大 旦 2     23句

撫でてある目のたま久し大旦   三橋敏雄

大旦 元朝 元日 歳旦 鶏旦  元旦

作品
作者
掲載誌
掲載年月
こはごはと初孫を抱く大旦 広瀬済 やぶれ傘 201904
干支の猪なかなかの牙大旦 山田夏子 雨月 201905
黄道を巡りて喜寿の大旦 平野多聞 201908
稜線を確かめに出る大旦 森岡正作 202003
まづは腑を通りたる水大旦 加藤みき 202003
大円の鳶の高舞ひ大旦 鈴鹿呂仁 京鹿子 202003
生くることは挑むことなり大旦 嘉味田朝 末黒野 202004
やはらかきお辞儀をされて大旦 上辻蒼人 風土 202004
家家に水と火のある大旦 有松洋子 202004
ひたすらによき年願ふ大旦 寺田すず江 202004
メモ積むも生きる力や大旦 高村令子 風土 202104
聞き馴るる鴉声に瑞気大旦 岡野里子 末黒野 202104
疫病去ぬことのみ願ふ大旦 岡田史女 末黒野 202104
丹沢のまとふ瑞雲大旦 根本公子 末黒野 202104
稜線に日のさしのぼる大旦 土江比露 春燈 202105
生も死も一文字で足る大旦 高村令子 風土 202105
砂に足鍛へてゐたる大旦 山田六甲 六花 202201
日本橋大旦那逝き秋の天 山本泰人 春燈 202202
大旦まだ夢覚めぬ峡の色 高村令子 風土 202203
大旦野風呂岬の金泥波 和田照海 京鹿子 202203
大旦大蛇のごとき百の磴 待場陶火 202204
磐座に日の届きたる大旦 松田那羅生 202204
島一つこがねに染めて大旦 和田華凛 ホトトギス 202206
大旦→ 1

 

2023年1月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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