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潰(つ)ゆるまで柿は机上に置かれけり   川端茅舎   白痴

柿  熟柿  渋柿  干柿  吊し柿  柿簾

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
星月夜粉ふいてゐる吊し柿
高橋将夫
200312
 
豆柿にまさぐる旅の金米糖
岡井省二
岡井省二全句集
200312
 
晴天に柿をのこせり過疎の谷
浜明史
風土
200401
 
柿の臍深し濃き山薄き山
大島翠木
200401
 
柿の里「うどん」の三字大きかり
林翔
馬醉木
200401
 
たわわなる柿くぐり柿の味したり
林翔
馬醉木
200401
 
畏みぬ佐渡より数の醂し柿
伊藤白潮
200401
 
あんぽ柿波郷行年五十七
伊藤白潮
200401
 
歩かうかバスにしょうか柿の秋
菊地嘉江
帆船
200401
 
柿熟るるローカル線の無人駅
篠藤江
帆船
200401
 
天井画たわわなる柿見る如し
松崎鉄之介
200401
 
憧るる柿の柿色宙にあり
村越化石
200401
 
柿たわわ餓鬼大将の村に居ず
加藤志峰
200401
 
織部の里にキリシタン灯籠柿赤し
古田美恵
200401
 
風吹いて柿もぐ竿の定まらず
小澤友江
築港
200401
 
鈴生りの柿の闇夜に紛れたり
奥村光子
築港
200401
 
藤村の三和土の固き柿の秋
鷹羽狩行
200401
 
豆柿や萱葺き屋根の明り取り
鷹羽狩行
200401
 
藁屋根と石屋根を訪ひ柿の秋
鷹羽狩行
200401
 
寺々の屋根黒くして柿の秋
鷹羽狩行
200401
 
にぎやかに柿の紅葉となりにけり
伊藤たいら
雲の峰
200401
 
天意とて高ぶる鳥や柿日和
岩田育左右
遠嶺
200401
 
道問うて訪ねし寺や柿の秋
豊田作二
遠嶺
200401
 
庭の柿鴉に負けてしまひけり
吉田康子
火星
200401
 
たまさかの松戸あたりの残り柿
藤田あけ烏
草の花
200401
 
山野辺の沼いくつある柿の道
井上有利子
草の花
200401
 
吊し柿老婆背伸びしつまみゐる
永野秀峰
ぐろっけ
200401
 
柿たわわ柿泥棒が策を練る
泉田秋硯
200402
 
送り主の肌思わるる柿の艶
達山丁字
200402
 
山の湯に柿醂さはしをる日和かな
淵脇護
河鹿
200402
 
島山に柿昏れ残る出船前
淵脇護
河鹿
200402
 
てのひらの柿の重さの定まれり
金澤明子
火星
200402
 
山の風柿むきし手のきしと鳴る
山田美恵子
火星
200402
 
次郎柿や父ゆつくりと腰おろす
雨村敏子
200402
 
柿厚くむき弟を思ひけり
藤井美智子
対岸
200402
 
吊し柿はじめ重たく吊られけり
菅原末野
風土
200402
 
豆柿を透かし城へと昼の鐘
小林令子
200402
 
枯露柿の軒ひくくして日本海
柴崎英子
200402
 
照柿や小径を挟む合掌屋
矢崎すみ子
200402
 
故郷へ向かふ車窓や柿の秋
篠藤江
帆船
200402
 
隠れ里柿の簾を垂らしをり
塩川雄三
築港
200402
 
強風に曝され揺るる柿簾
北瀬照代
築港
200402
 
一連は粒揃ひなる吊し柿
北瀬照代
築港
200402
 
同じ数同じ大きさ柿吊す
北瀬照代
築港
200402
 
柿吊す白きビニール紐縒つて
北瀬照代
築港
200402
 
竹竿に等間隔の吊し柿
北瀬照代
築港
200402
 
柿どころ大和は寺も柿生らす
新子禎自
築港
200402
 
野の姿に盆栽仕立て老爺柿
