初霜     83句

はつ霜や犬の土かく爪の跡  北鯤

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書・その他
初霜やうぶ着の竿の太かりし 高尾清子 199702  
寝過ごして初霜消えてをりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 199811  
初霜に富士の変幻はじまりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 199811  
初霜に色を極めてゆく大地 稲畑汀子 ホトトギス 199811  
初霜といふ菓子ひとつ波郷の忌 片山由美子 199904  
初霜や提げて重たき旅鞄 稲畑汀子 ホトトギス 199911  
初霜や雉子翔つ音の芋畑 皆川盤水 春耕 199912  
初霜や抱きあげてきみ三歳に 山西雅子 200002  
初霜となりゆく野の香纏ひをり 長山あや 円虹 200002  
初霜やいのち愛しみ給へかし 長山あや 円虹 200002  
初霜を踏み闘病も一と年に 松尾白汀 円虹 200002  
初霜や園のベンチの忘れ傘 宮下秀昌 春耕 200002  
初霜や踏まねば行けぬ草分けて 稲畑汀子 ホトトギス 200011  
草原に置く初霜や由布晴るる 稲畑汀子 ホトトギス 200011  
初霜に犬ジヤリジヤリと戯れて 稲畑廣太郎 ホトトギス 200011  
初霜や昨夜の星屑降らせしか 稲畑廣太郎 ホトトギス 200011  
初霜や赤く輝く冨士の肩 三澤福泉 俳句通信 200101  
初霜や豆乳かをる裏通り 前阪洋子 俳句通信 200101  
初霜を知らず蹲踞の大柏槙 岸上道也 京鹿子 200102  
初霜や小鳥葬りし棒傾ぐ 沢ふみ江 春耕 200102  
初霜と気づく早出の旅立に 稲畑汀子 ホトトギス 200111  
すぐ消ゆるとも初霜の跡しかと 稲畑汀子 ホトトギス 200111  
初霜や轍は蹄跡入れず 中原道夫 銀化 200112  
初霜や野の幸を野に商へる 山田弘子 円虹 200201  
初霜を当てて遺愛の鉢大事 山田弘子 円虹 200201  
初霜や粥にひろがる茶の香り 小田悦子 雲の峰 200201  
初霜やここは道草したるみち 田代史子 馬醉木 200202  
初霜や枝つんつんと空を刺す 竹川美佐子 いろり 200202  
初霜や日月といふかすれやう 春川暖慕 銀化 200202  
初霜や朝の大地の緊張す 赤井よしを 円虹 200202  
初霜や笛を吹きたる籠の鵯 長田秋男 酸漿 200204  
初霜や残る齢は数ふるな 西川五郎 馬醉木 200212  
初霜か食用菊の色変はり 須賀敏子 あを 200212  
初霜を当てし甘味と諾ひぬ 山田弘子 円虹 200301  
初霜のうすらに鬼門封じかな 矢崎すみ子 200302  
初霜や今年も終る庭仕事 牧野耕二 ホトトギス 200303  
初霜や寝癖髪立て登校児 高橋悦子 200303  
初霜や薬罐の笛のくうを裂き 芦川まり 八千草 200306  
初霜に足音夜明けゆきにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200311  
初霜を踏みて仕事の顔となる 稲畑汀子 ホトトギス 200311  
初霜のたちまち消ゆる山日和 稲畑汀子 ホトトギス 200311  
初霜を踏む旅立の夜明かな 稲畑汀子 ホトトギス 200311  
初霜を踏みつつ人を悼みつつ 稲畑汀子 ホトトギス 200311  
初霜を踏んで面接試験かな 上原カツミ 帆船 200401  
初霜や掠れて今朝の飛行雲 戸木下節子 雲の峰 200401  
初霜や火事跡といふ黒きもの 鷹羽狩行 200402  
ワイパーに初霜掃かせバス始発 村上一葉子 200402  
初霜月一人四役を菊五郎 小林優子 酸漿 200402  
初霜や息とめて貼る湿布薬 迫口君代 河鹿 200403  
初霜に土のぬくもりありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200405  
初霜や朝をやさしくモカ香る 松井和恵 八千草 200406  
初霜や池の水面のあたたかし 松井和恵 八千草 200406  
初霜を踏めば都心の音と思ふ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200411  
初霜の消えて足音の残りけり 稲畑汀子 ホトトギス 200411  
初霜のありし朝や旅帰り 稲畑汀子 ホトトギス 200411  
初霜にはじまる晴と信じ発つ 稲畑汀子 ホトトギス 200411  
初霜や懸巣の声が庭を過ぐ 長田秋男 酸漿 200411  
初霜を拭きて木馬に跨りぬ 景山まり子 百鳥 200502  
初霜の溶けて野山の寛げり 小野寺靖 百鳥 200503  
初霜や町を流るる川の幅 服部早苗 200504  
初霜のありし朝の旅立に 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
初霜に朝の光を得つゝあり 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
初霜の一画ほどけはじめけり 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
旅立の暁闇は初霜を踏み 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
初霜や抱けばとくとく犬の脈 竹内弘子 あを 200601  
初霜のかがやく朝の始まれり 小山漂葉 酸漿 200602  
初霜や星屑ほどのかそけさに 長山あや ホトトギス 200604  
初霜や鼠にシヤボン盗まるる 瀧春一 常念 200606  
初霜に快晴の朝はじまりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200611  
初霜の深き山路にさしかかる 稲畑汀子 ホトトギス 200611  
初霜の阿武隈川の紅き橋 森高武 風土 200702  
初霜を早起の父知らせけり 坂本知子 酸漿 200702  
初霜や米穀通帳下げし痕 吉弘恭子 あを 200702  
初霜といふ天地のレクイエム 長山あや ホトトギス 200703  
初霜を踏みしめ前に進むなり わかやぎすずめ 六甲 200703  
初霜の気配漲りはじめけり 稲畑汀子 ホトトギス 200711  
初霜の便り届かぬまま逝かれ 稲畑汀子 ホトトギス 200711  
暁闇の一歩初霜踏んでをり 稲畑汀子 ホトトギス 200711  
マップ手に初霜の日や小諸着 井口淳子 200802  
初霜や声掛け合ひて登校児 小山香月 酸漿 200802  
初霜や仕舞ひ忘れし庭箒 大沼まり子 200803  
初霜や訪ふ人もなき庭となり 大沼まり子 200803  
初霜や手を揉んでより歩き初む 山田六甲 六花 200811 霜 へ

 

08/12/19 制作

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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