原発 ・ 原子炉           131句

原子炉の中から芒見てゐたり    山崎十死生   現代俳句

地震  余震  津波  震災  原発・原子炉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
原子炉と寺隣り合ひ八重桜 小倉恵都子 風土 199807  
原発の煙一筋寒き天 堀田清江 雨月 200004  
原発に花大根の十字花 大山文子 火星 200007  
原子炉の浦や四月の雪囲 田中佐知子 風土 200007  
原子炉の一二三号秋夕焼 三浦照子 帆船 200211  
赤蜻蛉原子炉2号機停止せり 浦川聡子 水の宅急便 200305  
蟠踞せる休止原発烏賊釣火 泉田秋硯 200310  
原子炉の塔を遥かに磯あそび 中村斐紗子 対岸 200310  
朝霧や原子炉並ぶ柏崎 戸原春彦 帆船 200310  
原発のスイッチアナログ朧かな 篠田純子 あを 200404  
原発制御室間接照明春の月 篠田純子 あを 200404  
枯野かな原発ゲートの危機管理 篠田純子 あを 200404  
雪しまく原子炉の海穂濤立つ 土生逸麿 河鹿 200405  
沈黙の原子炉の沖烏賊火燦 泉田秋硯 200410  
夕虹の原発蔵す湾跨ぐ 間島あきら 風土 200411  
美浜原発雨にけむれる余寒かな 木内徴子 万象 200505  
原子炉が要の町や陽炎へり 菅原末野 風土 200506  
原発二基聳ゆる間近さくら貝 北川英子 200606  
白南風に原発の海眩しかり 井口淳子 200610  
原発の排水口に寄る海月 足利ロ子 ぐろっけ 200610  
夕凪や原子炉に似てわが肝胆 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
原子炉の島は眠らず黄砂飛ぶ 大上充子 馬醉木 200805  
原子爐の中で芽を出す水中花 佐藤喜孝 あを 200811  
原子炉の影にたんぽぽ返り咲く 近藤暁代 馬醉木 200903  
枯野来て原発村過ぎまた枯野 岩木眞澄 ぐろっけ 200903  
梅雨寒し原子炉の町いま通過 井口淳子 200909  
夏雲の動かぬ刈羽原発所 和田政子 201008  
原子炉を山の向かうに月今宵 浜福惠 風土 201012  
原発を臨む海岸鰤起し 廣見知子 201105  
原発も地震もなければ辛夷日和 北川英子 201105  
原子炉の事故はどうなる彼岸西風 大畑善昭 201105  
津波禍のつひに生みたる原発忌 阿部ひろし 酸奬 201105  
地図上に原発分布春寒く 伊庭玲子 201106  
原発の事故収まらず春の雷 三原利枝 201106  
原発の未曾有の被害春の地震 小野口正江 末黒野 201106  
涅槃の変原発神話が崩潰す 蓮尾みどり ぐろっけ 201106  
原子炉や田螺はここに住むと云ひ 遠藤実 あを 201106  
手話で聞く原発ニュース四月尽 森下庸子 201107  
原発を指呼に八十八夜かな 北尾章郎 201107  
原発記事たたむ閑かな桜の夜 村上すみ子 201107  
原発の事故に避難の弥生なり 佐藤健伍 201107  
放射線漏らす原発春の雲 佐藤健伍 201107  
原発の恐ろしさをば思ふ春 佐藤健伍 201107  
四月尽原発の語彙ふりふりて 菅谷たけし 201107  
乱心の白き原子炉木瓜の白 鴨下昭 201107  
壊れたる原子炉人は蟻のごと 中山純子 万象 201107  
原発の不安ふくらむ春の雷 加賀葉子 万象 201107  
原発を憂ひし春のキャベツかな 早崎泰江 あを 201107  
朴咲けり空を見上げる原発禍 羽賀恭子 201108  
原爆は父原子炉は母春の闇 小堀寛 京鹿子 201108  
原子炉へ入るロボット五月闇 次井義泰 201108  
原発収束待つ星青き清和かな 吉田克美 ろんど 201108  
馬追の村原発(原子力発電所)の夏嵐 前田美恵子 201108  
脱原発と宣ふばかり浮いて来い 千田敬 201109  
原発怖し爪の瑕より桃傷む 布川直幸 201109  
真つ向に立つ原子炉の白ヒロシマ忌 鴨下昭 201109  
震災原発無条件降伏嫌だ 篠田純子 あを 201109  
原発不安横切る湖国や水の秋 小澤菜美 201110  
新米のかがやきの外に原発禍 布川直幸 201110  
原子炉の溶けて流るる炎天下 吉村摂護 201110  
原子炉の底の拔けたる暑さかな 佐藤喜孝 あを 201110  
白熱の原発論議熱帯夜 永塚尚代 ぐろっけ 201111  
原発の反対デモや秋暑き 森下康子 201201  
原発のことには触れず農具市 布川直幸 201202  
原発を無頼と化せり春の地震 布川直幸 201203  
原発で働く人にも春は来ぬ 長島清山 かさね 201204  
原子炉に母乳したたる春の闇 鴨下昭 201205  
狂ひ野火叩いて原発事故言はず 鴨下昭 201205  
原発や玉葱ごろごろ芽を吹いた 大島翠木 201206  
