夏帽子 8　　　　　　29句

ふるさとに来て夏帽を真深にす 　　比田井美都江 　　しなの

夏帽子　冬帽子　　パナマ帽　　麦稈帽
作品
作者
掲載誌
掲載年月
森の気をまとひ戻りぬ夏帽子 中根美保 風土 202109
夏帽子駆け入る絵本ミュージアム 森田節子 風土 202109
うなじまで被ひ農婦の夏帽子 津川かほる 風土 202109
脇に挟み長き祈りの夏帽子 津川かほる 風土 202109
病院へ少し斜めに夏帽子 根岸善行 風土 202109
駅前の花壇に置かれ夏帽子 湯本正友 やぶれ傘 202110
水筒の大きく揺るる夏帽子 松本胡桃 風土 202110
転けるなと後ろより声夏帽子 森清堯 末黒野 202111
夏帽子出せば雨降る昨日今日 石川東児 集 202112
参道を真つ直ぐ妊婦の夏帽子 辻泰子 春燈 202112
夏帽子知らない町の郵便局 須賀敏子 あを 202208
通勤の群れに混ぢりて夏帽子 森なほ子 あを 202208
来し方を問はず語りに夏帽子 石原孝人 京鹿子 202208
海風や阿弥陀被りの夏帽子 宮澤靖子 末黒野 202209
途中から後れて歩く夏帽子 綾戸五十技 鴻 202209
被らふかけさも迷へる夏帽子 高橋均 やぶれ傘 202210
三分で散髪済みて夏帽子 高橋均 やぶれ傘 202210
合席の小さな蕎麦屋夏帽子 手島百合子 やぶれ傘 202210
函嶺や一期一会の夏帽子 池乗恵美子 末黒野 202210
渡船待つ声の賑やか夏帽子 大川暉美 末黒野 202210
紅を差す事の遠退き夏帽子 上月智子 末黒野 202210
古里へ鉄橋越ゆる夏帽子 針谷忠郎 鴻 202210
道標に被せてありぬ夏帽子 中根美保 風土 202210
あとがきのやうに置かれて夏帽子 六車佳奈 風土 202210
橋くぐる笹船を追ふ夏帽子 小巻若菜 やぶれ傘 202212
間違えに後で気付いて夏帽子 吉宇田麻衣 集 202212
利根支流不明少女の夏帽子 田中臥石 末黒野 202212
夏帽子整列大和上甲板 稲畑廣太郎 ホトトギス 202306
夏帽子華やぐ銀座四丁目 稲畑廣太郎 ホトトギス 202306
夏帽子→ 1

 

2023年7月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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