燈
200701
紙カップで飲むコーヒーや鳥渡る
陳錫恭
春燈
200701
村はづれに茶房開店鳥渡る
大泉美千代
雨月
200701
梵鐘の音やはらかに鳥渡る
大井彌雨
雨月
200701
鳥渡るわが国鉄道発祥地
及川澄江
風土
200701
長崎
子のぬくき泪拭ふや鳥渡る
渡邉友七
あを
200701
天平の甍の反りや鳥渡る
山口順子
200702
夕茜塔を影絵に鳥渡る
池田倶子
雨月
200702
暮れ方は風の街なり鳥渡る
木内憲子
200702
鳥渡るところずんずんあをぞらに
冨田正吉
200702
メール来る時差七時間鳥渡る
池崎るり子
六花
200704
鳥渡る現し身に時流れゆく
瀬戸悠
風土
200710
風呂敷をほどけば能登や鳥渡る
土井田晩聖
万事
200711
さまざまな思ひを胸に鳥渡る
高橋将夫
200711
欠航のまだ続く空鳥渡る
北川英子
200711
湖へ撞く三井の晩鐘鳥渡る
山下佳子
200712
遠き日の手旗通信鳥渡る
有田蟻太
200712
戒名のなじめぬ位牌鳥渡る
さのれいこ
春燈
200712
北前船栄えし北上川きたかみ鳥渡る
小田切明義
春燈
200712
朝礼の列は背の順鳥渡る
林昭太郎
200712
この岬の先はサハリン鳥渡る
七種年男
200712
鳥渡る蒔絵小笛がルーブルヘ
林日圓
京鹿子
200712
子午線の標準時計鳥渡る
宇賀英二
火星
200712
わが死後も女系つづくか鳥渡る
澤田緑生
馬醉木
200801
蒼穹の破片零しつ鳥渡る
東良子
遠嶺
200801
銅屋根のくすむ歳月鳥渡る
後藤眞由美
春燈
200801
容赦なく沖へ引く潮鳥渡る
都丸美陽子
春燈
200801
飯盒の凹み揃へば鳥渡る
小林成子
火星
200801
おだやかな波の岬を鳥渡る
細川コマヱ
雨月
200801
舞洲の丘の夕暮鳥渡る
廣瀬義一
雨月
200801
丁字屋の筆太のれん鳥渡る
柴田久子
風土
200801
叡山は親しき高さ鳥渡る
三好千衣子
200801
鳥渡る近江路なべて湖に沿ひ
三好千衣子
200801
太陽ははるかな孤島鳥渡る
掛井広通
200801
鳥渡る菓子屋の多き蔵の街
山田春生
万象
200801
鳥渡る空のどこかが綻びて
中山三渓
200801
電子音地上に溢れ鳥渡る
西口万佐子
200801
鳥渡る八達嶺の男坂
田中敬
200802
鳥渡るV字編隊空高く
渡邊由江
200802
一途さを空に残して鳥渡る
長山あや
ホトトギス
200802
みづうみに朝の島影鳥渡る
安部和子
雨月
200802
砂の海の空の深さを鳥渡る
大西裕
酸漿
200802
捕虜住みし街の教会鳥渡る
岡田伊勢子
200803
薩南の断崖の島鳥渡る
山田富朗
遠嶺
200803
鳥渡る運動場に茣蓙ある日
山田美恵子
火星
200803
鳥渡る夕べ我にも翼欲し
東良子
首座星
200804
コンセント抜けかけたまま鳥渡る
坪内稔典
坪内稔典句集U
200804
見上げたる大樹の上を鳥渡る
永原朱
200805
継ぎ足しのプラットホーム鳥渡る
宮崎すみ
神々の交信
200808
歩きつつ指折る僧に鳥渡る
城孝子
飛火野
200808
大川は江戸のまほろば鳥渡る
稲畑廣太郎
ホトトギス
200810
この晴を告ぐる羽音や鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200810
我が旅路今日は東へ鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
