銀杏落葉     150句

経誦して銀杏落葉を浴びにけり   伊万里梅城

落葉 朴落葉 柿落葉 桜落葉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
今年ほど銀杏落葉に御堂筋 稲畑汀子 ホトトギス 199912  
落葉厚し飛騨の総社の大銀杏 田中藤穂 水瓶座 200002  
木の銀杏落葉は積むままに 長谷川登美 ぐろっけ 200002  
敷積みし銀杏落葉に夕日照る 長谷川登美 ぐろっけ 200002  
烏二羽銀杏落葉に夕日浴ぶ 長谷川登美 ぐろっけ 200002  
街なかに銀杏落葉の並木道 長谷川登美 ぐろっけ 200002  
このままぢや銀杏落葉に埋もれる 貝森光大 六花 200003  
落葉古り朴も銀杏も埒もなき 岡本眸 200003  
医師替ふる気はなし銀杏落葉道 水岡芳子 馬醉木 200101  
銀杏落葉厚底靴の脚しなふ 神蔵器 風土 200101  
銀杏落葉粉になるまで踏まれけり 宮津昭彦 200102  
四方の枝銀杏落葉に影きざむ 内藤紀子 遠嶺 200103  
雨に濡れ銀杏落葉にある大地 稲畑汀子 ホトトギス 200111  
しみじみと踏み来し銀杏落葉かな 稲畑汀子 ホトトギス 200111  
とどまらぬ大樹の銀杏落葉かな 稲畑汀子 ホトトギス 200111  
掬ひては銀杏落葉をまた散らす 藤本艶野 雲の峰 200202  
嵩ばれる銀杏落葉を蹴り上ぐる 二村蘭秋 雨月 200202  
母に子に銀杏落葉の明るさよ 関薫子 百鳥 200202  
降りしきる銀杏落葉の中に夫 川端和子 遠嶺 200203  
銀杏落葉一筋掃きて径とせる 加藤暢一 200203  
銀杏落葉浴びる野点の朱き傘 藤田寿子 ぐろっけ 200204  
まつすぐに立つ木は銀杏落葉中 今瀬剛一 対岸 200212  
並木道銀杏落葉を敷きつめて 青木光子 築港 200302  
銀杏落葉蹴散らして行く中学生 青木光子 築港 200302  
信心の銀杏落葉を朝な掃く 鵜飼紫生 雨月 200303  
ふるさとのいてふ落葉を掃きにけり 武田眞砂 百鳥 200303  
一本の銀杏落葉の無尽かな 柿沼盟子 風土 200303  
文字を追ふ眼を上げ銀杏落葉かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200311  
雨上がり銀杏落葉へ陽の射せり 畠田律子 対岸 200402  
山門に銀杏落葉のはみ出せる 菅晴太 築港 200402  
菩提寺の銀杏落葉に滑りたり 菅晴太 築港 200402  
銀杏落葉ゴッホが脚をひきずり来 渡邉友七 あを 200402  
カフェテラス銀杏落葉の吹き溜り 稲岡長 ホトトギス 200405  
青石に銀杏落葉の輪舞かな 加藤みき 200501  
日の射して銀杏落葉の厚み踏む 恒川絢子 対岸 200501  
敷きつめて銀杏落葉の一つ色 山守拓治 対岸 200502  
朝月や雨たつぷりの銀杏落葉 高梨美佐子 遠嶺 200503  
歩む鳩落葉一途に陽の公孫樹 松本鷹根 京鹿子 200503  
雨足のあかるく銀杏落葉かな 十文字慶子 200504  
クリムトの金箔いてふ落葉かな 近藤喜子 200508  
しきりなる銀杏落葉に包まるる 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
絶え間なく降り来る銀杏落葉かな 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
銀杏落葉宇喜多黒田の墓並ぶ 松崎鉄之介 200512

