落 葉 3     100句

拾得は焚き寒山は掃く落葉      芥川龍之介

朴落葉 柿落葉 桜落葉 銀杏落葉 松落葉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
落葉焚く煙の中の波郷墓碑
能村登四郎
羽化
200110
水音の途切れるところ落葉道
稲畑廣太郎
ホトトギス
200111
道尽きるまでを落葉の景として
稲畑廣太郎
ホトトギス
200111
これよりの落葉の月日はじまれり
稲畑汀子
ホトトギス
200111
ともかくも掃く今日までの落葉かな
稲畑汀子
ホトトギス
200111
落葉浮く運河の名残捨小舟
稲畑汀子
ホトトギス
200111
胸中にふるさとを置き落葉時
保坂加津夫
いろり
200111
靴滑る忍者走りし落葉坂
品川鈴子
ぐろっけ
200111
捨ひたく踏みたく深き落葉道
稲畑汀子
ホトトギス
200112
一劃の落葉を残す庭手入
稲畑汀子
ホトトギス
200112
落葉焚く髯の神父の肩広き
水原春郎
馬醉木
200112
落葉焚き跡くろぐろと蚶満寺
鷹羽狩行
200112
馬車道を落葉駆けては駆け戻り
鷹羽狩行
200112
落葉掃く守衛目配り怠らず
佐々木踏青子
200112
山比子はここに集まる落葉季
中原道夫
銀化
200112
落葉掃く人の居るなり縁切寺
保坂加津夫
いろり
200112
落葉焚き携帯電話鳴りにけり
保坂加津夫
いろり
200112
玄関に吹き溜りたる落葉かな
福田みさを
いろり
200112
落葉掃き娘に云ひつけて出掛たり
福田みさを
いろり
200112
落葉はき今日はきれいに隣まで
塚村素代
いろり
200112
かさこそと母の音とも落葉かな
保坂さよ
いろり
200112
湯舟まで風が運びし落葉かな
大平保子
いろり
200112
落葉期掃いて掃いても掃ききれず
熊谷みどり
いろり
200112
落葉を踏み行く音や車椅子
熊谷みどり
いろり
200112
青天に吹きあがりたる落葉かな
加藤みき
200112
落葉して枝交すなき丘の木々
豊田都峰
京鹿子
200112
四五本の丘の欅の落葉かな
豊田都峰
京鹿子
200112
朝露の消えぬうちにと落葉掃く
永田あき
酸漿
200112
落葉して子供の声の近づけり
吉弘恭子
あを
200112
恵み生む土へ還さむ落葉掻く
赤座典子
あを
200112
抱擁のラストシーンに落葉舞ふ
栢森定男
あを
200112
日だまりの落葉が風にめくられる
栢森敏子
あを
200112
落葉ふみ吊橋二つ通学路
斉藤静枝
あを
200112
彩落葉片みち切符ばかりかな
丸山佳子
京鹿子
200201
天からの落葉序曲とする林
豊田都峰
京鹿子
200201
落葉する丘の林のあかね雲
豊田都峰
京鹿子
200201
落葉踏むわれとわが身を踏みしかと
林翔
200201
落葉中木に立てかけてある帚
今瀬剛一
200201
秋水のめぐり落葉のめぐりけり
今瀬剛一
200201
物思ひゴリラ落葉の中に坐し
千坂美津恵
200201
どんぐりの弾ける寺の落葉焚
山崎羅春
春耕
200201
香らせて寺領に榧の落葉焚く
宮川杵名男
春耕
200201
干乾びし天水桶に落葉積む
木村はつえ
春耕
200201
緩やかに落葉舞ひゐる女坂
間瀬淑子
春耕
200201
落葉ふみ来し人ありて道問はる
伊藤公子
酸漿
200201
廃線の枕木敷かる落葉道
大堀鶴侶
雨月
200201
ざわざわと落葉の坂を駆け下り来
高垣和惠
雨月
200201
落葉焚く煙一条誰も居ず
神原操
雨月
200201
まだ音にならぬ朝の落葉踏む
志水干代子
雲の峰
