春 荒     41句

春荒に歩を早めては花舗曲る   三宅隆  提月

春荒  春疾風  春嵐  春はやて  春北風  春ならひ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
春荒のマフラーの端顔にある 櫻井多恵 199904  
春荒れのどぶ板通り友逝けり 松崎鉄之介 199905 悼 下田稔君
春荒れの河口の橋を渡りけり 戸田喜久子 199905  
春荒れに濡れきて少女脛白し 田中藤穂 水瓶座 200002  
春荒れの徐福神社の幟かな 岩木茂 風土 200207  
春荒るる保険解約せし寡婦に 小林かいう 200306  
船窓を叩く高波春荒るる 西村しげ子 雨月 200307  
義経の隠れ岩とや春荒るる 高垣和恵 雨月 200307  
春荒や奇岩の上のマリア像 野口伸二 帆船 200307  
春荒れや靴のかかとを取り替へし 江坂衣代 百鳥 200307  
春荒れの風の塊来ては去り 宮津昭彦 200407  
春荒れや雷神もくる色が浜 木内徴子 万象 200505  
春荒や昆布の舟橇胸で押す 吉中愛子 万象 200505  
春荒の負けない人の顔でゐる 瀬下るか 200506  
春荒の名残のしづく男山 大山文子 火星 200506  
山頂に春荒つのる烽火山 辻恵美子 栴檀 200506  
春荒るるローマ法王帰天の夜 岡淑子 雨月 200507  
春荒れの潮鳴りをきき壱岐を旅 東野鈴子 雨月 200507  
春荒れの甲斐に用あり急ぎをり 林いづみ 風土 200705  
激痛に覚め春荒の風猛し 西村しげ子 雨月 200905  
春荒の空が傾く鳶の輪 館容子 200906  
春荒れの庭や絶筆三句の碑 吉田空音 炎環 200906 子規庵
春荒れに動ぜず天文科学館 木村美猫 ぐろっけ 200906  
春荒れや銀杏はその史閉ぢにけり 堀田こう 雨月 201006  
春荒れに蹴手繰られたる予定表 平田恵美子 ぐろっけ 201007  
春荒れの草生す大地余震また 服部早苗 201107  
春荒や大きく動く鯉の鰭 前川明子 201107  
武家門は薩摩の気骨春荒るる 水木沙羅 201206  
旅人のまま春荒の中にをり 高田令子 201207  
春荒れの雲の底ひを高速艇 上谷昌憲 201207  
春荒れの鶏小屋に鶏坐しゐたる 大崎紀夫 やぶれ傘 201207  
春荒れや千穐楽の南座に 國保八江 やぶれ傘 201209  
春荒れや軒に網干す漁師小屋 廣瀬雅男 やぶれ傘 201305  
踏切の棹しならせて春疾風 鈴木撫足 春燈 201505  
春疾風にはかに変はる海の色 都丸美陽子 春燈 201505  
海面にしぶき走らせ春疾風 森理和 あを 201505  
転がれば影も転がる春疾風 岩下芳子 201505  
春疾風線路へ帽子飛ばされぬ 中村高也 末黒野 201506  
春疾風丘も畑も渦巻けり 遠山みち子 201506  
吹き戻さるは鴉の名折れ春疾風 島田喜郎 201506  
春疾風袋小路がもてあます 熊川暁子 201507  
咲き切らぬ花まで散らす春疾風 島野ひさ 万象 201507  
春荒の駅自転車に鍵二つ 中島あきら 201605  
春荒れの斎竹さわぐ鵜の瀬かな 升田ヤス子 六花 201606  
春荒れの石庭一粒の乱れなし 岸洋子 201607 銀閣寺
春荒や海人に掴まれ祝詞あぐ 吉田葎 201607  
春荒や夕日引き合ふ定置網 近藤暁代 馬醉木 201704  
春荒れの荒れまくりたる一日あり 大畑善昭 201805  
春荒れやわが身の一歩ままならず 樺山翌 雨月 201905  

 

2020年3月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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