同族のようである一方は

関ヶ原合戦で岡山五十七

万石を失い一方は筑前五

十二万石を得た

金箔の銀杏落葉を水の上 鷹羽狩行 200601 松山
川面照り銀杏落葉の渦を巻く 近藤きくえ 200602  
一夜なる銀杏落葉の厚み掻く 押尾弘子 対岸 200602  
お局塚銀杏落葉を裾に曳く 伊藤京子 200602  
銀杏落葉車道歩道もかかはりなし 望月洋子 200602  
降り積みて男いてふの落葉かな 小林輝子 風土 200602  
銀杏落葉快哉の子にうづたかし 磯崎清 200603  
何も無き畑に銀杏落葉かな 南浦輝子 火星 200603  
銀杏落葉踏みしむ音の中にをり 片山タケ子 200702  
銀杏落葉琳派の箔と申すべく 秋葉雅治 200702  
溝までも埋めて銀杏落葉かな 今里満子 火星 200702  
雛寄りし実の紛れをり銀杏落葉 大橋雅子 万象 200703  
銀杏落葉神々の息きらめきて 本多俊子 200703  
外苑の銀杏落葉や人淡し 石田邦子 遠嶺 200703  
真砂女掃きし銀杏落葉の稲荷かな 鈴木撫足 春燈 200802  
作務僧の総出の銀杏落葉掻き 竹内水穂 火星 200802  
銀杏落葉空新しくなりにけり 上林孝子 200802  
銀杏落葉神域の朱の錆びざかり 高橋道子 200803  
日の色をちりばめ銀杏落葉降る 鈴木とし子 遠嶺 200803  
境内の銀杏落葉が座布となり 大空純子 ぐろっけ 200803  
不況風銀杏落葉を吹き上ぐる 伊藤憲子 200902 御堂筋
銀杏落葉散りしく寺の石畳 小澤克己 遠嶺 200902  
銀杏落葉散りて流れを見せる池 前川明子 200902  
修道女銀杏落葉の中行けり 坂本知子 酸漿 200902  
敷きつめし銀杏落葉や地蔵尊 吉沢陽子 200903  
銀杏落葉終へて枝ぶり残りけり 嶋田一歩 ホトトギス 200904  
降り散れる銀杏落葉の日溜りに 浅井青陽子 ホトトギス 200905  
実を拾ふをばさんいてふおちば浴び 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911  
いてふ落葉踏んで来し径ふり返る 外川玲子 風土 201001  
銀杏落葉あとの虚空の広さかな 渡辺輝子 201002  
銀杏落葉二枚賜る見舞かな 松本俊介 春燈 201002  
喧噪の人語が散らす銀杏落葉 野崎昭子 春燈 201002  
外苑の銀杏落葉を踏みにゆく 竹久みなみ 風土 201002  
敷きつめる銀杏落葉に陽の反り 和田郁江 201002  
ビル風や銀杏落葉は風の的 数見清子 末黒野 201003  
何か発つ銀杏落葉を捲き上げて 小山徳夫 遠嶺 201003  
本堂へ銀杏落葉を踏み締めて 赤羽正行 遠嶺 201003  
銀杏落葉駅の広場は楕円形 久米なるを 201003  
振りむけば銀杏落葉の舞ふばかり 岡田誠吾 201003  
自転車の籠に銀杏の落葉散る 天野美登里 やぶれ傘 201004  
堰をこえきれざる銀杏落葉かな 渡邉孝彦 やぶれ傘 201004  
しめ縄のに積む銀杏落葉かな 渡邉孝彦 やぶれ傘 201004  
一木の丸ごと銀杏落葉かな 市村健夫 馬醉木 201012  
銀杏落葉舞ふ日曜の御堂筋 金森信子 雨月 201101  
ひらめきは銀杏落葉の中にかな 岩月優美子 201102  
銀杏落葉踏みて分限者心地かな 大石誠 201102  
稚児ならずも銀杏落葉を踏み遊ぶ 大橋晄 雨月 201102  
背に肩に銀杏落葉や神の庭 安斎久英 末黒野 201102  
銀杏落葉踏みて防犯パトロール 秋山信行 やぶれ傘 201102  
貼り絵めく銀杏落葉や心字池 小川玉泉 末黒野 201103  
狛犬の背なに銘あり銀杏落葉 仲山秋岳 万象 201103  
銀杏落葉随神門の朱に迫る 相良牧人 201103  
積りたる銀杏落葉に緊張す 木下もと子 201103  
学舎は銀杏落葉に埋もるやら 瀬口ゆみ子 ぐろっけ 201103  
