作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
落蝉や軽く叩きて力石 | 成田美代 | 鴫 | 201411 |
落蝉の日がな一日足掻きけり | 荒木甫 | 鴫 | 201411 |
落蝉の鎧ひしままに息絶える | 相良牧人 | 鴫 | 201411 |
落蝉の所構はぬ裏返し | 松本文一郎 | 六花 | 201411 |
もう登れぬと落蝉に声かくる | 川村文英 | ろんど | 201412 |
落蝉をせめても土に移しやる | 大橋胱 | 雨月 | 201510 |
落蝉の鳴き尽したる軽さかな | 磯野しをり | 雨月 | 201510 |
落蝉の胸塩こごり切なさよ | 飛高隆夫 | 万象 | 201511 |
落蝉の終のひと声絞りたる | 西村しげ子 | 雨月 | 201511 |
落蝉の百の掴みし虚空百 | 高橋道子 | 鴫 | 201511 |
息かけて落蝉幹に戻しけり | 久染康子 | 沖 | 201511 |
落蝉も二三初秋の庭のもの | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201608 |
落蝉の四肢をたためる祷りかな | 熊川暁子 | 槐 | 201611 |
落蝉をあはや踏まんと足とどめ | 久保晴子 | 雨月 | 201612 |
空蝉と落蝉並ぶ古城址 | 藤田美耶子 | 槐 | 201612 |
落蝉のちちと一声宮の磴 | 土田亮 | 末黒野 | 201612 |
落蝉を埋めし庭隅草青む | 飛高隆夫 | 万象 | 201705 |
落蝉に動かぬものと動くもの | 佐藤喜孝 | あを | 201705 |
落蝉のもがき力の尽きてなほ | 能村研三 | 沖 | 201710 |
落蝉の命終のこゑ聴きにけり | 永峰久比古 | 馬醉木 | 201710 |
落蝉を抓めば胸を震はせり↓ | 荒木甫 | 鴫 | 201711 |
あふむけに落蝉まなこ閉ぢてやる | 井上菜摘子 | 京鹿子 | 201711 |
指先にしがみ付きくる落蝉よ | 永田万年育 | 六花 | 201711 |
踏むまじと拾ふ落蝉じいと鳴く | 宮田千優 | 京鹿子 | 201712 |
落蝉をはうむり埋めし鉢の土 | 藤波松山 | 京鹿子 | 201712 |
落蝉に自転車の列乱れけり | 岩藤礼子 | やぶれ傘 | 201710 |
落蝉を伺ひにくる蟻もなし | 山田六甲 | 六花 | 201809 |
落蝉の絶えきれぬ声地にこぼし | 伊藤希胎 | 京鹿子 | 201810 |
落蝉をそつと乗せたる三輪車 | 大沢美智子 | 沖 | 201811 |
落蝉のばたつかせゐる命かな | 笹村政子 | 六花 | 201911 |
落蝉の声の欠片を拾ひけり | 住田千代子 | 六花 | 201912 |
落蝉をゴミと捨てたる朝かな | 秋山信行 | やぶれ傘 | 202010 |
落蝉と空蝉並びありにけり | 永田万年青 | 六花 | 202011 |
落蝉の風に吹かれて起き上がる | 杉本薬王子 | 風土 | 202011 |
落蝉の天へ向く腹見開く眼 | 瀬戸薫 | 風土 | 202102 |
落蝉や三階五階外階段 | 篠田純子 | あを | 202110 |
落蝉や命のぬくみ日にかへす | 三輪桜花 | 京鹿子 | 202111 |
落蝉や世の七曜を垣間見て | 塙誠一郎 | 沖 | 202211 |
落蝉の頭支点に回り出す | 吉田葎 | 空 | 202211 |
落蝉→ 1 |
2023年8月21日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。