作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
春ならひ枝打ち鳴らす墓域かな | 禅京子 | 風土 | 200305 |
さざ波はかへらざる波春ならひ | 八田木枯 | 夜さり | 200409 |
朝市のまつ黒やかん春ならひ | 仲村青彦 | 朝 | 200505 |
春ならひ舟屋舟屋の路地を漉く | 能村研三 | 沖 | 200605 |
春ならひ沖を見据ゑる龍瓦 | 山崎靖子 | 鴫 | 200606 |
汀まだ知らざる魚や春ならひ | 百瀬七生子 | 海光 | 200705 |
干しものの捩れしままに春ならひ | 大島英昭 | やぶれ傘 | 200804 |
春ならひ街に並びしレッズの旗 | 山荘慶子 | あを | 200904 |
春ならひ電池缶詰子に送り | 楠原幹子 | 沖 | 201106 |
四捨五入すればだいたい春ならむ | 辻美奈子 | 沖 | 201404 |
被災地に四度目の春ならひ吹く | 赤座典子 | あを | 201405 |
横を向く稲荷のきつね春ならひ | 大島英昭 | やぶれ傘 | 201505 |
たらちねの母の梳櫛春ならひ | 伊藤希眸 | 京鹿子 | 201506 |
春ならひ沖へ沖へと水脈の伸び | 森清堯 | 末黒野 | 201608 |
樟の葉を裏返しては春ならひ | 山本久江 | 鴫 | 201702 |
樟の葉を裏返しては春ならひ | 山本久江 | 鴫 | 201702 |
鐘楼は普請半ばや春ならひ | 岡田史女 | 末黒野 | 201905 |
筆圧の弔辞原稿春ならひ | 能村研三 | 沖 | 202005 |
川に向く干し物二列春ならひ | 大島英昭 | やぶれ傘 | 202005 |
春ならひ母が痴呆になる夢を | 小山よる | やぶれ傘 | 202007 |
春ならひ乾ききつたる犬の糞 | 大島英昭 | やぶれ傘 | 202105 |
ぬくもりの消ゆれば骸春ならひ | 柴田佐知子 | 空 | 202107 |
2022年3月25日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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