200201
掃き寄せし落葉に白き鳥の羽
中御門あや
雲の峰
200201
生駒嶺を仰ぐも日課落葉掃く
山口マサエ
雲の峰
200201
落葉籠にも寄附あふぐビラ貼りぬ
西村純一
雲の峰
200201
煌めきて紙燭横切る散落葉
西村純一
雲の峰
200201
落葉縫ひ解きし帯めく細流の筋
磯崎兼久
200201
阿武隈川(あぶくま)の源流たどる厚落葉
渡辺美知子
200201
落葉の慶州にゐたり沼に皺
瀬川公馨
200201
曾史の笠逃げる落葉をとりおさへ
神蔵器
風土
200201
落葉して空の青きが広ごれり
山荘慶子
あを
200201
恍惚の美しき人落葉焚く
鎌倉喜久恵
あを
200201
落葉踏む明るき音と暗き音
後藤志づ
あを
200201
古道踏む落葉は老いし作曲家
岡本幸枝
ぐろっけ
200201
登り窯覆ひし屋根に落葉積む
金田美恵子
ぐろっけ
200201
千年の森の一歩に深落葉
鈴木伊都子
200202
深大寺いつも何処かに落葉焚
水原春郎
馬醉木
200202
夕星のひかり増しくる落葉寒
落合伊津夫
馬醉木
200202
大甕に落葉吹きこむ陶器市
池元道雄
馬醉木
200202
わが色のあるやもしれず散落葉
田代史子
馬醉木
200202
重ねあふ音こまやかに落葉径
田代史子
馬醉木
200202
一機落ち落葉の走る滑走路
泉田秋硯
200202
落葉焚くノスタルジーを育てつつ
石岡祐子
200202
落葉坂合掌の日々健やかに
林和子
200202
雨後落葉踏み生きざまを決めかねし
松本鷹根
京鹿子
200202
猪罠のしつらへありし落葉嵩
鈴鹿野風呂
京鹿子
200202
ハイヒールの音コツコツと落葉道
藪敏子
200202
落葉して樹間を星へ明け渡す
北村すなほ
200202
幾役か持つ主婦であり落葉掃く
坊城中子
円虹
200202
縁日のひと日のテント落葉積む
小田道知
円虹
200202
落葉踏む音落葉降る音の中
田中黎子
円虹
200202
積りたる落葉の下のほてりかな
加藤みき
200202
落葉踏む音のしづけき吉田山
高野清風
雲の峰
200202
村人の会所は社務所落葉掻く
乾フジ子
雲の峰
200202
達磨忌や落葉の座る座禅石
檀原さち子
酸漿
200202
天神に落葉集むる人のあり
富田志げ子
酸漿
200202
冬の日にまるめて落葉鳴りにけり
林敬子
酸漿
200202
舞ひて来し落葉に魚の集れり
林敬子
酸漿
200202
一陣の風に落葉と雀どち
三井公子
酸漿
200202
落葉積み道やはらかくなりしかな
宮本道子
酸漿
200202
ははに歩を合はさばかくや落葉踏む
千田百里
200202
池底の落葉の錆びしクリスマス
荒井千佐代
200202
ゐぬごとくゐて僧一人落葉降る
内山芳子
雨月
200202
遊ぶ子を見ず落葉飛ぶのみの園
二村蘭秋
雨月
200202
山墓の積める落葉を手に払ふ
山田由利枝
雨月
200202
落葉焚一人が跳んで見せにけり
小田玲子
百鳥
200202
落葉踏む今日一日を御破算に
半澤佐緒里
百鳥
200202
買出しの力士落葉を踏みゆけり
平田倫子
百鳥
200202
落葉掃ところどころに落葉溜め
岡田信雄
百鳥
200202
とりどりの落葉ゴブラン織りの道
岩松八重
六花
200202
同志社のまだ新しき落葉籠
大山文子
火星
200202
いま散りし落葉のぬくみ拾ひけり
加古みちよ
火星
200202
落葉被て健在なりし畑のもの
加古みちよ
火星
200202

 

2014年11月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。