落 葉 8     100句

縄文の人うちまじり落葉焚く    高島茂

朴落葉 柿落葉 桜落葉 銀杏落葉   松落葉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
推敲の目つむる落葉しぐれかな 栗虫信子 200502  
落葉山笙ひちりきの流れ来し 小田玲子 百鳥 200502  
籠いつぱい池の落葉を掬ひけり 永橋久子 百鳥 200502  
洗礼のごと落葉浴ぶ雑木山 日浦静代 百鳥 200502  
水底の影際やかに落葉かな 田中敬子 百鳥 200502  
落葉して一本道の延びにけり 冨永道子 百鳥 200502  
押さへれば膨らみ返す落葉籠 宮城白路 風土 200502  
池の面に落葉色なす瓢の池 橋本之宏 風土 200502  
落葉積む白金長者館跡 橋本之宏 風土 200502  
落葉掃き寄せてひとりの音の中 浅田光代 風土 200502  
乾ききる音聞きたくて落葉径 柿沼盟子 風土 200502  
首欠けしマリア落葉に日が溜まり 辻恵美子 栴檀 200502 奈良井
地の生みし風に落葉の駆け出せり 三関浩舟 栴檀 200502  
鯉の池掬ふ落葉の泳ぎけり 三関浩舟 栴檀 200502  
蟷螂の落葉鳴らして走りけり 原口洋子 栴檀 200502  
落葉掃呼ばるはずなき背にこゑ 藤原照子 200502  
妻ともに歩む落葉の音おなじ 小島禾汀 春燈 200502  
霊峰は見えず落葉は降りやまず 小澤克己 遠嶺 200502  
落葉踏む木の間に見ゆる丹の社殿 鈴木清子 遠嶺 200502  
風流の果ての風舞ふ落葉かな 古川洋三 遠嶺 200502  
落葉踏む些細なことに拘はらず 瀬下るか 200502  
水涸れし公園の川落葉敷く 鈴木喜十 帆船 200503  
参道をまろぶ落葉の金属音 林玲子 200503  
枯落葉ざくざく蹴って子等の声 林典子 雨月 200503  
子規庵を訪うて落葉の中に立つ 大石喜美子 雨月 200503  
池落葉浮沈おのれの意志ならず 土肥屯蕪里 雲の峰 200503  
能「安宅」白洲に落葉迷ひくる 土肥屯蕪里 雲の峰 200503  
幼な子と一枚づつの落葉焚 戸栗末廣 火星 200503  
句友よし落葉の嵩を踏みあひて 生方ふよう 200503  
老いるには早しと落葉踏みしむる 生方ふよう 200503  
寺町の落葉ふみゆく旅ごころ 田中敦子 200503  
公園に警官二人落葉期 北村昌子 200503  
落葉踏むスエードの靴贈られて 徳永真弓 百鳥 200503  
牛小屋の飼料秤や落葉鳴る 景山まり子 百鳥 200503  
落葉撒き罠の目印枝に結ふ 山本かずみ 百鳥 200503  
落葉敷き渡りて森の肌かくす 塙告冬 ホトトギス 200503  
庭走る地震の地割れに入る落葉 安原葉 ホトトギス 200503  
落葉降る日々とはなるも余震なほ 安原葉 ホトトギス 200503  
歪みたる地震の山河に舞ふ落葉 坪野邦子 ホトトギス 200503  
きりもなき落葉きりなき地震芥 坪野邦子 ホトトギス 200503  
落葉積み地震に潰えし村ひとつ 坪野邦子 ホトトギス 200503  
日に乾く落葉の音を踏みにけり 井上孝夫 ホトトギス 200503  
風を呼び風に牙むく落葉焚 井上孝夫 ホトトギス 200503  
落葉掃き庭の端正崩さざる 日置正樹 ホトトギス 200503  
落葉踏む音の湿つてゐる朝 日置正樹 ホトトギス 200503  
落葉して海へ一直線の坂 山田弘子 ホトトギス 200503  
六甲の谿を吹き飛ぶ落葉かな 山田弘子 ホトトギス 200503  
昔日へつながる音や落葉踏む 山田弘子 ホトトギス 200503  
落葉掻くことも供養や里の庭 熊谷敏子 ホトトギス 200503  
地続きの実家へ落葉吹き溜まり 熊谷敏子 ホトトギス 200503  
