落 葉 5     101句

落葉掃く日暮れの母も琥珀かな   小桧山繁子

朴落葉 柿落葉 桜落葉 銀杏落葉   松落葉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
落葉降るしばらく逢はずと決めてより 島田利郎 遠嶺 200302  
初恋や踏みし落葉のやはらかき 小林あかり 遠嶺 200302  
金色の音跳ねまはる落葉道 祐森彌香 遠嶺 200302  
合戦図見あきて落葉時雨かな 柴田由乃 風土 200302  
墓地見えて貝殻坂の落葉かな 大竹淑子 風土 200302  
落葉焚長き古竹持ち出しぬ 山本耀子 火星 200302  
錦木の落葉ひと日を積りをり 山本耀子 火星 200302  
あとさきに誰も来ぬ道落葉ふる 土屋酔月 火星 200302  
雲の絵をどこまで描けば落葉止む 高橋道子 200302  
ここまでは掃き分とせむ路地落葉 成宮紀代子 200302  
復元の櫓へ落葉しぐれかな 飯田登美子 200302  
鳥語聞くからまつ落葉踏みながら 高橋あゆみ 200302  
朝に欅夕べけやきの落葉掻 鈴木夫佐子 200302  
挨拶をかはす楽しみ落葉掃く 秋田谷明美 帆船 200302  
禅の庭一夜の落葉高く積む 市橋幸代 築港 200302  
吾の歩に妻は合はせり落葉道 岩林勇雄 築港 200302  
落葉掃くぶつきら棒の竹箒 小谷五百子 築港 200302  
落葉掃く墓守の背になほ散りぬ 樋口美津子 築港 200302  
散る落葉大地無言で引きよせる 石村美智子 築港 200302  
山下りる落葉の傾斜踏みしめて 石村美智子 築港 200302  
枯落葉払ひ床几に坐りたる 鈴木佐和子 築港 200302  
砂利に散る落葉一枚づつ拾ふ 石黒八重子 築港 200302  
結界に掃き寄す落葉山をなす 川瀬信子 築港 200302  
走り根に思はぬ不覚落葉山 国包澄子 築港 200302  
官衙跡落葉に埋まる礎石群 渡辺睦夫 200302  
五合庵へ下る落葉の道ぬかる 芦澤一醒 200302  
古箒使ひて掃けり濡れ落葉 望月洋子 200302  
踏む音を遠くに聞きて踏む落葉 藤岡紫水 京鹿子 200302  
白樺の落葉に坐してケーキ皿 本山卓日子 京鹿子 200302  
落葉みち人に回顧を促する 大橋敦子 雨月 200302  
山門は小さく落葉の山高し 二村蘭秋 雨月 200302  
かぐはしき白煙峡の落葉焚 仙石君子 雨月 200302  
落葉踏む音に人工島めぐる 宮平静子 雨月 200302  
いにしへの歴史踏みゆく落葉径 小林佐江子 雨月 200302  
落葉してトロッコ鉄路錆深む 山田由利枝 雨月 200302  
落葉掻き国の朽ちゆく匂ひとも 石原歌織 銀化 200302  
今生の陽の燦々と落葉かな 伊藤とら 雲の峰 200302  
静けさに手を休めゐる落葉掻 川瀬さとゑ 雲の峰 200302  
落葉掃く作務に一山明けにけり 和田清 雲の峰 200302  
ささやきつ落葉あゆめり微笑仏 阿部ひろし 酸漿 200302  
老母に代り日毎の落葉掃く 八木岡博江 酸漿 200302  
板前の朝の勤めの落葉掃 阿部悦子 酸漿 200302  
落葉して明き空あり柞山 大山妙子 酸漿 200302  
倒産のホテル落葉の吹き溜り 泰江安仁 百鳥 200302  
万葉の歌碑に落葉の張りつける 泰江安仁 百鳥 200302  
落葉掃く作務の手製の竹箒 泰江安仁 百鳥 200302  
落葉踏み行く軽き荷の押し車 大村孝 百鳥 200302  
学生の自転車速し落葉道 徳永真弓 百鳥 200302  
落葉踏むただそれだけを愉しめり 高柳かつを 百鳥 200302  
落葉匂へりポケットにペン尖り 木内憲子 200302  
昨日より今日よと落葉踏みしむる 栗虫信子 200302  