200810
すゐとんの昭和は遠し鳥渡る
竹貫示虹
京鹿子
200810
ダブルスの雁行陣や鳥渡る
陳錫恭
春燈
200811
雑踏の中のさみしさ鳥渡る
ほんだゆき
馬醉木
200811
黄に燃ゆる庄内平野鳥渡る
山田暢子
風土
200811
高嶺はや白絹まとひ鳥渡る
秋葉雅治
200811
大琵琶の空ひろびろと鳥渡る
山口順子
200812
行けど行けど直線ロード鳥渡る
有田蟻太
200812
鳥渡る師への便りを持たせたし
大槻きみ
200812
鳥渡る青きさざなみピカソ展
今城あき子
炎環
200812
鳥渡る姉と別れの通夜の経
杉本貞
炎環
200812
鳥渡る明石正午の時計台
宮島宏子
200812
鳥渡る愚陀仏庵の畳かな
飯塚ゑ子
火星
200812
鳥渡る隊伍に乱れなかりけり
高谷栄一
200901
ひと筆を入れたき空や鳥渡る
千坂美津恵
200901
一碧の海峡の天鳥渡る
中村恭子
200901
貧富の差などなき天を鳥渡る
酒井秀穂
炎環
200901
小鳥渡るまだ遊ぶ気のベレー帽
渡辺昭
200901
鳥渡る空へ弓引く九十九里
松本圭司
200901
すめらぎは漏刻の祖や鳥渡る
門伝史会
風土
200901
鳥渡る百万年の波状岩
橋添やよひ
風土
200901
青島四句
空想の旅は自在や鳥渡る
小林リン
春燈
200901
石畳の赤の広場や鳥渡る
木暮剛平
万象
200901
葉を脱ぎし木より瞑想鳥渡る
仲井多美江
京鹿子
200901
山腹へ登りゆく町鳥渡る
梶浦玲良子
六花
200901
俳人の手紙三行鳥渡る 
岩岡中正
ホトトギス
200902
鳥渡る得点板に並ぶ零
松野睦子
遠嶺
200903
この里に住みて半生鳥渡る
園多住女
雨月
200903
鳥渡る伊能図ここに始まると
久本久美子
春燈
200903
子の肩に久しく触れず鳥渡る
佐藤信子
佐藤信子集
200905
濃くなりし浅間の煙鳥渡る
山本喜朗
雨月
200905
出荷待つ樺の木材鳥渡る
林和子
万象
200908
鳥渡る大川といふ褥かな
稲畑廣太郎
ホトトギス
200910
路地裏の細き空さへ鳥渡る
谷澤秀子
200911
リング真つ白な四角や鳥渡る
西川火尖
炎環
200911
病室の一枚ガラス鳥渡る
木村公子
花貝母
200911
鳥渡る拡大鏡の下の地図
小林共代
風土
200911
八ヶ嶺の高きに合はせ鳥渡る
杉本光祥
200101
鳥渡る霞ヶ関に離宮跡
鳥居秀雄
200101
鳥渡る火照り残りし耕耘機
鶴見遊太
200101
鳥渡るいま出来立ての一俳誌
小澤克己
遠嶺
200911
風を待つ発電風車鳥渡る
栗原公子
200911
鳥渡る時間を積みて貨物船
古屋元
200911
拝啓と打つて改行鳥渡る
井原美鳥
200911
鳥渡るますほ小員に舎利のいろ
水谷洋子
200911
海道を西へ七里よ鳥渡る
水谷洋子
200911
野が抱く沼のいくつや鳥渡る
斎藤道子
馬醉木
200912
鳥渡る聖堂の鐘競ふ空
泉田秋硯
200912
鳥渡る平城京の礎石跡
米山喜久子
200912
星辰の軌道ゆるがず鳥渡る
千田百里
200912
マリーナは海のふところ鳥渡る
松井志津子
200912
己が眼の色の湖へと鳥渡る
七種年男
200912
エンタシスの母校図書館鳥渡る
卜部黎子
春燈
200912
鳥渡る宇宙のひかり身にまとひ
上原恒子
雨月
200912
鍬の手を休めてをれば鳥渡る
水谷靖
雨月
200912
雲間より現るる甲斐駒鳥渡る
菅野日出子
