二 月 4       30句

切株に鴬とまる二月かな   原 石鼎

如月  きさらぎ  二月  三月  二月尽  二ン月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
群衆が群衆を踏む二月かな 柴田佐知子 202107
切符水色二月の海を見に行かな 森祐司 202110
噺家のするり二月の羽織脱ぐ 富川明子 202204
竹林の風楓楓と二月来る 枇杷木愛 202204
舞ふ鴦に鳴き声のあり風二月 松本鷹根 京鹿子 202204
深い鉢の寄せ植ゑ二月の莟 長崎桂子 あを 202204
沸き起り行方いづこか雲二月 長崎桂子 あを 202204
県界越えることなく二月尽 須賀敏子 あを 202204
駆上がる土手の川風梅二月 豊谷ゆき江 春燈 202205
美容室のうぬぼれ鏡二月尽 平城静代 202205
かろやかなシュレッダーの音二月尽 植村蘇星 京鹿子 202205
梅二月三渓園に四花咲きて 今村千年 末黒野 202205
店頭の捨て値の暦二月尽 森川享 末黒野 202205
梅の沙汰リモートで来る二月かな 橋添やよひ 風土 202205
日捲りをめくり忘れて二月なり 土井三乙 風土 202205
先づ木々の梢鳴らして風二月 森なほ子 あを 202205
二月の一湾の凪帰り舟 石川東児 202206
小さき背を小突き過ぎゆく風二月 有賀昌子 やぶれ傘 202206
柔らかに丹波黒豆煮る二月 有賀昌子 やぶれ傘 202206
竹林をゆさぶり通し風二月 池谷鹿次 末黒野 202206
平飼ひのにはとりの艶梅二月 河原敬子空 202211
若者の確かな歩幅街二月 都築繁子 あを 202304
陽を囚ふ二月の雲を密にして 倉橋あつ子 京鹿子 202305
古本の値札に値札二月尽 稗田寿明 202305
振り向けば骨の鳴る音二月尽 亀井福恵 京鹿子 202306
気温差の激しき二月家籠り 橋本美代 やぶれ傘 202306
ゆく雲を指さす二月来たりけり 武藤節子 やぶれ傘 202306
幾年を通ひ来し門梅二月 山田佳乃 ホトトギス 202308
酒蔵の醪ふつふつ二月来る 有賀昌子 やぶれ傘 202308
二月→1

 

2024年2月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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