踊 7  200句

あと戻り多き踊りにして進む   中原道夫   蕩児

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
鏡見て手振り腰振り阿波踊り 林哲夫 ぐろっけ 201209  
田植踊三つ四つの子の手振りよき 奈辺慶子 雨月 201209  
疎開の地阿波おもひだす阿波踊 北崎展江 くりから 201209  
子の手ひき夫婦ではいる踊りの輪 室谷幸子 万象 201209  
踊り子は携帯電話かけながら 室谷幸子 万象 201209  
蜑路地に干さるる昨夜の踊衣 松井志津子 201209  
阿波踊見てゐて列に引込まる 久保東海司 201209  
つきあひは腹二分目や踊りの輪 中島玉五郎 201209  
対岸の灯のうす紅や踊唄 コ田千鶴子 馬醉木 201209  
千灯籠踊りに浮けり宮の森 矢野百合子 201210  
千の灯の渦とぼりゆく踊りかな 矢野百合子 201210  
金灯籠のせて踊り子できあがる 矢野百合子 201210  
灯入り待つ郡上踊りの大提灯 金井双峰 201210  
踊りの輪幼き手足動かして 菊地崇之 かさね 201210  
踊り手は婦人会連後につく 森下康子 201210  
見物の人も入りし踊の輪 岩下芳子 201211  
輪の中に姉妹で入る踊かな 石脇みはる 201211  
男には男の美学阿波踊 高橋将夫 201211  
何指せる踊のゆびか風の盆 田中藤穂 あを 201211  
踊の輪抜けていつもの貌となり 藤田素子 火星 201211  
尾がなくて月夜に踊ることもなし 山田六甲 六花 201211  
見る阿呆踊る阿呆もずぶ濡れに 福島せいぎ 万象 201211  
よしこのに踊り出すなり生身魂 福島せいぎ 万象 201211  
踊り娘の輪のひろがりし城の跡 大西八洲雄 万象 201211  
あかつきに挑む郡上の踊下駄 秋葉雅治 201211  
よさこいよさこい二万が踊る法被かな 雨村敏子 201211  
今日の闇明日へ継げて踊り果つ 工藤ミネ子 風土 201211  
若き等の手長足長踊りの輪 工藤ミネ子 風土 201211  
肩車の子も手拍子や踊の輪 手島靖一 馬醉木 201211  
浴衣端折り徹夜踊りの下駄の音 川井素山 かさね 201211  
里帰り忘れし踊思ひ出す 東秋茄子 京鹿子 201212  
日は山に隠れて踊り太鼓かな 廣瀬雅男 やぶれ傘 201212  
ちやきらこ踊る小女に母の歌 菅原孟 かさね 201301  
キャバレーのピエロが踊る冬帽子 川井素山 かさね 201302  
よそ者として聞く里の踊り唄 斉藤マキ子 末黒野 201304  
三ケ月先は踊の街坩堝 稲畑汀子 ホトトギス 201305  
先頭は自分と思ふ踊の輪 高橋将夫 如意宝珠 201306  
さのよいよい踊の月は三日月に 山田六甲 六花 201309  
阿波踊明けたる空の眠からず 山田六甲 六花 201309  
かざす手の祖霊に触るる踊の輪 森岡正作 201310  
高齢化進む踊子山の町 藤本秀機 201310  
繰返すとってんしゃんの踊唄 藤本秀機 201310  
風の盆一夜さ踊り果しけり 高橋照子 雨月 201311  
下駄草履靴も交へて踊りの輪 坂口郁子 末黒野 201311  
踊る手の振りのまちまち露店の灯 渡辺絹代 末黒野 201311  
踊る手の馴れて笑顔の山場かな 渡辺絹代 末黒野 201311  
雨あがり胡弓に始む踊唄 高松由利子 火星 201311  
麹屋の前に踊をさらひをり 蘭定かず子 火星 201311  
浜へ出て風に紛れし踊かな 深澤鱶 火星 201311  
踊の輪子供多くてゆがみをり 小原紀子 万象 201311  
急ぎゆく踊浴衣の娘かな 小原紀子 万象 201311  
銀山に踊継がれしべつちよ節 小松敏郎 万象 201311  
おひねりの飛んで曳山踊りかな 岩木茂 風土 201311  
踊る手の白きに惑ふ風の盆 小池清司 かさね 201311  
踊り下駄片方脱げしまま跳ねる 石橋萬里 ぐろっけ 201312  
菩提寺に踊り納めの太鼓打つ 仙頭宗峰 万象 201312  
踊り行く手足はすでに踊りゐて 佐藤三男 万象 201312  
母と子の笑顔が踊る運動会 吉田博行 かさね 201312  
震災の大地を踏みて踊るなり 高橋将夫 201312  
篝火に鼻孔哀しき鹿踊 大畑善昭 201312  
たましひを招く手揃へ踊りけり 戸栗末廣 201312  
闇に来て闇をひきゆく踊かな 浅木ノヱ 春燈 201312  
踊笠くちびる濡れてゐたりけり 浅木ノヱ 春燈 201312  
