作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
きさらぎの瀬音光を運び来る | 飛高隆夫 | 万象 | 201605 |
きさらぎと呼べばきらきらして来たる | 飛高隆夫 | 万象 | 201605 |
きさらぎの雲の流るる競走馬 | 戸栗末廣 | 空 | 201605 |
音なくてこのきさらぎのひかりかな | 雨村敏子 | 槐 | 201605 |
きさらぎの砂利を踏みゆく靴の音 | 山田春生 | 万象 | 201606 |
きさらぎや息かけ磨く姫鏡 | 玉置かよ子 | 雨月 | 201606 |
きさらぎの風吹き上ぐる勿来かな | 内海保子 | 万象 | 201610 |
子の忌来る外はきさらぎの寒さかな | 片桐てい女 | 春燈 | 201704 |
きさらぎの空に絵となる千年杉 | 橋添やよひ | 風土 | 201705 |
きさらぎの木の洞に棲む濤の音 | 内藤静 | 風土 | 201705 |
悼岩崎眉乃さん きさらぎが永の別れとならうとは |
大坪景章 | 万象 | 201705 |
きさらぎの辻々に置く砂ぶくろ | 岡本敬子 | 万象 | 201705 |
きさらぎの青空を航くプロペラ機 | 藤井美晴 | やぶれ傘 | 201705 |
きさらぎやどの枝先もぷつくりと | 加藤みき | 槐 | 201804 |
きさらぎの真ん中にゐてある五蘊 | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 201804 |
きさらぎの語るも語る五線塀 | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 201804 |
きさらぎの闇ゆがめをる焔かな | 南うみを | 風土 | 201805 |
きさらぎや味ほのぼのと加賀おでん | 浅井青二 | 雨月 | 201806 |
きさらぎやぎいと島押す浮桟橋 | 田中とし江 | 空 | 201808 |
きさらぎの晴生駒嶺の青深し | 樺山翠 | 雨月 | 201903 |
凡ミスの続くきさらぎ口への字 | 河崎國代 | 春燈 | 201904 |
きさらぎの身をのせて研ぐ和包丁 | 長谷川翠 | 馬醉木 | 201905 |
衣更着のうしろに母の背筋あり | 熊川暁子 | 槐 | 201905 |
きさらぎの遥かに望む銀山湖 | 熊岡俊子 | 雨月 | 201905 |
きさらぎの名ゆゑ二月を愛しけり | 森なほ子 | あを | 201905 |
きさらぎの隅へながせりわが芥 | 井上菜摘子 | 京鹿子 | 201906 |
きさらぎの耳うずうずとゴッホ展 | 波戸辺のばら | 瓔 | 201906 |
きさらぎの水道水に刺のあり | 大日向幸江 | あを | 202004 |
きさらぎの風のさみどり岩畳 | 佐久間由子 | 沖 | 202005 |
きさらぎの山へ山へと送電塔 | 戸栗末廣 | 空 | 202006 |
きさらぎの風に吹かるる光かな | 藤生不二男 | 六花 | 202006 |
きさらぎの海に背を向け松並木 | 小林輝子 | 風土 | 202006 |
きさらぎの湯屋煙突の火の粉かな | 田中佐知子 | 風土 | 202104 |
きさらぎの土は微熱を包みをり | 平松うさぎ | 沖 | 202104 |
きさらぎやロイヤルブルーのインク壼 | 林いづみ | 風土 | 202105 |
きさらぎの鋸目するどく立ちにけり | 南うみを | 風土 | 202106 |
きさらぎを割りゆく鳥の丸き胸 | 服部早前 | 空 | 202108 |
きさらぎや柳行季に妣の帯 | 菅野日出子 | やぶれ傘 | 202207 |
きさらぎの遠景に船浮いてをり | 深川淑枝 | 空 | 202211 |
寺宝へときさらぎの廊深入りす | 倉橋あつ子 | 京鹿子 | 202305 |
きさらぎ →1 |
2024年2月28日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
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