糸 遊  44句

死にそびれ糸遊はいと遊ぶかな    中村苑子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
糸遊のからまつてをり木の骸 堀江かつみ 199901  
糸遊の糸もて天地つくろへり 新井竜才 銀化 199906  
糸遊の陽明門にはじまれる 小形さとる 200006  
糸遊の先の接点なかりけり 稲畑汀子 ホトトギス 200103  
糸遊やビル街いよよ天目指し 稲畑廣太郎 ホトトギス 200103  
糸遊や童子童女の多き墓誌 関章子 百鳥 200206  
糸遊や高速道路歪めたる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200303  
糸遊をひきひき進む三輪車 中村恵美 円虹 200306  
糸遊や詮なき人の物洗ふ 宇垣みきえ 200406  
糸遊や白き山襞残しをり 阿部正枝 遠嶺 200406  
糸遊を虚ろごころに見てをりぬ 岡淑子 雨月 200408  
てんびんの里の糸遊貧しかり 戸田和子 200506  
糸遊や墓参の炎手囲ひす 田中英子 火星 200507  
糸遊や前ゆく人のすでに老ゆ 守屋井蛙 酸漿 200511  
糸遊や舟の釣座も銭の運 中澤弘 春燈 200704  
糸遊にとまどふ魔女の箒かな 玉川悠 遠嶺 200706  
三歩半では糸遊に近づけず 高田令子 200707  
糸遊に仏塔少しゆがみけり 安原葉 ホトトギス 200710  
糸遊に目鼻付けたる男にて 小形さとる 200806  
糸遊の雲と溶けたる伽藍かな 浜田はるみ 遠嶺 200807  
糸遊やビデオの真砂女恋語る 三宅文子 春燈 200907  
糸遊のもつれかはたとつまづきて 北川英子 201004  
一条の糸遊きらり春日向 赤木和代 201006  
糸遊を視てゐる窓辺カプチーノ 中村ふく子 201105  
糸遊や禿山の猿横に跳ぶ 大木茂 万象 201106  
糸遊へ真直ぐ合はす方位針 成田美代 201107  
糸遊にひとりまぎれて出棺す 和田照海 京鹿子 201107  
糸遊やガラスの瓶に閉ぢこめる 上野民子 京鹿子 201107  
糸遊や陽の色返す捨て畑 瀬島洒望 やぶれ傘 201108  
糸遊やかつて渡しの佃島 コ田千鶴子 花の翼 201111  
糸遊に家出への道笑いおり 鎌田悟朗 ろんど 201206  
糸遊や人形塚へ招かるる 酒本八重 201207  
糸遊や音遠ざかる救急車 瀬島洒望 やぶれ傘 201207  
糸遊や句碑の文字追ふ浅草寺 安立公彦 春燈 201405  
糸遊を越すに躊躇の遠眼鏡 小林正史 201406  
糸遊の光掬ひし柄杓かな 雨村敏子 201505  
糸遊や骨あることを忘れをり 酒本八重 201506  
糸遊や知覚過敏の京都弁 奥田筆子 京鹿子 201609  
糸遊や埴輪の口の呆として 酒本八重 201706  
糸遊の遊んでをりぬ草の上 後藤比奈夫 ホトトギス 201711  
糸遊や擦れ違いたる死の二つ タチオカ帽子 船団 201802  
反芻は糸遊ばかり見張り山羊 和田照海 京鹿子 201805  
糸遊の中を若子の駆けり来る 城戸ひろみ 雨月 201806  
糸遊や面影橋を往く都電 塙誠一郎 201807  

 

2019年4月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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