迷ひ惑ふ吹つ切る公孫樹落葉かな 吉田克美 ろんど 201103  
迷ひ惑ふ吹つ切る公孫樹落葉かな 吉田克美 ろんど 201103  
銀杏落葉踏みて防犯パトロール 秋山信行 やぶれ傘 201102  
やうやくに銀杏落葉の道に出し 稲畑汀子 ホトトギス 201112  
銀杏落葉蹴散らしてゆくブーツかな 北尾章郎 201202  
いづこからか吹きたまる銀杏落葉かな 柳田皓一 かさね 201202  
銀杏落葉並木果つまで歩みけり 都丸美陽子 春燈 201202  
狛犬や銀杏落葉に埋もるる 中田寿子 ぐろっけ 201202  
もたいなや銀杏落葉を踏み参る 奥山テル子 万象 201202  
雲流れ銀杏落葉の嵩を生む 稲垣佳子 末黒野 201203  
落葉敷く銀杏並木の道明り 倉橋千代子 末黒野 201204  
銀杏落葉黄金分割して了へる 並木歩鳥 ろんど 201204  
天冷えて銀杏落葉のとめどなし 飛高隆夫 万象 201301  
日銀や銀杏落葉の黄金色 伊藤純子 201302  
文庫本まぎれこみたる銀杏落葉 柳出晧一 かさね 201302  
銀杏落葉本に扇の栞かな 森岡陽子 かさね 201302  
仁王門銀杏落葉のまろびゆく 山本麓潮 万象 201303  
銀杏落葉家路を急ぐ夕明り 西川春子 春燈 201303  
敷きつめて目映ゆき銀杏落葉かな 行川秀雄 末黒野 201304  
吾埋めよ公孫樹大樹の落葉して 山田六甲 六花 201312  
銀杏落葉浴びつオープンカーの勇 石川かおり 201402  
銀杏落葉樹下翻す光の衣 あかさか鷹乃 ろんど 201402  
紅よりも銀杏落葉の黄の光 江島照美 201403  
夜半の雨銀杏落葉の嵩を踏み 高野春子 京鹿子 201403  
新しき銀杏落葉へ朝日影 神谷さうび 末黒野 201403  
銀杏並木落葉旺んの街道を 久保晴子 雨月 201403  
銀杏落葉浄めの水を舐める猫 来海雅子 201403  
滑らぬやう歩く銀杏の落葉道 田中藤穂 あを 201502  
銀杏落葉ブーツ闊歩の御堂筋 伊藤純子 201502  
大絵馬に銀杏落葉裏のかぎりなし 平居澪子 六花 201503  
銀杏落葉踏みてこころを軽くせり 西岡啓子 春燈 201503  
色使ひ尽せし銀杏落葉かな 橋本くに彦 ホトトギス 201504  
銀杏落葉走る走るよ御堂筋 大橋晄 雨月 201504  
銀杏落葉踏みて詩人の貌となる 岩月優美子 201602  
大銀杏落葉掃く家隣あり 菊谷潔 六花 201602  
何様のお通り銀杏落葉道 藤原照子 201603  
銀杏落葉ロダン彫像何想ふ 神田惣介 京鹿子 201603  
丸の内銀杏落葉を浴び退社 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
いてふ落葉拾ふは夢のあるしるし 本間羊山 風土 201701  
車疾走銀杏落葉の舞ひ踊る 大橋晄 雨月 201702  
踏み込んで銀杏落葉に染まりけり 岩下芳子 201702  
もう跳べぬ小川の向かう銀杏落葉 塩貝朱千 京鹿子 201702  
何の夢抱いて銀杏落葉かな 犬塚芳子 201703  
並木路銀杏落葉の輝ける 塚越弥栄子 末黒野 201703  
キングの塔へ銀杏落葉や霧笛鳴る 北郷和顔 末黒野 201703  
銀杏落葉打ち重なりていよよ黄に 竹内喜代子 雨月 201703  
銀杏落葉色を尽くせり社家の町 竹内喜代子 雨月 201703  
圧巻のいてふ落葉を受く背伸び 加藤峰子 201703  
地に形崩さず銀杏落葉して 嶋田一歩 ホトトギス 201705  
陽を散らし銀杏落葉のどつと落つ 藤岡紫水 京鹿子 201802  
錐もみの銀杏落葉に日の跳ねて 岡田正義 雨月 201803  
ふりやまぬ銀杏落葉の中に居り 伊藤由良 末黒野 201803  
銀杏落葉二月堂へは一直線 沼田巴字 京鹿子 201811  

 

2018年12月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。