落 葉 9     100句

落葉ふんで逃げゆく鶏や無縁墓地     赤城さかえ

朴落葉 柿落葉 桜落葉 銀杏落葉 松落葉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
青落葉流れし川に犬洗ふ 竹中一花 200509  
日の下に端山群山落葉せり 瀧春一 菜園 200509  
霜けむり身にあたたかく落葉ふむ 瀧春一 菜園 200509 山深く
落葉ふりつくす谷底の道と家 瀧春一 菜園 200509  
幾年を見継ぎし松の落葉して 志奈禮子 万象 200510  
倒木に落葉降り積むばかりかな 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
掃く落葉残す落葉も庭のもの 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
被災地の消息落葉降る中に 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
この苑の落葉しぐれを見よとこそ 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
落葉先立てて来る風ある順路 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
朝の雨止んではじまる落葉かな 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
落葉降る高さ落葉の舞ふ高さ 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
少しまろび少し待ちゐる風落葉 田所節子 涼しき嵩 200511  
おんころころそわかそわかと落葉かな 犬塚芳子 200511  
落葉触れ目を細めたる麿崖仏 水田清子 200511  
風に遊ぶ三千院の落葉かな 水田清子 200511  
古戦場落葉の嵩に風動く 尾辻のり子 河鹿 200512  
帚草こぼす落葉を風が掃く 有吉桜雲 200512  
落葉積む中より立ちて道標 田中春生 200512  
落葉踏み山荘の鍵開けて入る 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
よべ荒れて庭の落葉を尽しけり 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
注意札貼つて落葉の庭案内 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
落葉焚歌つて聞かす櫻道 久本久美子 春燈 200512  
落葉掃く夢二のへのへの茂次郎橋 松崎鉄之介 200512  
落葉踏む追尾されゐるやも知れず 伊藤白潮 200512  
童謡の小径たどれば鳴る落葉 熱田素子 築港 200512  
落葉径みんなで行けば恐くなし 堀内一郎 あを 200512  
落葉にも悲あり愁あり悦もあり 林翔 馬醉木 200601  
落葉踏みつつ胸中のシューベルト 藤井寿江子 馬醉木 200601  
潮満ちて落葉の町を映すかな 今瀬剛一 対岸 200601  
座敷跡居間跡落葉転がれる 今瀬剛一 対岸 200601  
彩りに落葉を敷けり地下茶房 宮川典夫 200601  
通りやんせの落葉の小径子ら遊ぶ 木暮剛平 万象 200601  
陵へ母を伴ふ落葉どき 三井公子 酸漿 200601  
降りそそぐ庭の落葉へ新箒 中村輝子 酸漿 200601  
掌の埃つぽくて落葉どき 中村智恵子 200601  
落葉の香杜のどこかに師のゐるはず 福地初江 200601  
落葉焚く匂ひなつかし寺の町 芝尚子 あを 200601  
幾そ度媼の笑みと落葉径 吉弘恭子 あを 200601  
待ち人の駆けて来る音夜の落葉 尾堂Y 河鹿 200602  
金色堂出てたかぶれる落葉道 尾辻のり子 河鹿 200602  
落葉絶叫人に聞こえぬ波長にて 泉田秋硯 200602  
瑣事一つ棄てむと落葉焚きにけり 山本康夫 200602  
土のなき都市にさまよふ落葉かな 前田陽子 200602  
風に乗り日に乗り落葉索々と 犬塚芳子 200602  
