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春北風     40句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
春北風へ分け入ってゆく舳かな 山田禮子 きらら 199600  
春北風の城濠水を走らする 大橋敦子 雨月 199805  
春北風や歩道に帽子飛ばしけり 牧岡万里子 春耕 199806  
春北風や真水睦びの三番瀬 能村研三 199903  
潮入りの艀溜りや春北風 野坂冨美子 春耕 199904  
春北風翼を張りて島の鳶 木下節子 俳句通信 199904  
砲台山多き青島ちんたお春北風 松崎鉄之介 199906  
春北風火牛の計のありしさい 松崎鉄之介 199907  
銅像の口のへの字や春北風 井口初江 酸漿 200005  
エリートの集団にゐて春北風 柿沼盟子 風土 200006  
艶聞に火のついてゐる春北風 鈴木節子 200006  
春北風一途さ今もひそやかに 林多佳子 200006  
春北風野暮用二つ三つ抱へ 後藤志づ あを 200103  
文芸の毒が足らざる春北風 能村研三 200104  
常ならず堺のまちの春北風ならひ 赤座典子 あを 200104  
湖際の辻に極まる春北風 品川鈴子 ぐろっけ 200104  
燈台の芯ゆらぐまで春北風 岡田貞峰 馬醉木 200105  
春北風や裾野十里を眼の中に 石田阿畏子 馬酔木 200106  
音奏づ塔の風鐸春北風 海老澤映草 春耕 200204  
事の果ゆだねてをりし春北風 山荘慶子 あを 200204  
文字速き電光板や春北風 岩崎皓子 雲の峰 200205  
春北風己の胸に吹くことも 廣島泰三 200205  
馬柵に掛く郵便受に春北風 政木紫野 馬醉木 200206  
春北風や髪のきしきし乾く音 尾上直子 200206  
春北風に乾く母子の自刃の碑 川野喜代子 雲の峰 200206  
少年に男の翳り春北風 梅村すみを 200301  
春北風優しい言葉探してる 須賀敏子 あを 200304  
春北風痩身空也眉太き 大野英美 風土 200304  
春北風現場視察に腰かがめ 伊藤早苗 200306  
馬の瞳に睫のかげり春北風 坂本敏子 京鹿子 200306  
一瞬の夕日瀬波の春北風 大久保恵美子 遠嶺 200307  
蛇と言ひし指をいち日春北風 佐藤喜孝 あを 200307  
街道にかけこみ寺や春北風 十河波津 200307  
春北風の真向ひ来るに逃場なし 大橋敦子 雨月 200404  
春北風鵜の羽搏きの重きかな 江崎成則 栴檀 200406  
春北風の吹いて配流の隠岐の島 小澤登代 草の花 200406  
蛸を干す宗谷岬の春北風 佐藤哲 万象 200407  
春北風や亘理の浜のほくき飯 宮川迫夫 遠嶺 200407  
春北風や鴉が鳶を撃退す 川口崇子 万象 200408  
春北風や切り口乾く棹羊羹 山元志津香 八千草 200409  
春北風にはためく国栖の日章旗 中御門あや 雲の峰 200504 国栖奏
春北風や見え隠れして湖中句碑 橋添やよひ 風土 200504  
辻に出てはたと襟立つ春北風 林翔 200505  
春北風雲退きし空吹けり 宮津昭彦 200505  
真実てふ文字の寂しや春北風 渋谷ひろ子 酸漿 200505  
春北風に舳先を向けて泊り船 西屋敷峰水 河鹿 200506  
春北風烽火の山を陰に住む 辻恵美子 栴檀 200506  
立てむとし襟無き服や春北風 林翔 200604  
水洟の塩味よしや春北風 林翔 200605  
焼烏賊の匂ひを運ぶ春北風 渡邊睦夫 200605  
春北風に吹き上げられし大鴉 佐藤哲 万象 200605  
馬の瞳の中に海あり春北風 大島雄作 200606  
額縁を抱へしままに春北風 高田令子 200606  
春北風にくくくく風見鶏廻る 竹内喜代子 雨月 200606  
春北風天草四郎像天を指す 夏目満子 酸漿 200606  
春北風郵便局も蔵造り 富沢敏子 200607  
手をひいて家路は遠し春北風 酒井美津 遠嶺 200607  
春北風湯けむり渦となる河原 松木清川 ぐろっけ 200607  
春北風の挙りて城の眩しき日 坪井洋子 200607  
青年の赤き鉢巻春北風 松原仲子 200704  
帰るための旅つまらなし春北風 能村研三 200704  
辻に出てそれと知りけり春北風 林翔 200705  
隻眼の猫の吐息や春北風 佐々木はな子 遠嶺 200706  
春北風や稜線長く三原山 北村香朗 京鹿子 200706  
羽衣の松の細りぬ春北風 数長藤代 200707  
春北風や異国の船の人の影 佐々木幸 200709  
春北風目指して駆くる草千里 菊地惠子 酸漿 200710  

 

2008年3月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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