犬連れて六本の足落葉踏む 真下鮒 ホトトギス 200503  
落葉積む火藥庫跡となり久し 馬場久登 ホトトギス 200503  
落葉して奈落明るくなつてをり 馬場久登 ホトトギス 200503  
落葉踏み落葉ではなきものを踏み 馬場久登 ホトトギス 200503  
秒針と落葉踏む音重なりぬ 宗末美嘉 ホトトギス 200503  
堰止めてをりし落葉を流しけり 宗末美嘉 ホトトギス 200503  
落葉分け落した鍵を探しけり 宗末美嘉 ホトトギス 200503  
拾はるる落葉拾はれざる落葉 中杉隆世 ホトトギス 200503  
落葉してわれを囲みて楽しげに 中杉隆世 ホトトギス 200503  
港まで一直線や落葉道 藤木和子 ホトトギス 200503  
絵タイルに落葉の色を重ねたる 藤木和子 ホトトギス 200503  
音たてて落葉吹かるゝ港町 藤木和子 ホトトギス 200503  
後ろ手に赤い落葉を持つてをり 劔持靖子 ホトトギス 200503  
車庫入れのバックミラーに落葉かな 劔持靖子 ホトトギス 200503  
乾燥度百の落葉を掃いてゐる 森下康子 200503  
ご破算の文を火種に落葉焚 岸田爾子 200503  
あるじ無き舟は落葉を乗せしまま 内田稔 遠嶺 200503  
大寺の落葉の嵩のひとところ 前迫寛子 河鹿 200503  
葬の鉦沈みてすすむ落葉径 中元英雄 河鹿 200503  
濡れ落葉磴にすがりて朱に徹す 荻野千枝 京鹿子 200503  
腐葉土と化しゆく落葉に明日がある 荻野千枝 京鹿子 200503  
歩む鳩落葉一途に陽の公孫樹 松本鷹根 京鹿子 200503  
落葉掃く老禅僧の野球帽 平野無石 200503  
一葉のむかしも井戸に落葉降る 大山夏子 200503  
はつきりと言つてはならぬ落葉焚 瀬下るか 200503  
拝所へのつまづきやすき落葉径 稲嶺法子 遠嶺 200503  
落葉掃く朝一番のひと仕事 長瀬恒子 遠嶺 200503  
落葉踏むとんがり屋根の影をふむ 星井千恵子 遠嶺 200503  
福音のやうに光の落葉降る 星井千恵子 遠嶺 200503  
落葉踏む何か捜してゐるやうに 新井佐知子 遠嶺 200503  
籠詰の落葉明るし子規の家 土田栄 200503  
落葉して空に孤独のはじまれり 清水裕子 200503  
金色に舞ひつつ落葉日をかへし 谷ナミ子 200503  
たたずみて言葉は落ち葉のうらがえし 阿部晴山 200503  
白鬚のかの薬閣主落葉掃く 浅井青二 雨月 200504  
池の面に落葉片寄る風の日ぞ 小池槇女 火星 200504  
庭落葉籠に集める小半日 小池槇女 火星 200504  
夜の静寂に身じろぎもせず落葉舟 松井洋子 ぐろっけ 200504  
背負はれて人の丈あり落葉籠 鳴海清美 六花 200504  
落葉敷く古井にうすき日のさせり 朱宮史郎 六花 200504  
母と子と落葉と遊ぶ乳母車 今井千鶴子 ホトトギス 200504  
落葉焚くけむり山彦退らせて 館容子 200504  
踏むたびに匂ひの違ふ落葉みち 館容子 200504  
地のいろへあとひとときの落葉かな 若井新一 200504  
落葉掻き父母の遺しし畑に敷く 原島ふじ子 遠嶺 200504  
消防に内緒のスリル落葉焚 辰巳比呂史 200505  
地に還る旅の落葉のうらおもて 武井哲 八千草 200505  
日溜りの落葉絨毯犬遊ぶ 御古ゆたか 200505  
落葉踏む乾きし音を踝に 大山夏子 200505  
落葉踏む音の続ける小径かな 大谷美保子 栴檀 200506 落葉 9

 

2020年11月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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