夏 柳     97句

水打つて静かな家や夏やなぎ   尾崎放哉

柳の芽  芽柳    青柳  夏柳  葉柳

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
着水と着地と風の夏柳 飯塚ゑ子 火星 199810  
水豊か皇帝の碑に夏柳 高村信子 春耕 199908  
夏柳明治大正昭和過ぐ 池部久子 酸漿 199909  
粋筋と橋で出遇ひぬ夏柳 中川二毫子 夏木立 200008  
夏柳無頼といふは伏目して 小山森生 200009  
夏柳なびきて風のありか知る 桑垣信子 いろり 200010  
すし桶に水張つてあり夏柳 小林あつ子 火星 200104  
はにかんだ男の鼻梁夏やなぎ 室田洋子 海程 200108  
夏柳ゆれの止まりし昼下り 市川伊團次 六花 200110  
写生子の画帖はみだす夏柳 岡村文彦 春耕 200111  
信濃川ゆたかに夏の柳かな 山本喜朗 雨月 200208  
影いつも水に洗はる夏柳 大山里 200208  
夏柳みな髪束ね女学生 年森恭子 ぐろっけ 200210  
たたずめば足より溶くる夏柳 井尻妙子 京鹿子 200211  
顔に触れスカートに触れ夏柳 物江昌子 六花句集 200302  
夏柳無理をするなと言はれけり 鎌倉ひろし 百鳥 200308  
三猿の夢を見てゐる夏柳 丸山佳子 京鹿子 200309  
デッサンのペンをすばやく夏柳 片山由美子 200309  
夏柳のぼり行くさき能楽堂 加賀富美江 遠嶺 200309  
ボール蹴る子供広場の夏柳 畠田律子 対岸 200310  
城町に残る銭湯夏柳 山口マサエ 雲の峰 200310  
夏柳垂るる広さとなりにけり 中杉隆世 円虹 200310  
夏柳垂るる真下に来て仰ぐ 中杉隆世 円虹 200310  
庭先は湖へとつづき夏柳 村田差久子 円虹 200310  
夏柳木屋町筋を通り雨 若山実 雲の峰 200311  
見返るも川面ひとすじ夏柳 田中涼子 八千草 200312  
夏柳どなたか空に帰るらし 林裕美子 六花 200410  
二の糸に夕星ひとつ夏柳 津田礼乃 遠嶺 200506  
影ゆらゆら倉敷川の夏柳 川崎光一郎 京鹿子 200508  
船頭のおけさ浸み込む夏柳 水野範子 ぐろっけ 200509  
夏柳水に映りてより濃かり 石平周蛙 対岸 200509  
新内のお稽古どころ夏柳 村上葉子 百鳥 200510  
夏柳門川清き海野宿 竹内志げ子 酸漿 200510  
船頭の話おだやか夏柳 米須あや子 遠嶺 200608  
沼風に素直になびき夏柳 矢嶋みつ江 遠嶺 200608  
直心の後の遊心夏やなぎ 小澤克己 遠嶺 200609  
夏柳地下に金庫のある商家 佐野静子 遠嶺 200609  
茶屋街のべんがら格子夏柳 与川やよい 遠嶺 200611  
家鴨一家も爺の家族や夏柳 堀内五齢 春燈 200708  
迷路めく水路の街の夏柳 稲嶺法子 遠嶺 200708  
夏やなぎ空洞説の間歇泉 小澤克己 遠嶺 200708  
女医の来て船音高し夏柳 宮澤さくら 遠嶺 200709  
湯の街を水音走る夏柳 戸栗末廣 火星 200709  
夏柳戸毎に橋の暮しかな 森田節子 風土 200801  
木屋町の昼酒に酔ひ夏柳 高橋照子 雨月 200808  
さざ波に影を投げたる夏柳 鈴木清子 遠嶺 200811  
堂守は巫女一人なり夏柳 小松敏郎 万象 200811  
鴨川に沿ふそば処夏柳 吉田晴子 200908  
