夏帽子 7      146句

ふるさとに来て夏帽を真深にす   比田井美都江   しなの

夏帽子 冬帽子  パナマ帽  麦稈帽

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
夏帽子太古の水に沈みをり 佐渡谷秀一 対座 201505  
かぶらなくとも持つてをり夏帽子 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
肝心な時に忘れし夏帽子 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
夏帽子少し小さめ年長児 武石京子 やぶれ傘 201508  
夏帽子咲かせて森の午後となる 豊田都峰 京鹿子 201508  
強き瞳を放つ少年夏帽子 高野春子 京鹿子 201508  
夏帽子曲家並びして撮らる 千田百里 201508  
一歳と一本指の夏帽子 中村洋子 風土 201508  
能見台駅に届きし夏帽子 小林和子 風土 201508  
枕辺に旅路の共の夏帽子 和田政子 201508  
朝市のマダガスカルの夏帽子 広瀬俊雄 万象 201508  
このひとと二人三脚夏帽子 今井充子 201508  
我ままも気ままも隠す夏帽子 黒澤登美枝 201509  
駅舎無きホームに並ぶ夏帽子 廣瀬雅男 やぶれ傘 201509  
鞄より取り出したる夏帽子 きくちきみえ やぶれ傘 201509  
二軒目の店にてもとむ夏帽子 吉田きみえ 末黒野 201509  
応援の人文字描く夏帽子 大橋弘子 末黒野 201509  
染みも又旅の思い出夏帽子 皆川千佐恵 末黒野 201509  
娘夫婦みちのく巡る夏帽子 中村高也 末黒野 201509  
影を追ふ園児等二列夏帽子 漆山浩一 末黒野 201509  
夏帽子被れば視界半分に 濱上こういち 201509  
機嫌良きオレンジ色の夏帽子 高田令子 201509  
控へ目な女人の大き夏帽子 大橋晄 雨月 201509  
頂上を征して振るや夏帽子 大橋晄 雨月 201509  
海風に突と攫はれ夏帽子 三輪温子 雨月 201509  
夏帽子大きく振りて再会す 福岡かがり 雨月 201509  
振り合ひて行き交ふ舟の夏帽子 滝澤圭子 雨月 201509  
山よりもデモに参加と夏帽子 須賀敏子 あを 201509  
浜風にころがるころがる夏帽子 内藤呈念 ホトトギス 201510  
夏帽子神威岬の風に飛ぶ 原田しずえ 万象 201510  
教へ子の颯爽と来る夏帽子 野畑さゆり 201510  
白髪もみえてあみだの夏帽子 遠山のり子 201510  
夏帽子の数だけ好奇心あらん 細川洋子 201510  
夏帽子と墓のカタログありにける 中田禎子 201510  
外に出でて風の新たや夏帽子 黒滝志麻子 末黒野 201510  
引越しの孫の振りたり夏帽子 久保田優子 末黒野 201510  
覗き込み交はす笑顔や夏帽子 山本茂子 末黒野 201510  
つば広を一義に選ぶ夏帽子 田村園子 201510  
西域を去る回鶻ウイグルの夏帽子 原田達夫 箱火鉢 201511  
再会に心うきうき夏帽子 塩千恵子 201510  
人混みの中変身の夏帽子 松本秀子 201510  
頂上を征して振るや夏帽子 大橋晄 ホトトギス 201512  
夏帽子ぐつと押さへる風の駅 秋月祐一 船団 201512  
ジオラマに長き時間を夏帽子 ふけとしこ 船団 201602  
裃に夏帽子なりちんどん屋 篠田純子 あを 201603  
夏帽子押へて谷をのぞき込む 長谷川友子 春燈 201608  
夏帽子互ひに振りて別れけり 成田なな女 春燈 201608  
夏帽子とりて募金と署名せり 西住三惠子 201608  
