作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
十一月リトマス試験紙みな青く | のざきまみこ | 瓔 | 201603 |
海を見る十一月のてぶらの手 | 小枝恵美子 | 船団 | 201612 |
あたたかき十一月の爪を切る | 中川句寿夫 | あを | 201612 |
つれだちて十一月の青柳寺 | 鈴木庸子 | 風土 | 201701 |
夕空は明日の和みに十一月 | 安立公彦 | 春燈 | 201701 |
帆立の殻山積みにして十一月 | 諸戸せつ子 | 春燈 | 201701 |
音もなく十一月の扉開く | 千田百里 | 沖 | 201701 |
麹室十一月の湯気の濃し | 齊藤實 | 沖 | 201701 |
うそほんと十一月の雪予報 | 田中藤穂 | あを | 201701 |
実は紅を増せと十一月の雪 | 荒井千瑳子 | 沖 | 201702 |
泥匂ふ十一月のだるま船 | 下山田美江 | 風土 | 201702 |
試されて十一月の神の山 | 山崎靖子 | 鴫 | 201702 |
ほとほとと十一月の夜の帷 | 数長藤代 | 鴫 | 201702 |
沼たひら十一月の日の中に | 内海良太 | 万象 | 201702 |
食卓に花を絶やさず十一月 | 紅露恵子 | 万象 | 201702 |
狐火や十一月の手術台 | 竹内悦子 | 槐 | 201703 |
十一月つまり出しそびれの手紙 | 津波古江津 | 船団 | 201707 |
十一月影の大きくなりたがる | 長沼佐智 | 船団 | 201707 |
故郷の十一月の山の黙 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201711 |
富士白く十一月の空青く | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201711 |
君偲ぶ十一月の聖歌かな | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201711 |
ミャンマーと化して十一月の寺 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201711 |
赤々と十一月の庭となる | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201711 |
雨が降る十一月の校庭に | 大崎紀夫 | やぶれ傘 | 201711 |
十一月の鍋釜薬缶より蒸気 | きくちきみえ | やぶれ傘 | 201711 |
白秋の草舎たづねむ十一月 | 神田恵琳 | 春燈 | 201801 |
磐座や十一月の日矢射して | 菊川俊朗 | 沖 | 201802 |
ばら園に十一月の朝日差す | 内海良太 | 万象 | 201802 |
日翳れば何もなくなる十一月 | 飛高隆夫 | 万象 | 201802 |
訓練の十一月のレスキュー隊 | 阿久津勝利 | 万象 | 201802 |
波郷桂郎くららを偲ぶ十一月 | 鈴木石花 | 風土 | 201802 |
桂郎のまはりの十一月の句碑 | 岩木茂 | 風土 | 201802 |
けふの空青すぎて十一月三日 | 竹内悦子 | 槐 | 201802 |
灯の下に十一月の色の薔薇 | 今井千鶴子 | ホトトギス | 201804 |
青空に青空棲みぬ十一月 | 原ゆき | 船団 | 201806 |
十一月二十二日のダラスかな | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201811 |
君何時も十一月は嬉しさう | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201811 |
玻璃の陽に十一月の虫浮ぶ | 藤岡紫水 | 京鹿子 | 201812 |
千田百里 | 沖 | 201901 | |
十一月ホテル早くも聖樹立つ | 田中藤穂 | あを | 201901 |
あたたかき十一月の忌を修す | 谷口摩耶 | 鴻 | 201901 |
あたたかき十一月の廻り道 | 中島和子 | やぶれ傘 | 201902 |
十一月は桂郎忌また杏雨の忌 | 田村すゝむ | 風土 | 201902 |
子規居士に十一月の鶏頭花 | 雨宮桂子 | 風土 | 201902 |
影と化し十一月を釣る男 | 久保夢女 | 槐 | 201902 |
メビウスの帯十一月の夫婦の日 | 竹内悦子 | 槐 | 201903 |
ツーリング十一月の二十五度 | 秋川泉 | あを | 202001 |
十一月忌日がふたつ増へにけり | 山田暢子 | 風土 | 202001 |
さるのこしかけ机上に十一月の句座 | 浜福惠 | 風土 | 202001 |
十一月ビルの谷間に雲垂れて | 本田武 | やぶれ傘 | 202002 |
十一月の間口薄縁印度藍 | 瀬川公馨 | 槐 | 202003 |
十一月眞紅に見えたレントゲン | 佐藤喜孝 | あを | 202004 |
首すぢに十一月の空気かな | 今井肖子 | ホトトギス | 202012 |
夕暮れや十一月の風ふはり | 秋川泉 | あを | 202101 |
鳩小屋のうへに十一月の空 | 大崎紀夫 | やぶれ傘 | 202101 |
すれ違ふ十一月の鯉と鯉 | 根橋宏次 | やぶれ傘 | 202101 |
和紙の白洋紙の白や十一月 | 小島良子 | 萱 | 202101 |
白壁に十一月の日がさして | 倉澤節子 | やぶれ傘 | 202101 |
石放る十一月の水の音 | 小林紫乃 | 春燈 | 202102 |
うすうすと十一月は雀色 | 中村洋子 | 風土 | 202102 |
峡の空十一月の風が研ぎ | 山田閏子 | ホトトギス | 202104 |
昼月は十一月の空のもの | 森なほ子 | あを | 202201 |
灯台の白堊凛々しや十一月 | 安立公彦 | 春燈 | 202201 |
膝抱いてをれば十一月の鵙 | 千田百里 | 沖 | 202201 |
日和良き十一月の誕生日 | 萩原登代子 | 春燈 | 202202 |
聖徒らに十一月の芝ぬくし | 田中佐知子 | 風土 | 202202 |
今宵はも十一月の月蝕す | 今井千鶴子 | ホトトギス | 202203 |
十一月→ 1 |
2022年11月1日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。