鵜飼紫生
雨月
200402
 
柿を干す軒に番犬眠りをり
萩谷幸子
雨月
200402
 
萩括る庭柿アルミのドカ弁当
吉田多美
京鹿子
200402
 
柿供ふ早世の父に記憶なく
丹生をだまき
京鹿子
200402
 
照柿や小径を挟む合掌屋
矢崎すみ子
200402
 
吊柿下から順に姿消し
菊谷潔
六花
200402
 
柿干し場ほまちと婆の仕切りをり
金升富美子
200402
 
吊されて柿飴色に日を返す
木村てる代
雲の峰
200402
 
軒ごとに柿吊るが見ゆ青梅線
中村興人
酸漿
200402
 
食べ頃を計る幾日や柿乾く
林敬子
酸漿
200402
 
このところ歯科に用なし柿熟るる
坪井洋子
200402
 
柿を剥く吾は肥後の守妻包丁
秋田直己
ぐろっけ
200402
 
日射し受け長々と剥ぐ柿の皮
武智恭子
ぐろっけ
200402
 
柿捥ぎの竿のはづれて雲刺せり
木船史舟
200403
 
柿すする人焼くけむり遠く見て
淵脇護
河鹿
200403

中原槐氏

を悼む

農家みな山を背負ひて吊るし柿
平山勝子
河鹿
200403
 
柿たわわ表札二枚掛けてあり
藤森万里子
百鳥
200403
 
柿の秋鐘つき堂に人の列
河野洋子
200403
 
十程の柿を吊るして一人住む
森津三郎
京鹿子
200403
 
鈴なりの鈴なら鳴らむ柿の空
松本鷹根
京鹿子
200403
 
出入りの分だけ空けて柿すだれ
藤原照子
余韻
200403
 
干し柿の影移り行く塀長し
亀井幸子
築港
200403
 
九十の母の気配り柿熟るる
苑実耶
200404
 
柿たわわ都電の車窓いっぱいに
片野光子
ぐろっけ
200404
 
魂の抜けし貌なるつるし柿
今井みつ子
帆船
200405
 
干し柿に噛みこんでをり吊し紐
関根義行
対岸
200406
 
桃ほどにいたまずに柿寂びにけり
八田木枯
夜さり
200409
 
柿生りて子規の居さうな古都であり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200411
 
柿齧る人の若さを羨しとも
稲畑汀子
ホトトギス
200411
 
空を背に白雲を背になべて柿
林翔
200411
 
柿剥くや猿の歯形を削りつつ
長田秋男
酸漿
200411
 
庄内柿低く色づく城下かな
卜部黎子
春燈
200411
 
柿をむく手に静脈の逞しく
鎌倉喜久恵
あを
200411
 
宮殿に日本の一樹柿たわわ
塩路隆子
200412
 
こめ櫃に米柿はごま充満す
中山純子
万象
200412
 
古風なる暮しの中や柿のごま
中山純子
万象
200412
 
落柿のほのかな紅を惜しみけり
山下良江
万象
200412
 
窓拭いて隣の庭柿かがやかす
長谷川春
200412
 
丹の国の千のきらめき柿すだれ
宇都宮滴水
京鹿子
200412
 
刀匠病むたわわに柿を実らせて
江崎成則
200412
 
老爺柿ひとつ東都に携ふる
大橋敦子
雨月
200412
 
老爺柿艶やその名もその色も
大橋敦子
雨月
200412
 
身ひとりや白磁の皿に柿二つ
永田延治
帆船
200412
 
見えぬ眼の目の前に置く柿一つ
村越化石
200412
 
日向にて柿食へば齢また深む
村越化石
200412
 
白壁の土蔵の柿も色づけり
石橋林石
200412
 
柿剥いて蔕という字を辞書で引く
雨宮一路
200412
 
先急ぐ齢にあらず柿を食ふ
雨宮一路
200412

 

2019年11月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。