作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
冬立つや低き音してシュレッダー | 宮内とし子 | 沖 | 201801 |
群雀一人称に冬立ちぬ | 高木晶子 | 京鹿子 | 201802 |
冬立つや鯉くろがねの身を重ね | 今井吉子 | 馬醉木 | 201802 |
夫の椅子かの日のままに冬立ちぬ | 石川倜子 | 馬醉木 | 201802 |
けあらしや冬立つ今朝の雄物川 | 園部蕗郷 | 春燈 | 201803 |
冬立つや三和土に響く仕込唄 | 廣畑育子 | 六花 | 201803 |
冬立つや柱時計の子夜の音 | 岡野里子 | 末黒野 | 201803 |
ガード下の音けたたまし冬立ちぬ | 大橋晄 | 雨月 | 201803 |
落日の黒雲一朶冬立てり | 宮元陽子 | 末黒野 | 201804 |
一草に一木に冬立ちにけり | 増成栗人 | 鴻 | 201901 |
冬立つや姦し年増の湯屋のれん | 大塚たきよ | 槐 | 201902 |
太筆の墨跡蒼く冬立てり | 吉田順子 | 槐 | 201902 |
冬立つやきれいにたたむ新聞紙 | 浅田光代 | 風土 | 201902 |
心解くココア一杯冬立てり | 渡辺美智子 | 末黒野 | 201903 |
冬立つや形見の背広子に出して | 千葉禮子 | 沖 | 202001 |
冬立つ日桜もみぢの入り日かな | 菊谷潔 | 六花 | 202002 |
冬立つや墨に付きたる黴の白 | 伊藤隆 | 鴻 | 202002 |
夫逝きて十年の冬立たむとす | 今井千鶴子 | ホトトギス | 202002 |
冬立つや海蝕洞の歯朶明り | 小坂優美子 | 馬醉木 | 202002 |
冬立つや鳥居は海へ一直線 | 廣畑育子 | 六花 | 202003 |
稿起こす白紙いちまい冬立てり | 岩岡中正 | ホトトギス | 202004 |
博品館にバイデンのお面冬立てり | 篠田純子 | あを | 202101 |
一日に食事は三度冬立てり | 田中藤穂 | あを | 202101 |
鳩二羽が駅舎掠むる冬立つ日 | 渡邉孝彦 | やぶれ傘 | 202101 |
窓越しの山並み蒼く冬立てり | 土井三乙 | 風土 | 202102 |
冬立つや駅前町名の天王山 | 和田絢子 | 春燈 | 202201 |
神楽殿閉ざされて冬立ちにけり | 増成栗人 | 鴻 | 202201 |
冬立つや防災放送試験中 | 藤波松山 | 京鹿子 | 202203 |
老松の黒々と冬立ちにけり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202211 |
仏像の眉間に光冬立ちぬ | 平松うさぎ | 沖 | 202301 |
待たされていよいよ着工冬立てり | 秋川泉 | あを | 202301 |
白々と明くれば鴉声冬立ちぬ | 岡野里子 | 末黒野 | 202302 |
冬立つ →1 |
2023年11月13日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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