五 月 7       100句

四万十川の五月の小石ころくるり   長谷部朝子   暖流

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
天守には五月の鷹の爪の跡 鳥居秀雄 200908 追悼 くらたけん氏
朝凪に碧空うつし五月来る 上田玲子 200908  
もういちど犬の疾走五月空 折島光江髑髏 炎環 200908  
五月来る菊の挿芽の日を決めし 笠置早苗 火星 200908  
美の文字の読み幾通り五月来ぬ 守屋井蛙 酸漿 200908  
二重窓開けて五月の風入れる 後藤とみ子 ぐろっけ 200908  
朝な夕山鳩の啼く五月来ぬ 小野寺節子 風土 200908  
魂は過去貫けば五月の風 星原悦子 200908  
五月号携ふあした会ふ人へ 風間史子 200908  
夫の靴五月の寄席に行つたきり 森さち子 200908  
山門の絵を二つ観て五月かな 椿和枝 200908  
発声のあえいうえおあお風五月 平野みち代 200908  
生き物のあかしの気泡沼五月 小泉三枝 春燈 200908  
寡黙なる恋人達に湖五月 石橋公代 春燈 200908  
笹叢に光あまねき五月来ぬ 船橋とし 200908  
那須の夜の湯滝にうたれ旅五月 水野節子 雨月 200908  
恙なく老いて健脚五月来ぬ 東野鈴子 雨月 200908  
五月山霽れて新樹の色尽す 小原登志春 雨月 200908  
どの窓も五月の風に開け放つ 藤原春子 六花 200908  
ヴェランダの二の腕まぶし五月来ぬ 中田のぶ子 ろんど 200908  
むらさきをいつも遠くに旅五月 岩垣子鹿 ホトトギス 200909  
兜煮も出でて松江の五月膳 山下佳子 200909  
再会の日めくりめくる五月かな 曽根新五郎 炎環 200909  
五月寒むこの世に生きて生かされて 北川孝子 京鹿子 200909  
朝の雨木々に光りて五月かな 生田喬也 200909  
師の忌来る竹に五月の艶はしり 遠藤真砂明 200909  
野良猫の集まる空地五月かな 倉持梨恵 200909  
堀割の水紋やさし風五月 松本文一郎 六花 200909  
訓練士犬の目捉へ風五月 前田玲子 ぐろっけ 200909  
裏抜けの恋文とどく五月かな 吉弘恭子 あを 200909  
声に出して汝を呼んでみる五月果つ 太田寛郎 200910  
瑕のなき空を風吹く五月かな 安藤久美子 やぶれ傘 200910  
髪切つて五月の風に吹かれけり 有賀昌子 やぶれ傘 200910  
暗がりに百済観音笑む五月 中里カヨ 酸漿 200910  
足かろく向ふ五月の撫仏 中里カヨ 酸漿 200910  
虚子つけし名前大事に五月来ぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911  
水辺てふ五月の風の曲り角 稲畑廣太郎 ホトトギス 201005  
ビルの窓五月の空に開け放ち 稲畑廣太郎 ホトトギス 201005  
風といふ五月の騒きありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201005  
快晴といふ言葉こそ五月かな 稲畑汀子 ホトトギス 201005  
地つづきとなりたる四国旅五月 稲畑汀子 ホトトギス 201005  
雨止んで五月の空の明るさに 稲畑汀子 ホトトギス 201005  
年間の予定過ぎゆき旅五月 稲畑汀子 ホトトギス 201005  
古の季語の息づき五月来ぬ 布川直幸 201005  
むらさきは風を呼ぶ花五月來る 竹貫示虹 京鹿子 201005  
鐘の音の立ちこめしいろ沼五月 鳥居おさむ ろんど 201005  
宮門を出でて青松五月浜 太田實 ぐろっけ 201005  
