麦稈帽(麦藁帽・麦わら帽)    86句

今日休診戴く大き麦藁帽    金子麒麟草

夏帽子 冬帽子  パナマ帽  麦稈帽

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
畠よりもどる教授の麦稈帽 樺山翠 雨月 199901  
雉子鳩のこゑが麥藁帽子かな 米小山森生 199908  
重ねある麦藁帽のひんやりと 山西雅子 199909  
はんこたんな麦藁帽をかむりをり 宮津昭彦 199910  
初恋は麦藁帽のひものごと 塩見恵介 虹の種 200005  
海女小屋に麦稈帽が母を待つ 清水節子 馬醉木 200009  
朝採りの野菜を入れし麦藁帽 木村てる代 俳句通信 200010  
絵のなかの女のかむる麦藁帽 宮津昭彦 200105  
黙々と遺跡にいどむ麦藁帽 長崎豊子 ぐろっけ 200108  
ルノワールなら花付けましを麦稈帽 林翔 200109 倉敷市内
ちひろの絵ぬけ出してゐる麦藁帽 水谷契江 六花 200109  
麦藁帽手にとつて見る百円店 川合正男 ぐろっけ 200111  
麦藁帽墓に忘れてもどりくる 柴田靖子 200209  
笠智衆現れさうな麦稈帽 清水喜造 帆船 200210  
麦稈帽畑で手を振る百二才 長谷川としゑ ぐろっけ 200308  
麦藁帽ひさしの奥で目の笑ひ 白井剛夫 200310  
舟を画く麦藁帽を草に置き 高橋さえ子 200311  
小銭のみパントマイムの麦藁帽 松原智津子 万象 200408  
買ひたての麦稈帽子磯伝ふ 赤池英津子 遠嶺 200410  
吾に似合ふものに作務衣と麦稈帽 鈴木石花 風土 200410  
老熟の色とし念ふ麦藁帽 井上信子 200410  
花束を膝に乗せゐる麦藁帽 芝川百合子 京鹿子 200410  
円墳を巡る麦稈帽かむり 永本純子 200411  
灯台はいまもあこがれ麦藁帽 藤田輝枝 対岸 200508  
海女潜く麦藁帽を磯に置き 服部鹿頭矢 馬醉木 200509  
欲しきもの茂吉の麦藁帽子かな 神蔵器 風土 200509  
麦藁帽投網の錘光りけり 山遊亭金太郎 百鳥 200509  
「カンボジア」麦藁帽に国問へば 吉村一郎 百鳥 200509  
自分史に未来まだあり麦藁帽 大村美知子 京鹿子 200511  
煙草吸ふ大道画家の麦藁帽 河村靖子 築港 200511  
真つ青な海まつさらの麦稈帽 楠原幹子 200601  
膝に置き麦稈帽と聖書かな 荻巣純子 雨月 200601  
潮焼けの顔に麦藁帽子かな 岩木茂 風土 200608  
麦藁帽の師を幻の鵜の瀬かな 浜福恵 風土 200609  
要るといへば要る麦藁帽子の紐 戸田和子 200611  
農小屋のほころぶ麦藁帽子かな 三間菜々絵 遠嶺 200611  
修学旅行引率教師麦藁帽 植松未知男 200611  
一人乗る麦藁帽子山の駅 滝沢伊代次 万象 200706  
園丁の風の麦稈帽子かな 太田寛郎 200709  
砂を掘る麦藁帽の影の中 田村園子 200710  
まなこ入れて麦藁帽子龍之介 浅田光代 風土 200710  
堤防に重ね置かるる麦藁帽 平野みち代 200711  
網棚に遺失麦藁帽ひとつ 池田好 200712  
舟倉に舟吊り麦稈帽子吊り 山路紀子 風土 200808  
麦稈帽積みし一つを剥いで売る 藤田宏 長城 200808  
麦藁帽揃ひて町の清掃日 仁平則子 200808  
飛ばされて急に大きく麦藁帽 山田京子 200810  
麦藁帽うぶ毛のひかる嬰の腕 青木ちづる 200810  
麦わら帽脱ぎ一村の野辺送り 加藤峰子 200810  
切通し行くお揃ひの麦藁帽 塩田京子 遠嶺 200811  
麦藁帽ゴム伸びきつて顎の下 小林朱夏 200907  
麦藁帽我が生涯の伴侶なり 関元子 ろんど 200909  
谷底を見て来し父の麦藁帽 小澤克己 遠嶺 200910  
すれちがふ麦藁帽の日の匂ひ 岩永はるみ 春燈 201109  
園丁の麦わら帽子浮かせをり 笹村政子 六花 201109  
手をつなぐうしろ姿の麦藁帽 榎本文代 万象 201111  
麦藁帽こどもの頃はこんな顔 中島芳郎 201210  
川に出て麦藁帽の風に浮き 白石正躬 やぶれ傘 201212  
焦げいろを誇る畑の麦藁帽 布川直幸 201306  
土の香の棺に夫の麦藁帽 武生喜玖乃 雨月 201310  
麦藁帽日照雨が音をたてにけり 中田みなみ 201407  
双り子の重ねて一つ麦藁帽 湯橋喜美 201408  
父につく逸りごころの麦藁帽 湯橋喜美 201409  
麦藁帽夕日を載せて戻りけり 鈴木良戈 201409  
麦藁帽あふみの海の葭長者 コ田千鶴子 馬醉木 201409  
仁王立ちして沖を見る麦稈帽 山本ひろ 雨月 201410  
土の香にまみれし夫の麦藁帽 武生喜玖乃 雨月 201510  
子供らの清掃奉仕麦わら帽 加藤静江 末黒野 201511  
お日さまが真上に来る麦藁帽 三輪敏夫 201511  
縁側の麦藁帽子あるじ待つ 宮崎洋 春燈 201512  
一坪の家庭菜園麦藁帽 大日向幸江 あを 201608  
麦わら帽寄ってたかって薔薇剪定 笹村恵美子 201609  
サボテンの海にアデイオス麦藁帽 伊吹之博 京鹿子 201610  
顎紐をしつかり爺の麦藁帽 荒井和昭 201610  
リボン褪す父愛用の麦藁帽 久保夢女 201611  
麦藁帽時代遅れも悪からず 原友子 201611  
叱らるる子の顔みえず麦藁帽 笹村政子 六花 201708  
お揃ひの赤い麦藁帽子かな 中堀倫子 201710  
富士野ゆく若き日麦藁帽傾げ 溝内健乃 雨月 201710  
風透る麦藁帽の神田かな 鈴木良戈 201711  
山荘に遺され父の麦稈帽 コ田千鶴子 馬醉木 201808  
麦わら帽スーツケースに腰かけて 森有子 201809  
犬小屋の上に褪せたる麦わら帽 倉澤節子 六花 201810  
リヤカー引く母の麦わら帽子かな 永尾春己 201811  
広島の方角へ脱ぐ麦藁帽 渡部ひとみ 船団 201812  
もんごると腹の出ている麦藁帽子 羽田英晴 船団 201906  

 

2019年7月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。