踊る手に花街のなごり鏡町 浅木ノヱ 春燈 201312  
ラッセラッセと踊る跳人や夕間暮 菅澤陽子 春燈 201312  
どんたくの顔ばかりなり総踊り 長憲一 201401  
寺門わき凭る影二つ踊り笠 村田とくみ ぐろっけ 201401  
輪を少し拡げ踊りをたやすくす 久保東海司 201401  
踊子の入れば灯の点く二階かな 田丸千種 ホトトギス 201401  
つま弾の二つ三つに踊り初め 田丸千種 ホトトギス 201401  
踊子の白き腕が袂より 栗原京子 201402  
ベテランの踊り引きゆく連のあり 稲畑汀子 ホトトギス 201408  
指先が先づ踊り出す踊り込む 稲畑汀子 ホトトギス 201408  
連組みし若き日のあり阿波踊 稲畑汀子 ホトトギス 201408  
踊の手上へ上へと華やげる 稲畑汀子 ホトトギス 201408  
科ありて一拍ずれる踊かな 稲畑汀子 ホトトギス 201408
葬送は踊がよろし連リーダー 北尾章郎 201411  
連中を率ゐる八十路阿波踊 北尾章郎 201411  
広ごる輪 故郷 くに のメインの阿波踊 北尾章郎 201411  
足袋跣足地をなぞりゆく阿波踊 江草礼 春燈 201411  
量り売る酒のあいまい踊唄 深澤鱶 火星 201411  
先頭の男踊りが夜を繋ぐ 高松由利子 火星 201411  
一斉に顔の傾く踊かな 涼野海音 火星 201411  
蓑虫の不意の念仏踊りかな 石井耿太 火星 201411  
輪を回りただ歩く児の踊り下駄 近藤ともひろ ろんど 201411  
曖昧な気合を入れて踊の輪 佐瀬晶子 ろんど 201411  
出出しよりぴたりと揃ふ踊りの手 池田崇 201411  
更けてなほ踊り太鼓の聞こえ来る 廣瀬雅男 やぶれ傘 201411  
踊子の視線の先にゐるわたし 山崎青史 ろんど 201411  
踊の輪見様見真似で加はれり 苑実耶 201411  
手を揚げて笑ふとそれが踊かな 柳川晋 201411  
踊りの輪はづれて闇へ還る魂 有松洋子 201411  
踊る子に誰似彼似とさんざめく 石田きよし 201411  
さて誰ぞ笑まふ会釈の踊笠 石田きよし 201411  
ひたすらに踊り続けて刻知らず 高橋照子 雨月 201411  
大漢伸びて屈みて踊の輪 岸本久栄 雨月 201411  
阿波をどり手足たりないほど踊る 後藤立夫 ホトトギス 201412  
踊り子の囲む櫓や夕明り 土田亮 末黒野 201412  
踊の輪見様見真似で加はれり 苑実耶 201412  
留守番は仏に任せ踊りけり 橋本知笑 201412  
かけがひのなきこの今を踊りをり 高橋将夫 201412  
常連の顔して交じる踊の輪 柳川晋 201412  
鉄棒にぶらさがり見る踊の輪 高橋道子 201412  
金銀の灯籠踊り渦なせり 来海雅子 201412  
ことことと踊りはじめぬ鍋の栗 岩崎スミ子 末黒野 201501  
お囃子に子ら踊りだす月あかり 山田春生 万象 201501  
踊子に黒といふ色風の盆 藤井啓子 ホトトギス 201502  
のぞきたきおわら踊の笠の内 後藤比奈夫 ホトトギス 201505  
美しや亡者履きゐる踊足袋 後藤比奈夫 ホトトギス 201505  
禽獣も踊り仲間や天狗寺 鈴木鳳来 故山 201505 迦葉山
出してみし踊浴衣を又仕舞ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
誘はれて誘ひて旅路阿波踊 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
壬生踊餓鬼を食ぶとは茹でて食ぶ 後藤立夫 ホトトギス 201509  
チルドレンとは冷凍会社の阿波踊 八木健 八木健俳句集 201509  
虹の橋渡り踊りの輪に入る 村上倫子 201509  
踊り手の集まつてくる夕立あと 村上倫子 201509  
明けやらで踊り団扇の踏まれあり 山田六甲 六花 201509  
阿波踊り浮き名流しの橋の上 山田六甲 六花 201509  
踊りの手鮮やかに風分けてをり 黒澤登美枝 201510  
サングラスかけて踊の輪の中に 松本秀子 201510  
踊りの手繋がれすぐに離されて 高橋泰子 201511  
夕風の踊やぐらに灯の入りぬ 佐藤博重 春燈 201511  
真つ暗な海へ踊の手を放る 柴田久子 風土 201511  
登山靴踊りの輪からはみだせり 奥田茶々 風土 201511  
踊の輪切れてもすぐに繋がりぬ 高橋将夫 201511  
阿波踊はて存分に生きたるや 高橋将夫 201511  