一駅で降るるも旅愁夏帽子 黒滝志麻子 末黒野 201608  
裏声の伸ぶる島唄夏帽子 黒滝志麻子 末黒野 201608  
病院を抜け出してきし夏帽子 山田六甲 六花 201608  
一陣の風を押さへて夏帽子 山田天 雨月 201608  
さすらひのこころもちとの夏帽子 中島芳郎 201609  
地下街を出て皺くちやの夏帽子 荒木甫 201609  
夏帽子ぺちやんことなり大抱擁 平野加代子 春燈 201609  
海二つ越え来し吾子の夏帽子 竪山道助 風土 201609  
組み替へる足の長さや夏帽子 岡尚 風土 201609  
一陣の風が盗める夏帽子 直井たつろ 風土 201609  
赤道を跳ねて越えたり夏帽子 竪山道助 風土 201609  
とげぬき地蔵ひたすらなづる夏帽子 川田好子 風土 201609  
顔中の皺が笑ひぬ夏帽子 小林愛子 万象 201609  
木の株に大人の迷子夏帽子 福島せいぎ 万象 201609  
助手席に深々眠る夏帽子 内山照久 201609  
駅名に惹かれて降りる夏帽子 塩野谷慎吾 201609  
無機質の怪獣ゾーン夏帽子 鈴鹿呂仁 京鹿子 201609  
大門の先に江戸あり夏帽子 高野春子 京鹿子 201609  
夏帽子似合ふといふは遊び人 後藤立夫 ホトトギス 201610  
句会場へ杖を頼りの夏帽子 加藤タミ 末黒野 201610  
普段着のサンダル履きと夏帽子 今井充子 201610  
洞内ヘトロッコに乗る夏帽子 中村洋子 風土 201610  
大道芸小銭を受くる夏帽子 遠藤逍遙子 風土 201610  
見え隠れして溶岩原の夏帽子 菊池洋子 やぶれ傘 201610  
岩肌を飛ぶを押さへて夏帽子 安藤久美子 やぶれ傘 201610  
追ひ越してバツクシヤンなり夏帽子 池村禎子 京鹿子 201610  
夏帽子重くなりゆく波の音 上野紫泉 京鹿子 201610  
深々と貴婦人めける夏帽子 大橋晄 雨月 201610  
夏帽子ルンペン風と言はれけり 内田節子 万象 201610  
夏帽子脱ぎて湯気たちゐたるかな 志方章子 六花 201610  
草の声水の音聴く夏帽子 河野美奇 ホトトギス 201611  
再会の歓声あげし夏帽子 大内マキ子 万象 201611  
潮風にさらはれ夫の夏帽子 鏡英子 末黒野 201611  
内宮や被る間のなき夏帽子 野村重子 末黒野 201611  
弾き手なきピアノの上の夏帽子 鎌田八重子 馬醉木 201612  
仮壇の柩にのせる夏帽子 富田要 万象 201612  
駅前広場送迎バスへ夏帽子 増田みな子 やぶれ傘 201612  
句仲間の健脚揃う夏帽子 田中藤穂 201612  
大いなる海よ空よと夏帽子 中田みなみ 桜鯛 201701  
潮の香のリボンに残る夏帽子 森川絢子 京鹿子 201701  
夏帽子席に残して甲板へ 植木やす子 201701  
恐竜の骨仰ぎゐる夏帽子 岩田公次 ホトトギス 201702  
化石掘りしてゐる子らの夏帽子 秋月祐一 船団 201702  
夏帽子いま鍵かけて出るところ 中川句寿夫 ここのもん 201705  
洗濯へ放り込みたる夏帽子 中川句寿夫 ここのもん 201705  
似合はぬというてをられぬ夏帽子 稲畑汀子 ホトトギス 201706  
大仏を囲む黄色い夏帽子 稲畑廣太郎 ホトトギス 201707  
古民家の框に忘る夏帽子 奥田茶々 風土 201708  
利かぬ気の旋毛は二つ夏帽子 岩下芳子 201708  
新調の早くも失せし夏帽子 石田きよし 201708  
棘のある魚釣り上げぬ夏帽子 山本右近 万象 201708  
わしづかみしたる別れの夏帽子 笹村政子 六花 201708  
じぐざぐに登山道行く夏帽子 山田天 雨月 201708  