末黒野
200912
黎明の茜の空や鳥渡る
岡野里子
末黒野
200912
鳥渡るますほ小貝に舎利のいろ
水谷洋子
200912
裁ち板に篦あと無数鳥渡る
竹内弘子
あを
200912
自由とやこの大空を鳥渡る
宮崎左智子
201001
東京タワーの目線はるかや鳥渡る
泉田秋硯
201001
久闊を叙しつつ握手鳥渡る
野中啓子
201001
鳥渡る池塘一抹暮れ残り
岡田貞峰
馬醉木
201001
鳥渡る真青の空を眩しめり
瀬戸峰子
春燈
201001
一天の綻びなきを鳥渡る
瀬戸峰子
春燈
201001
墓碑銘に脱藩の文字鳥渡る
片山博介
春燈
201001
頬杖の頬が冷たし鳥渡る
柳生千枝子
火星
201001
鳥渡る鍛冶の火花の上がる町
浜口高子
火星
201001
山頂の郵便ポスト鳥渡る
岡村尚子
火星
201001
鳥渡る仏壇の酒買ひにゆく
宮川みね子
風土
201001
しんがりはつかず離れず鳥渡る
門伝史会
風土
201001
針千本飲ます指切り鳥渡る
高村令子
風土
201001
鳥渡る空師は空を整へて
服部早苗
201002
白じろと泡生む礁鳥渡る
小川玉泉
末黒野
201002
黒潮の海を眼下や鳥渡る
岡田史女
末黒野
201002
山巓に迫る茶畑鳥渡る
菅野日出子
末黒野
201002
島国の中に島々鳥渡る
能美昌二郎
201002
隣国に花札流行り鳥渡る
陶山泰子
ぐろっけ
201002
教へ子のひとりは役者鳥渡る
岬雪夫
201003
鳥渡る水の匂ひを辿るかに
山下美典
ホトトギス
201003
鳥渡る海の光を曳きながら
細島孝子
末黒野
201003
湖の群青深め鳥渡る
森清尭
末黒野
201004
懐に弔句空には鳥渡る
岩岡中正
ホトトギス
201005
喪の旅のこゑもこぼさず鳥渡る
岩岡中正
ホトトギス
201005
鳥渡る越の国原散居村
定梶じよう
あを
201008
鳥渡るわれは羅馬へわたりたし
千田百里
201011
コック帽に高低のあり鳥渡る
城孝子
火星
201011
鳥渡る瑠璃色深き山上湖
山本雅子
馬醉木
201012
鳥渡る等間隔に並ぶ椅子
千田敬
201012
本郷に尾根や峠や鳥渡る
鳥居秀雄
201012
鳥渡る磯馴の松に径尽きて
松本三千夫
末黒野
201012
思ひ出す事も供養や鳥渡る
松田泰子
末黒野
201012
吾生きて雨戸開くれば鳥渡る
泉田秋硯
201012
台風の余波に逆らひ鳥渡る
金山藤之助
201012
峡の空影が影追ひ鳥渡る
川崎光一郎
京鹿子
201012
珈排の香れるヒュッテ鳥渡る
松井倫子
火星
201012
鳥渡る夕日の残る屋敷森
本多慶子
万象
201012
涯まで光となりて鳥渡る
コ田千鶴子
馬醉木
201101
弔ひて
鳥渡る脳中ナビに差図され
泉田秋硯
201101
妍競ふ北信三山鳥渡る
井口淳子
201101
鳥渡る船改装のレストラン
森清信子
末黒野
201101
灯台を仰げば沖や鳥渡る
大竹淑子
風土
201101
鳥渡る空に高さのありにけり
浅田光代
風土
201101
関跡に潮騒かすか鳥渡る
小林洋子
万象
201101
鳥渡る水の地球は本当か
細川洋子
201101
鳥渡る天守を持たぬ天守台
林昭太郎
201101
東御苑吟行
鳥渡る洋の名分かつ喜望峰
杉本光
201101
手を握るだけの見舞や鳥渡る
小澤利子
201101
夫のあり光る川あり鳥渡る
辻本俊子
京鹿子
201101
鳥渡る夕陽のなかの近江富士
竹下道子
京鹿子
201101
伊良湖岬神島めざし鳥渡る
