新 月          22句

新月や万年雪の稜線に    小松健一

初月  二日月  三日月  眉月  新月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
月を見むにも新月は明日にして 大橋敦子 雨月 199911
新月や古城は浪の音ばかり 磯野たか 風土 200012
新月や小さき渦生む潟の石 鳴海清美 六花 200201
旅長し新月何時しか満月に 小田知人 ぐろっけ 200306
新月の存在花火済みし天 泉田秋硯 200311
新月を仰ぐ夜店の小暗がり 藤井昌治 200312
三五夜中を新月光の少女(をとめ)ゆく 林翔 200510
新月を待ちて般若の舞ひ始む 岩淵彰 遠嶺 200601
新月を窓に望みてジャズを聴く 丸山勝利 遠嶺 200602
新月の言葉少なになりにけり 竹内悦子 200702
新月や若狭の魚の寝静まる 谷岡尚美 200711
新月や「一文字手水」水満たす 大竹淑子 風土 201012
新月や外湯に向かふ下駄の音 太田良一 末黒野 201412
雨雲をぬぎすて新月三日かな 佐藤恭子 あを 201503
凛として母新月に旅立ちぬ 原田達夫 箱火鉢 201511
新月を盃にのせ掌にのせ 佐藤きょうこ あを 201602
月見酒満月もまた新月も 加藤みき 201701
新月を確と見てゐる心の目 稲畑廣太郎 ホトトギス 201706
新月や昴・土星の観測会 赤座典子 あを 202111
新月や海鳴り遠くより来る 内藤静 風土 202112
新月の空木星に統べられて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202209

 

2022年9月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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