落葉踏む辞書に嵩ばる旅鞄 杉山真寿 200302  
空蒼き落葉月夜となりにけり 杉山真寿 200302  
縁石に落葉溜れる錦帯 田中敏文 ぐろっけ 200302  
際限を知らないままに降る落葉 瀬口ゆみ子 ぐろっけ 200302  
落葉終ふ森見すかせば紅葉濃し 沢聰 馬醉木 200303  
落葉焚き一と日髪膚のきな臭し 久保晴子 雨月 200303  
磨崖仏落葉に埋れ合掌す 鵜飼紫生 雨月 200303  
相性に終る話や落葉焚く 隅田恵子 雨月 200303  
通夜戻り月の落葉に打たれたる 阪上多恵子惠 雨月 200303  
妖精の飛び交ふ気配落葉道 土岐明子 遠嶺 200303  
降りやまぬ落葉荷風の文学碑 長志げを 遠嶺 200303  
落葉敷く林抜け来て朝の湖 木村冨美子 遠嶺 200303  
落葉山湯舟を熱き湯の溢れ 佐藤慶一 遠嶺 200303  
落葉降る中や法話を聞いてをり 浜中雅子 遠嶺 200303  
落葉積み触やはらかき女人道 池上和子 築港 200303  
踏みしめる落葉の匂ひ日の匂ひ 青木暁子 築港 200303  
落葉踏む東大生と並びつつ 山崎靖子 200303  
落葉踏むからだにいいと言ひながら 藤井淑子 百鳥 200303  
古文書の紙の薄さよ落葉どき 片山智恵子 百鳥 200303  
落葉掃く奉仕電車を乗り継ぎし 泰江安仁 百鳥 200303  
落葉焚下り電車の近づきぬ 鈴木綾子 百鳥 200303  
小説のやうな生立ち落葉焚 江坂衣代 百鳥 200303  
信玄堤落葉持ち上ぐ霜柱 芦澤一醒 200303  
鳩歩む落葉に厚みありにけり 大竹淑子 風土 200303  
雲となる煙の行方落葉焚く 徳丸峻二 風土 200303  
園庭の落葉と駆ける子らの声 塚本五十鈴 200303  
落葉して一戸まつたき隣家かな 仲尾弥栄子 雲の峰 200303  
落葉道注射の跡を押さえつつ 森本さやか 雲の峰 200303  
落葉掃く作務に一山明けにけり 和田清 雲の峰 200303  
落葉道瞳の濡れた犬を引く 松本鷹根 京鹿子 200303  
結界に柞落葉や魚鼓の律 和田照海 京鹿子 200303  
落葉踏む乾びし音をはなやかに 鈴木夫佐子 200303  
試験林の起伏たのしみ落葉ふむ 木村コウ 酸漿 200303  
葷酒山門に入ることもあり落葉掃く 三嶋隆英 馬醉木 200303  
病巣の浅くあれかし落葉踏む 小林玲子 ぐろっけ 200303  
山中の小さき教会落葉積む 坂口三保子 ぐろっけ 200303  
落葉降るただそれだけに遭ひたくて 田中倫代 ぐろっけ 200303  
落葉掃く隣りの溝もわが溝も 水上貞子 ぐろっけ 200303  
冬木の芽朽ち行く落葉踏ゆけり 青木民子 酸漿 200304  
掻ききれぬものを創つけ落葉掻く 井上菜摘子 京鹿子 200304  
塀越えの落葉隣人これを掃く 大井貞一 京鹿子 200304  
落葉して朴長身をととのふる 宮坂恒子 雪底 200304  
川底の落葉明るし添ひゆけり 鹿野佳子 200304  
奥まつて落葉の嵩や浄閑寺 青山丈 200304  
風に彩落葉だまりのレストラン 秋元きみ子 200304  
高床の穀倉古ぶ落葉籠 阿部正枝 絵具箱 200304  
廃城の落葉焚く煙狼煙めく 鈴木ひろ子 200305  
落葉踏み行く脱藩の竜馬道 上岡末喜 築港 200305  
落葉径上りつめたるところに灯 金子野生 京鹿子 200305  
目の前に日ぐれを急ぐ落葉かな 武井玲子 八千草 200305 落葉6

 

2020年11月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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