夏柳吉良邸後の赤提灯 佐藤喜孝 あを 200908  
夏柳しだるる堀のどんこ舟 藤見佳楠子 200908 柳川
小江戸情緒のこる佐原や夏柳 井口淳子 200909  
夏柳カレー専門店を出て 井上信子 200909  
門構へ町並古く夏柳 小塩世津 200910  
影までも風に吹かるる夏柳 上原恒子 雨月 200910  
夏柳橋の向かうの灯のうるみ 鈴鹿仁 京鹿子 201007  
白壁の蔵残りをり夏柳 吉沢陽子 201007  
梶棒を上げて駆けだす夏柳 丑久保勲 やぶれ傘 201009  
夏柳ねんごろに選る備前酒器 荒木甫 201010  
どぜう屋の盛り塩光る夏柳 倉科紫光 馬醉木 201012  
不忍池夏の柳とビルの影 能勢栄子 201108  
木場堀にあふるる光夏柳 鈴木良戈 201110  
雨に濡れネオンに光る夏柳 丸山酔宵子 かさね 201209  
開業の六区のホテル夏柳 岡井マスミ 末黒野 201210  
夏柳白砂軋み鞠の庭 長濱順子 201210  
一宿の翁の碑あり夏柳 酒井秀郎 返り花 201211  
夏柳元序二段のチャンコ店 平井奇散人 船団 201306  
対岸に歌舞練場や夏柳 丑久保勲 やぶれ傘 201309  
風吹かば踊つてをりぬ夏柳 永田万年青 六花 201310  
泣き言は風に流して夏柳 石川かおり 福袋 201404  
濡れ色を極め銀座の夏柳 稲畑廣太郎 ホトトギス 201405  
風誘ふ酒蔵裏の夏柳 宮越久子 201407  
夏柳蘇州夜曲に酔ふ夕べ 塩路五郎 201408  
言ひ過ぎも言ひ足らざるも夏柳 すずき巴里 ろんど 201408  
逆立つる柳眉など無し夏の月 宮井知英 201409  
夏柳女性の姿なかりける 中田禎子 201410  
浮舟の世捨てや風の夏柳 豊田都峰 京鹿子 201410  
だからといふ諍ひ聞ゆ夏柳 赤座典子 あを 201507  
反時計回りに走る夏柳 竹生田勝次 風土 201508 称名寺
戯るる猫の両の手夏柳 佐藤恭子 あを 201510  
居酒屋の入り口ゆかし夏柳 王岩 あを 201608  
幇間の向う鉢巻夏柳 広渡敬雄 201608  
夏柳盛り上がりをり枝垂れをり 神谷さうび 末黒野 201610  
空つぽの胸にしだるる夏柳 押田裕見子 201610  
夏柳気にらぬものは持たず着ず 高橋道子 201610  
空つぽの胸にしだるる夏柳 押田裕美子 201706  
陽光のあまねき河口夏柳 高木邦雄 末黒野 201708  
媚ぶるかにぞろりとそよぐ夏柳 志方章子 六花 201710  
築地塀へ影の揺れをり夏柳 原和三 末黒野 201710  
夏柳水の詩人のささめごと 湯川雅 ホトトギス 201712  
夏柳揺れて町並揺らしけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807  
夏柳銀座の女の眉細く 杉本薬王子 風土 201808  
夏柳蔭さす魚の背中かな 山田六甲 六花 201809  
お前もか艶の失せたる夏柳 永田万年青 六花 201810  
貝釦ぽろりと取れて夏柳 竹内悦子 201909  
バスの屋根撫でてをりけり夏柳 永田万年青 六花 201909  
木洩れ日の水面に遊ぶ夏柳 田中公子 京鹿子 201909  
夏柳宗祇の水に散りにけり 山田六甲 六花 201910  

 

2015年5月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。


 

2015年5月24日 15/05/24