奥村眞人
雨月
201101
ボジョレーの解禁日なり鳥渡る
森山のりこ
あを
201101
比良比叡つなぐ蒼天鳥渡る
北川キヨ子
201102
鳥渡る二川合流するところ
島谷征良
風土
201102
鳥渡る空整ひて湖中句碑
小林和子
風土
201102
二川合ふ堰の高鳴り鳥渡る
浅野香澄
京鹿子
201102
荒々と犬吠埼や鳥渡る
岡田史女
末黒野
201102
西塔のかがやく中を鳥渡る
志方章子
六花
201103
鳥渡る社二つの国境
小林洋子
万象
201104
休み茶屋に水にほひけり鳥渡る
有賀昌子
やぶれ傘
201104
夕照の天の香具山鳥渡る
石黒興平
末黒野
201104
一枚の岩立つ岬鳥渡る
大地真理
201105
鳥渡る別れの一語胸に重し
成瀬櫻桃子
成瀬櫻桃子俳句選集
201105
日かげりし仁徳陵や鳥渡る
助口もも
火星
201106
六甲の全貌とらへ鳥渡る
稲畑汀子
ホトトギス
201110
整然として鳥渡る夕かな
稲畑汀子
ホトトギス
201110
鳥渡るスカイツリーを遠回り
井口淳子
201111
がれきと云ひ瓦礫と書きぬ鳥渡る 井上信子 201111  
若きらは影もしなやか鳥渡る 安立公彦 春燈 201112 我孫子
閻魔堂に男と女鳥渡る 城孝子 火星 201112  
一力の門の屋根替へ鳥渡る 山本耀子 火星 201112  
鳥渡る段々畑のゆみなりに 松井倫子 火星 201112  
鳥渡る絵手紙いつも桜島 奥田順子 火星 201112  
鳥渡る山河づきづき傷だらけ 北川英子 201112  
天空に抜け道なかり鳥渡る 細川洋子 201112  
白樺に影なき真昼鳥渡る 小林輝子 風土 201112  
ふるさとは今ゐるところ鳥渡る 石井秀一 風土 201112  
大橋の影はむらさき鳥渡る 笹村政子 六花 201112  
はらからの遠のく便り鳥渡る 藤沢秀永 201201  
指先に測る酸素量鳥渡る 神蔵器 風土 201201  
鳥渡る石のひとつが八百比丘尼 岩木茂 風土 201201  
鳥渡る停泊船は水を吐く 田村すゝむ 風土 201201  
耳成山みみなしを起こさぬやうに鳥渡る 雨宮桂子 風土 201201  
鳥渡り後尾ほつるる飛行雲 中島霞 ぐろっけ 201201  
萱葺の反りを仰げば鳥渡る 藤田かもめ ぐろっけ 201201  
京近き山仰ぎゐて鳥渡る 川下明子 雨月 201201  
鳥渡る薄商ひの兜町 林昭太郎 201201  
錆び初めし蔵王連山鳥渡る 佐川三枝子 201202  
湖へ開く関所の柵や鳥渡る 森清堯 末黒野 201202  
富士望む湖を斜めに鳥渡る 内藤庫江 末黒野 201202  
空の道幾つあるのか鳥渡る 副島いみ子 ホトトギス 201204  
一陣の羽音樹海へ鳥渡る 宮崎正 ホトトギス 201204  
鳥渡る自己紹介に病歴も 小林朱夏 201205  
堂々とかたむく斜塔鳥渡る 石川笙児 馬込百坂 201206  
先頭の一羽の勇気鳥渡る 須賀充子 パミール越え 201206  
六甲の山並低し鳥渡る 稲畑汀子 ホトトギス 201210  
字護る地蔵の笑みに鳥渡る 鈴鹿仁 京鹿子 201210  
富士の名のよき山いくつ鳥渡る 鈴鹿仁 京鹿子 201210  
大航海時代も今も鳥渡る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201211  
百人一首の切手銀色鳥渡る 藤兼静子 201111  