指先に色香漂ふ阿波踊 江島照美 201511  
今生を踊りつづける女ゐる 有松洋子 201511  
踊り櫓旱つづきの地に組めり 小林愛子 万象 201511  
両の手に闇を受け止め踊るかな 原田しずえ 万象 201511  
踊りの灯届かぬ杜に見る阿呆 松本三千夫 末黒野 201511  
おさなごの踊るしぐさの大人びて 廣瀬雅男 やぶれ傘 201511  
輪を少し拡げ踊りをたやすくす 久保東海司 風鈴 201512  
雨降りて踊忽ち中断す 大橋晄 雨月 201511  
早暁や雨止み踊始まると 大橋晄 雨月 201511  
空白み編笠付けず踊るかな 大橋晄 雨月 201511  
踊子の速度に合はせ付き行ける 大橋晄 雨月 201511  
笑み浮かべ踊子同士真向かひて 大橋晄 雨月 201511  
輪となりて手を打ち合ひてなほ踊る 大橋晄 雨月 201511  
踊子の名残惜しげに踊果つ 大橋晄 雨月 201511  
踊子ら抱き合ひ涙するもあり 大橋晄 雨月 201511  
黒潮と親潮の合ふ辻踊 松井志津子 201511  
夜半の風踊太鼓の競ひ立ち 本池美佐子 201512  
息つぎの間近に聞こゆ踊歌 橋本順子 201512  
迫り来る法被踊りの膝まぶし 高月巌 万象 201512  
こゑ絞り力抜ききり踊唄 山口ひろよ 201512  
美しけしや傾げしあぎと踊笠 山口ひろよ 201512  
下駄の裏見せて巧みな阿波踊り 黒澤登美枝 201512  
しなやかに指先伸ばし踊の輪 石黒興平 末黒野 201512  
灯点すやいよよ広ごる踊の輪 原和三 末黒野 201512  
淋しさを燃え尽くしたる踊かな 谷口一献 六花 201512  
相の手を打ちつつ踊り整ひぬ 永田万年青 六花 201512  
踊りつつ輪から抜け出す二人かな 永田万年青 六花 201512  
りんご飴母にあづけて踊りけり 升田ヤス子 六花 201512  
よごれしが嬉しや盆の踊り足袋 升田ヤス子 六花 201512  
一斉にくびすを返し踊の輪 升田ヤス子 六花 201512  
尻はしよりをとこの踊る鉄砲節 升田ヤス子 六花 201512  
二曲目へ踊浴衣をととのへて 住田千代子 六花 201512  
城を見て踊れと郡上踊唄 後藤立夫 ホトトギス 201601  
はんなりと赦免地踊り在祭 南奉栄蓮 風土 201512  
廃坑の町に揺れゐる踊り笠 佐藤みち子 京鹿子 201601  
踊り手に渾名で呼ばれ在祭 佐藤喬風 末黒野 201601  
まつろはぬ神も一緒に踊りけり 柳川晋 201601  
面の中もひよつとこ顔となり踊る 矢野百合子 201601  
櫛挿せばすでに娘よ踊りけり 升田ヤス子 玫瑰 201604  
踊りつつ明くる郡上の朝ぼらけ 後藤比奈夫 ホトトギス 201606  
郡上なれ三日踊りてまだ飽きず 後藤比奈夫 ホトトギス 201606  
たちまちに大きくなりし踊の輪 永淵暫子 201607  
今生を踊りつづける女ゐる 有松洋子 201608  
いづれ火につつむ身ばかり踊りけり 柴田佐知子 201609  
湯の町の宿の下駄履き踊の輪 安野眞澄 201609  
手のひらの大きをぢさん踊りけり 篠田純子 あを 201609  
あの世めく踊の手振り盆の夜 田中藤穂 あを 201609  
組まれゆく踊り櫓や日曜日 廣瀬雅男 やぶれ傘 201609  
大仰に手を差し出され踊の輪 あさなが捷 201610  
しんがりは町会長や踊の輪 丸山允男 春燈 201610  
盆唄にパソコンの手が踊り出す 奥田茶々 風土 201610  
炭坑節今も廃れず盆踊 大島寛治 雨月 201611  
踊の輪果てて地熱のなほ熱し 雨村敏子 201611  
踊の手河内音頭にせかさるる 竹中一花 201611  
いつまでも覚えてをるや盆踊 井上静子 201611  
盆踊りヤッサのホイで締めにけり 久保夢女 201611  
地を蹴つて踊る阿呆となりにけり 久保夢女 201611  
踊の輪解けて踊り子闇に入る 久保夢女 201611  
潮の香を返しかへして踊の手 泉本浩子 馬酔木 201611  
踊唄アラビア海の揺れやまず 島玲子 風土 201611  
白装束闇に蠢く踊かな 松田明子 201611  
亡者踊風になびかぬ黒頭巾 松田明子 201611  
身のこなし得手に媼の踊りかな 石黒興平 末黒野 201611  
踊の輪廃校決まる校庭に 竹内喜代子 雨月 201612 踊 →8

 

2020年8月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。