春煖炉       63句

春暖炉名画の女犬を抱く   富安風生

火鉢  火桶  手あぶり  春火鉢(春火桶)  春煖炉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
未練とは春の煖炉のやうなもの 山田弘子 春節 199503  
掌を濡らし果皮むく不純春暖炉 境良一 京鹿子 199906  
春暖炉焚き添へぬまゝ会議終ふ 稲畑汀子 ホトトギス 200003  
春暖炉近き席より埋まりゆく 三村純也 ホトトギス 200007  
春煖炉小さきおしりの園児たち 芝宮須磨子 あを 200103  
祖谷の夜の春の煖爐のうす煙 菊池共子 円虹 200108  
白樺の榾火やはらに春暖炉 小石秀子 酸漿 200205  
滞在に訛親しき春暖炉 藤原照子 200206  
点けてあること忘れゐし春暖炉 三村純也 円虹 200206  
リビングの贋の暖炉に春の塵 伊藤トキノ 200207  
ゆくゆくは子に譲る居の春暖炉 相沢有理子 風土 200305  
彫刻の女仰向く春暖炉 小澤克己 春の庵 200305  
春暖炉野焼延期の話など 坂本祥子 円虹 200306  
濡れてくる人に茶店の春暖炉 坂本祥子 円虹 200306  
春暖炉マチスの赤き絵が眠し 山元志津香 西の峰 200401  
陶工の妻つつましき春暖炉 岡田房子 酸漿 200405  
春煖炉焚き白山へ開く窓 藤浦昭代 ホトトギス 200505  
愛欲しと願ひし昔春煖炉 仙石君子 雨月 200506  
かがなべて湖族の夢の春暖炉 鈴鹿仁 京鹿子 200506  
一人居の消してまた焚く春暖炉 松原智津子 万象 200606  
春煖炉ドイツ風窓ロシア風 稲畑廣太郎 ホトトギス 200609  
春煖炉老柳山荘開け放ち 稲畑廣太郎 ホトトギス 200609  
弾き了へしギターを膝に春煖炉 田中春生 200705  
独り居てひとりに馴れし春煖炉 柳生千枝子 火星 200705  
洋館の煤罅しるき春暖炉 能村研三 200705  
春惜しむモザイクタイルの暖炉縁 能村研三 200705  
里山の拠点と大き春煖炉 仙石君子 雨月 200706  
両腋に乳房はさみし春暖爐 瀬下るか 200706  
揺り椅子や懊くづれ落つ春暖炉 相沢有里子 風土 200805  
海風を窓より入れて春暖炉 大島英昭 やぶれ傘 200806 奄美大島
今日よりは春の膝掛け春煖炉 林翔 200903  
食堂にカラーグラビア春暖炉 代田青鳥 風土 200903  
春煖炉薪くべる子の父似かな 諸戸せつ子 春燈 200905  
静寂かな春の暖炉を止めてより 小澤克己 遠嶺 200905  
何時になく多弁な吾や春暖炉 桑田忠男 遠嶺 200906  
春暖炉童話ときどき残酷な 高橋道子 200906  
行く春や暖炉の上の古時計 市橋敬子 200909  
気に入りの喫茶レトロな春煖爐 和田森早苗 201005  
そのかみの元勲気分春暖炉 小山徳夫 遠嶺 201005  
春暖炉この書にいつも挫折する 高橋道子 201007  
春暖炉缶の灯油を使ひ切り 谷口俊郎 201107  
焚かずある春の煖炉に椅子二脚 今井千鶴子 ホトトギス 201108  
春暖炉樺の木語を独り聞く 真柄百合子 末黒野句集 201203  
山荘の窓にアルプス春煖炉 大久保白村 ホトトギス 201208  
焚いてさへゐれば忘れて春煖炉 長山あや ホトトギス 201209  
春暖炉ワイングラスを輝かす 柴田久子 風土 201404  
春暖炉エリアマップを膝に見て 柴田久子 風土 201404  
その中に石の薪くべ春暖炉 柴田久子 風土 201404  
春煖炉焚きて店主の待ちくれし 稲岡長 ホトトギス 201408  
春暖炉つかず離れず椅子置かれ 稲畑汀子 ホトトギス 201603  
皹深き春の暖炉を点したく 成田美代 201605  
春煖炉若き自画像疎ましく 大島寛治 雨月 201606  
山峡の温泉宿のロビー春煖炉 宮原悦子 雨月 201606  
青春のこころに暖炉燃えてゐし 竹下陶子 ホトトギス 201701  
城山の生木くすぶる春暖炉 山田六甲 六花 201704  
老い猫の肉球やはし春暖炉 秋川泉 あを 201705  
春暖炉遅延原稿書く深夜 松本三千夫 末黒野 201706  
春暖炉かつて師弟は膝を寄せ 橋添やよひ 風土 201806  
棚飾る帆船模型春暖炉 福岡かがり 雨月 201905  
在りし日のままの楽譜や春暖炉 鷹崎由未子 春燈 201906  
脇役としての人生春暖炉 小嶋恵美 春燈 201907  
春煖炉相槌ばかり打つ歳に 大島寛治 雨月 201907  

 

2020年2月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。