一湾の胎内に鳥渡りけり 安居正浩 201211  
天平の釘の複製鳥渡る 辻前冨美枝 201211  
梲ある宿場一筋鳥渡る 酒井秀郎 返り花 201211  
体内に世界地図持ち鳥渡る 太田良一 末黒野 201211  
三百の磴のぼり来て鳥渡る 柴田久子 風土 201212  
鳥渡る埴輪の口の冥く開け 柴田久子 風土 201212  
夕富士の濁点となり鳥渡る 安田とし子 ぐろっけ 201212  
空に波作り万羽の鳥渡る 齊藤實 201212  
人間に子別れは無し鳥渡る 東良子 201212  
鳥渡る武尊渡海の紺深め 石崎和夫 201212  
荒波に傷みし諸島鳥渡る 中山皓雪 201212  
視野検査受くる暗室鳥渡る 波田美智子 火星 201212  
鳥渡る青く輝く地球ありや 川南隆 ろんど 201212  
鳥渡る座せば草の香潮の香 坂場章子 201301  
雲にまた波間ありけり鳥渡る 成田美代 201301  
富士在ればこその大空鳥渡る コ田千鶴子 馬醉木 201301  
鳥渡る行く術もなき老い一人 森谷達三 春燈 201301  
鳥渡る墓碑銘は森林太郎 橋添やよひ 風土 201301  
中京に本籍を置き鳥渡る 橋添やよひ 風土 201301  
仏訪ふ旅の道なり鳥渡る 浜福惠 風土 201301  
鳥渡る日田の名水汲みをれば 工藤はるみ 風土 201301  
鳥渡る武蔵造りし船台を 水木沙羅 201301  
鳥渡る石を乗せたる時刻表 菊川俊朗 201301  
龍馬像のはるけき視線鳥渡る 高田風信子 京鹿子 201301  
湿原の小さき貝塚鳥渡る 玉田瑞穂 万象 201301  
名も知らぬ山河の多し鳥渡る 村田岳洋 ろんど 201301  
鳥渡る東寺の塔に日の残り 廣畑忠明 火星 201301  
竹島が父の生国鳥渡る 堀志皋 火星 201301  
鳥渡りショーウィンドーの中に人 師岡洋子 ぐろっけ 201301  
鳥渡る子の綾取りの川の上 外山節子 末黒野 201301  
名を変へて広き川幅鳥渡る 今泉あさ子 末黒野 201301  
行商が荷をひと揺すり鳥渡る 定梶じょう あを 201301  
ヘリの列行方はいづこ鳥渡る 早崎泰江 あを 201301  
看板は昔の女優椋鳥渡る 柴田志津子 201301  
湖国とは山国にして鳥渡る 三村純也 ホトトギス 201302  
鳥渡り了へたる空の濁りかな 大場町子 馬醉木 201302  
晴れ晴れと戦場ヶ原鳥渡る 黒滝志麻子 末黒野 201302  
鳥渡る天寿とありし喪の知らせ 川村嘉章 ぐろっけ 201302  
グラシン紙に透けし背文字や鳥渡る 雨村敏子 201302  
手庇に脇の淋しさ鳥渡る 奥田筆子 京鹿子 201303  
残照の豊後水道鳥渡る 斉藤マキ子 末黒野 201304  
鳥渡る呑みこむ言葉こぼしけり 鈴鹿百合子 猫贔屓 201305  
鳥渡るために晴れたる空のあり 稲畑汀子 ホトトギス 201310  
鳥渡りきて山川のととのへり 豊田都峰 京鹿子 201311  
鳥渡りきては野山の点睛なる 豊田都峰 京鹿子 201311  
鳥渡る丹後王国墳に見て 田中佐知子 風土 201311  
鳥渡るポストに落とす旅便り 布村松景 春燈 201311  
車座を鼎座を小鳥渡りけり 山尾玉藻 火星 211310 鳥渡る→2

2015年11月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。