飛び石の亀の浮遊や夏帽子 鈴鹿呂仁 京鹿子 201709  
ハスカップ摘んでは噛んで夏帽子 内海良太 万象 201709 札幌行
戒壇の闇にまさぐる夏帽子 原田しずえ 万象 201709  
ウィンドーにこつと鍔の音夏帽子 秋葉雅治 201709  
展帆や帆桁に揃ふ夏帽子 石黒興平 末黒野 201709  
先づ忘る高原駅へ夏帽子 数長藤代 201709  
水郷に老いゆく人の夏帽子 下平しづ子 雨月 201709  
夏休み顎に伸びたる帽子紐 大川ゆかり 201710  
花文字のイニシャル飾る夏帽子 高田令子 201710  
夏帽子雲が雲呼ぶ橅峠 成田美代 201710  
夏帽子心はすでに汽車に乗る 山田暢子 風土 201710  
九十九里飛ばされ癖の夏帽子 内海良太 万象 201710  
銀ぶらやあみだかぶりの夏帽子 中谷未知 末黒野 201710  
水玉のリボンに替へて夏帽子 峰幸子 末黒野 201710  
助手席に買つたばかりの夏帽子 湖東紀子 ホトトギス 201711  
少年に海の匂ひの夏帽子 尾崎みつ子 雨月 201711  
太陽に逆ひかぶる夏帽子 荻巣純子 雨月 201711  
朝練をそつと見守る夏帽子 石塚清文 やぶれ傘 201710  
大伯母の夏帽子ふわっ風おこす 中井保江 船団 201805  
丸三角四角ピカソの夏帽子 雨村敏子 201807  
風吹けば押さへ抑へて夏帽子 松村光典 やぶれ傘 201807  
夏帽子足元よりの照り返し 石森理和 あを 201807  
歌舞伎座の歌舞伎稲荷に夏帽子 杉本薬王子 風土 201808  
銀ぶらの野暮なリュックと夏帽子 奥田茶々 風土 201808  
水脈を蹴り船笛交はす夏帽子 山本雅子 馬醉木 201808  
夏帽子弾める声の行方かな 横山さくら 春燈 201808  
夏帽子小さき夏帽引き連れて 林昭太郎 201808  
ちぢれ毛のはりついてゐる夏帽子 あさなが捷 201808  
出航の舳先に立ちて夏帽子 森岡正作 201809  
夏帽子軽く抑へてダム覗く 石谷淳子 雨月 201809  
夏帽子メタセコイアを仰ぎけり 赤岡茂子 春燈 201809  
喪の家や鴨居に遺る夏帽子 荒井ハルエ 春燈 201809  
鼻と口だけの人間夏帽子 林田麻裕 201809  
夏帽子遊び心を自分流 いろは 201809  
夏帽子君を永久欠番に 井上菜摘子 京鹿子 201810  
夏帽子飛んで踏切音が鳴る 倉澤節子 六花 201810  
夏帽子掛けしままなり夫の留守 平田きみこ 風土 201810  
合鍵が合わず会えずに夏帽子 やのかよこ 船団 201811  
夏帽子片方だけのイヤリング つじあきこ 船団 201811  
山荘にたどりつきたる夏帽子 今橋眞理子 ホトトギス 201811  
あんなことこんなことあり夏帽子 内田梢 末黒野 201904  
夏帽子の夫老ひぬその影までも 工藤はる子 201904  
夏帽子いつもの彼女とは違ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
年取りしことを忘れて夏帽子 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
パスポート切れて残りし夏帽子 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
両の手で位置確かむる夏帽子 横山さくら 春燈 201907 夏帽子→ 1

 

2019年7月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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