火 桶 23句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
起きぬけの尉の真白き火桶かな | 乾フヂ子 | 俳句通信 | 200001 |
火桶置く奈良の老舗の鮨どころ | 辻井桂子 | 俳句通信 | 200004 |
物足らぬ炭を貰へる火桶とも | 後藤比奈夫 | 円虹 | 200301 |
武将みな似たる面差し塗火桶 | 柴田由乃 | 風土 | 200302 |
火桶抱き天国よりも娑婆が好き | 木田千女 | 狩 | 200505 |
囲碁将棋火桶置かるる隠居部屋 | 大内佐奈枝 | 万象 | 200602 |
大歳のひとりひとりの火桶かな | 深澤鱶 | 火星 | 200604 |
吾のみに火桶たまはる初句会 | 瀧春一 | 瓦礫 | 200606 |
掻き抱く旅の火桶の古座敷 | 大内佐奈枝 | 万象 | 200703 |
抱いて欲しさうにも置かれある火桶 | 後藤立夫 | ホトトギス | 200704 |
笹鳴や火桶にあぶる絵具皿 | 瀧春一 | 萱 | 200706 |
骨董市まだ新しき桐火桶 | 内海保子 | 万象 | 200803 |
指触るるばかりふたりの火桶かな | 河本由紀子 | 春燈 | 200903 |
篝火を火桶に分けて薪能 | 八田木枯 | 晩紅 | 200908 |
燃え尽きて灰ふかぶかと火桶かな | 阿部悦子 | 酸漿 | 201005 |
大正を偲ぶよすがの桐火桶 | 藤見佳楠子 | 璦 | 201103 |
風鳴れる山廬の句座の火桶かな | 下平しづ子 | 雨月 | 201201 |
冬ごもり祖父も用ひし火桶かな | 菊谷潔 | 六花 | 201305 |
火桶抱く坊守の皆動かざる | 笹村政子 | 六花 | 201404 |
野草活くる祖母の形見の桐火桶 | 十時和子 | 璦 | 201404 |
お囃子の小さき火桶や茶店寄席 | 野中亮介 | 馬醉木 | 201601 |
桐火桶ちちははのなき灰均す | 石川倜子 | 馬醉木 | 201602 |
火桶抱き火種をつつく近松忌 | 高橋将夫 | 槐 | 202102 |
2021年12月20日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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