故里の山恋しさに落葉ふむ 戸村よねこ 遠き海 200602  
楪落葉ひと葉ひと葉の承みかな 白神知恵子 春潮 200602  
落葉焚く煙り直ぐなる過疎の村 山川好美 春潮 200602  
落葉して学生下宿灯りたる 徳永真弓 百鳥 200602  
走り根に籠置き落葉掻きにけり 渡辺きよえ 百鳥 200602  
集めたる落葉に残る日の温み 井口三千子 百鳥 200602  
日当りて霜の落葉の動きけり 井口三千子 百鳥 200602  
埋もれてみたし母校の落葉に 高田令子 200602  
起き抜けに切れたる電話落葉掃く 清水ミツコ 200602  
舟つなぎ石まで昏き落葉径 小澤克己 遠嶺 200602  
落葉径昨日と変はる風の音 穴澤光江 遠嶺 200602  
時折は飛べる箒や落葉掃く 新井佐知子 遠嶺 200602  
角失せし鹿と眼が合ふ落葉径 狭川青史 馬醉木 200602  
子や如何に別けても落葉降る夜は 窪田粧子 馬醉木 200602  
夕冷えてわが足音の落葉の音 中山純子 万象 200602  
あるがまま枝を離るる落葉かな 大坪景章 万象 200602  
まだ落ちぬ葉も煙らせて落葉焚 林翔 200602  
下の禰宜道落葉の嵩を踏み鳴らし 大石よし子 雨月 200602  
目の届く所に籠を落葉掻く 椋本一子 雨月 200602  
森に入る落葉の声をききたくて 堀田こう 雨月 200602  
掃き寄せし落葉の山に落葉降る 今瀬剛一 対岸 200602  
落葉籠背よりも高く背負ひけり 伊藤巨久 対岸 200602  
合唱の声透きとほり落葉風 松谷知子 対岸 200602  
児の後を落葉が滑り滑り台 星王子 対岸 200602  
仮粧坂落葉踏まれてこなごなに 松崎鉄之介 200602  
日溜りへ落葉も吹かれきて溜る 村越化石 200602  
ポケットの拳うれしき落葉どき 深澤鱶 火星 200602  
競馬場に落葉だまりや冬ざるる 簗田たかゑ 火星 200602  
落葉掃楽しと思ふ職退きて 井口初江 酸漿 200602  
人気なき広き学園落葉踏む 高橋ふじ 酸漿 200602  
桜木の隙なき構へ落葉後 山村修 酸漿 200602  
落葉踏む音を伴ひ坂下る 眞榮城常子 酸漿 200602  
落葉浮く池は古鏡の暗さもち 安田とし子 ぐろっけ 200602  
落葉追ふ風風を追ふ落葉かな 小林輝子 風土 200602  
洛北のひと日の寧し落葉踏む 橋添やよひ 風土 200602  
踏みごたへある落葉ふみ猿田彦社 丸山佳子 京鹿子 200602  
修道女降りて来さうな落葉径 城石美津子 京鹿子 200602  
母と子と姉様被り落葉掻き 河合佳代子 栴檀 200602  
朱の鳥居いくつもくぐる落葉かな 苑実耶 200602  
落葉焚あついあついと藷を割る 長崎桂子 あを 200602  
降る落葉風の誘ひに乗りにけり 坂元フミ子 河鹿 200603  
隠沼は落葉の褥薄日差す 三反田輝夫 河鹿 200603  
神苑の右手も左手も落葉掃き 西宮舞 200603  
わが歩む先をわが影落葉どき 関口道代 200603  
風だまり日だまり落葉だまりかな 森ひろ 馬醉木 200603  
をさな児とゐて枯落葉追ふあそび 富川明子 200603  
拾得の掃けども尽きぬ落葉かな 森澤とほる 春燈 200603  
地に届くまでの落葉の自由かな 大坪景章 万象 200603  
幼な子といちまいづつの落葉焚 戸栗末廣 火星 200603  
踏み行ける落葉の下の謎めいて 松井倫子 火星 200603  
客席に落葉の積もる競技場 南浦輝子 火星 200603  
妻の忌や落葉に埋まる水車小屋 松崎鉄之介 200603  
ロシア帽被りて兄が落葉焚く 師岡洋子 ぐろっけ 200603  
御所坊の庭下駄で踏む櫨落葉 林美智 ぐろっけ 200603  
将門の井戸涸れ切つて落葉溜む 竹内旦 百鳥 200603 落葉 10

 

2014年11月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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