野薔薇    15句

野茨  花茨  野薔薇  うばら    茨の実

作品
作者
掲載誌
掲載年月
野薔薇咲き小さき流れ輝けり 野口香葉 遠嶺 199909
泣いた訳全部野ばらのせいにして 津田このみ 月ひとしずく 199912
野薔薇野薔薇雨の日の疼痛野薔薇 金子皆子 海程 200102
亡父の白衣は野薔薇の幼児期にあって 金子皆子 海程 200105
ワーズワースの低き墓標や野ばら咲く 佐野つたえ 風土 200409
まづ指の野ばらの棘を抜いてから 芝尚子 あを 200609
春の野に聴くは時報の野ばらかな 松元末則 酸漿 200705
朝の道夕日の道の野ばらの実 中田みなみ 200712
こんもりと百年があり野ばら咲く 坪内稔典 稔典句集 200804
一本の野ばらの香る空地かな 池部久子 酸漿 200809
六十年経し学駅の柵野ばら 品川鈴子 ぐろっけ 200905
僭称シューベルトの野薔薇こと難波薔薇 上野昌子 春燈 201007
放哉もゲーテも旅人野薔薇咲き 塩見治郎 雨月 201111
野薔薇の花のをちこち里曲道 堺昌子 末黒野 201909
口遊む唱歌はもみぢ野ばらの実 滋野暁 末黒野 202102

 

2023年6月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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