猫の恋 2     36句

うらやまし思ひ切る時猫の恋   越人

恋猫  猫の恋  春の猫  うかれ猫  猫の妻(夫)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ライバルはシャムや我が家の猫の恋 稲畑廣太郎 ホトトギス 201602
ライオンは遠い親類猫の恋 小田嶋野笛 末黒野 201604
やらなければやられてしまふ猫の恋 加藤みき 201604
猫の恋職場の花の散りいそぐ 鈴鹿呂仁 京鹿子 201605
湯の町の端より暮るる猫の恋 岸洋子 201605
路地奥に蛇祀らるる猫の恋 今井春生 201606
茹で卵こつんと立ちし猫の恋 北川孝子 京鹿子 201606
下宿屋に点る灯や猫の恋 竹中龍平 京鹿子 201606
旅の湯の屋根騒がせて猫の恋 徳山和子 京鹿子 201606
告白をためらふことなき猫の恋 伊吹之博 京鹿子 201606
たそがれの谷中銀座や猫の恋 及川照子 末黒野 201607
猫の恋哲学の道少し逸れ 岸洋子 201607
マチネーや猫には猫の恋敵 中澤弘 春燈 201704
思はざる事の顛末猫の恋 コ田千鶴子 馬醉木 201704
母屋築百年といふ猫の恋 中川句寿夫 ここのもん 201705
仕立物受け承ります猫の恋 中川句寿夫 ここのもん 201705
家猫の恋はテレビの人気者 足立良雄 201705
星ひとつ見ゆる夜空や猫の恋 廣瀬雅男 やぶれ傘 201705
過去完了現在完了猫の恋 上谷昌憲 201705
猫の恋ドラマは後半へと続く 上谷昌憲 201705
地を這うて空を突き抜け猫の恋 東正則 末黒野 201705
手を貸せぬことの一つに猫の恋 高橋将夫 201706
息殺す闇のありたる猫の恋 高倉和子 201707
満々と声たくはへて猫の恋 秋津令 201708
野良はまた野良を産みけり猫の恋 秋津令 201708
日あたれる山の麓の猫の恋 延川笙子 六花 201804
猫の恋奪ふ人界罪深き 本多遊方 春燈 201805
金輪際退かぬ気概や猫の恋 渡辺やや 風土 201805
魚臭き町や昼より猫の恋 松本三千夫 末黒野 201805
ゆるびたる闇引き締める猫の恋 涌羅由美 ホトトギス 201806
路地奥は書道教室猫の恋 上月智子 末黒野 201806
猫はいい猫はもういい猫の恋 山本佳代 船団 201811
猫の恋悔いも羞恥も無さそうな 中山未奈藻 201902
海猫鳴いて猫の恋路を囃し立て 稲畑廣太郎 ホトトギス 201903
猫の恋エデンの園のほど遠し 鷺山珀眉 京鹿子 201905
廃屋の庇に対峙猫の恋 及川照子 末黒野 201907
関西医大緊急病棟猫の恋 竹内悦子 202005
言ひ訳の二転三転猫の恋 鈴鹿呂仁 京鹿子 202005
フラメンコの高鳴るタップ猫の恋 谷口律子 末黒野 202006
出る朝日暮るる夕日や猫の恋 荻布貢 202007
猫の恋 →1      

2021年2月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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