笹叢に緩みもなかり五月の陽 伊藤敬子 201005 笹三十周年
銀の日矢閲す笹叢五月来ぬ 伊藤敬子 201005  
どの道も熱田の杜へ風五月 市橋敬子 201005  
しろじろと五月曇の花水木 阿部ひろし 酸漿 201006  
靴紐を結ぶに力五月来る 岡部名保子 馬醉木 201007  
主義主張無くて七癖五月祭 柳川晋 201007  
床に描かれし騎士の紋章五月寒 能村研三 201007  
五月川古都を見つむる橋小僧 能村研三 201007  
浜ことば飛んで五月の網手入 宮内とし子 201007  
潮より青き船影五月来る 遠藤真砂明 201007  
五月来る風香水香は双子の名 森岡正作 201007  
並び立つ垂直尾翼五月来ぬ 大沢美智子 201007  
浜風に吹き上げられし五月の鳶 中江月鈴子 201007  
真先きに五月波を浴びにけり 中江月鈴子 201007  
鹿の子の耳の水平五月くる 城孝子 火星 201007  
橋詰のライオン像や風五月 白石善子 雨月 201007  
支へ合ふ二人となりて五月来る 近藤てるよ 酸漿 201007  
五月来るショパン生誕百年祭 森山のりこ あを 201007  
雲白く紡ぎあげたる五月かな 武智しのぶ 201008  
恋初めし五月の夕の砂時計 田中芳夫 201008  
窓一面湖のきらめく五月来ぬ 松村富子 201008  
ひしひしと蒼む一湾五月来る 西川みほ 末黒野 201008  
エァーポートエキスプレスや風五月 関根洋子 風土 201008  
切り立てのレモンのやうな五月かな 関根洋子 風土 201008  
五月かな父の直球子が受けて 雲所誠子 風土 201008  
五月美し父の忌修し子ら帰る 辻直美 201008  
江の島を鶴翼攻めに五月潮 田中貞雄 ろんど 201008  
五月病校歌を覚え初めし頃 田中貞雄 ろんど 201008  
洋館に紫翠の風の五月かな 佐藤涼宇子 ろんど 201008  
母の帯なんども締めて五月憂き 竹下昌子 201008  
憲法が書棚の隅に五月某日 荒木甫 201008  
庭仕事きりなき五月庭日和 岡久枝 酸奬 201008  
地下出でて五月の風に染まりけり 岡佳代子 201009  
さて何処へ行こうか五月旅ごころ 宮崎左智子 201009  
リフォームの形見の紬風五月 松岡和子 201009  
祝電が讀まれぬままに五月果つ 松田都青 京鹿子 201009  
風五月クリアケースの楽譜入れ 平野みち代 201009  
赤ん坊五月の風を握りしむ 雨宮桂子 風土 201009  
五月病に罹らば淡路見よと妣 土屋青夢 ぐろっけ 201009  
新調のシーツに皺や五月病 佐藤満智子 ろんど 201009  
遠尾根に雪の白さよ風五月 飯田角子 酸奬 201009  
白々と木の花浮ぶ山五月 大山妙子 酸奬 201009  
連休の五月の疲れと諾ひて 浅井青陽子 ホトトギス 201010  
鳶の笛晴れ晴れとある五月かな 白石正躬 やぶれ傘 201010  
束ね髪母はまぶしき五月かな 小堀寛 京鹿子 201011  
五月来ぬ師亡き百日飛ぶごとし 児玉寛幸 馬醉木 201012  
風五月虚子のふるさと訪ふ日かな 稲畑汀子 ホトトギス 201105  
講演の一つ終へ来し風五月 稲畑汀子 ホトトギス 201105  
鶏鳴の息の一筋五月来る 布川直幸 201105  
厚塗りの画布に陰影五月来ぬ 布川直幸 201105  
見られたる土の色なる五月の手 古川忠利 ろんど 201009  
風待ちの室津千軒五月来ぬ 笹村政子 初鼓 201105  
日時計のぞく五月愉しき貌ばかり 成瀬櫻桃子 成瀬櫻桃子俳句選集 201105 五月→ 8

 

2014年5月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。