原子炉の塔屋をしりへ鳥帰る 三枝邦光 ぐろっけ 201206  
原發の力餘りし燕 佐藤喜孝 あを 201206  
原子炉へ枝のびてゐるさくらかな 池田光子 風土 201207  
神の領域越えし原子炉海市立つ 内山花葉 201207  
原發に諡案ず夏の貝 佐藤喜孝 あを 201207  
原発へ二里のふるさと落し文 中川すみ子 201209  
酷暑なり脱原発の大決意 松岡和子 201209  
原発へ沈黙は罪酷暑かな 山崎里美 201209  
迫り来る酷暑に原発再稼働 早川周三 ぐろっけ 201210  
原爆も原発もいらぬ八月尽 向江醇子 ぐろっけ 201210  
七夕に原発無事の願ひ込め 仲田眞輔 ぐろっけ 201210  
炎天へ原発ドーム白光す 南うみを 風土 201210  
原子爐に昇汞水をふりかけむ 佐藤喜孝 あを 201210  
原発の渚に遊ぶ夏鴎 大日向幸江 あを 201210  
秋潮に原発白き巨塔かな 竹内悦子 201211  
秋潮に原発白き巨塔かな(美浜) 竹内悦子 201211  
聞き飽きし原発用語秋さびし 飯田ひでを 201211  
原発と縁なき明かり夜光虫 藤田かもめ ぐろっけ 201211  
原子炉へ道しらじらと夾竹桃 柴田志津子 201211  
原発は廃止あるのみ原爆忌 神田惣介 京鹿子 201212  
秋澄めり原発止めよのデモのなか 須賀敏子 あを 201301  
原発の岬彩る石蕗の花 三浦澄江 ぐろっけ 201302  
原子炉と舎利塔の空白鳥来 中山皓雪 201303  
原発ドームを臨み若狭の名残雪 浜福惠 風土 201305  
蛇穴を出て白い原子炉覗きをり 池田光子 201305  
猪豚となりて春耕原発地 物江康平 春燈 201306  
「反原発」のシュプレヒコール蝉時雨 小林久子 201310  
原発の半円は海いわし雲 篠田純子 あを 201310  
原子炉と同じ雨浴び暑き日も 吉弘恭子 あを 201311  
穴惑ひ原発事故の収まらず 山本茂子 末黒野 201312  
原子炉と花瓶の中の秋の水 高橋将夫 201312  
原発の廃嘘さながら蟻地獄 吉田耕人 ぐろっけ 201312  
台風禍文明の果て原子洩れ 居内真澄 ぐろっけ 201401  
原子炉の雪に除染の力なし 西川織子 馬醉木 201402  
満月の皓皓と照る原子の炉 木曽鈴子 ぐろっけ 201402  
実りなき原発論議炭をつぐ 鍋島武彦 末黒野 201403  
原子爐を兩手でつつむ雪女 佐藤喜孝 あを 201403  
原子爐につぎつぎ孵るメガネウラ 佐藤喜孝 あを 201403  
原発のニュースまた聞く置炬燵 大野芳久 やぶれ傘 201404  
原発は勝手口出て若葉越し 佐藤喜孝 201405  
原子炉を傾けてゐる若布刈舟 田中佐知子 風土 201405  
原子炉を抱いて菜の花半島よ 坪内稔典 船団 201406  
半島の膝に原子炉菜の花も 坪内稔典 船団 201406  
原發は勝手口出て若葉越し 佐藤喜孝 あを 201407  
冷房裡原發廢爐案を練る 佐藤喜孝 あを 201408  
原発事故を薄めてはだめ鰯雲 篠田純子 あを 201409  
蝉の穴静か原子炉内静かか 池田澄子 201410  
眺望の泊原発夏怒濤 佐瀬晶子 ろんど 201411  
万緑の息吸ふ原子炉建屋かな 鴨下昭 201412  
原発へ二十七粁えごの花 間島あきら 風土 201501  
原子炉のまはりの芥夜の秋 鴨下昭 201502  
眼鏡磨いて原子炉を売る藪からし 鴨下昭 201502  
原発が再稼働とか去年今年 須賀敏子 あを 201503  
水温む原発汚染水までも 布川直幸 201503  
春寒や原発といふ異界の火 中田とも子 201505  
原發をもったいないと春の國 佐藤喜孝 あを 201505  
湾内冬大間原発ただ白し 半田稜 ろんど 201505  
天心も地震原発も夏怒濤 高橋道子 201509 岡倉天心六角堂
原子炉の排水口の大水母 中林晴雄 201510  
原子爐のうへを通ひて鴨來る 佐藤喜孝 あを 201512  
虎落笛原発事故の黒い雨 七郎衛門吉保 あを 201601  
時雨ても原発ノーのデモ行進 上家正勝 末黒野 201602  
去年今年遂に原発再稼働 鴨下昭 201603  
林檎あかい原発嫌ひ今日はさむい 佐藤恭子 あを 201603  
バッカスと酌んで原発だうにかせん 佐藤恭子 あを 201603  
原発の伊予の里から夏蜜柑 秋川泉 あを 201607  
原子炉へ鎌首もたげ葛の花 南うみを 風土 201611  
原発稼働に猿も驚く梅雨入かな 佐藤恭子 あを 201611  
原発の灯す秋灯親しめず 高橋将夫 201701  
震災の国に原子炉子供の日 高橋将夫 201708  
半島に原発ねころべば銀河 火箱ひろ 201712  
春やもん脱毛脱字脱原発 千坂希妙 船団 201802  
原発に廃墟の町の冬ざるる 荻野周子 雨月 201803  
雪解もや原発ドーム覆ひえず 南うみを 風土 201805  
原発に神棚のある寒さかな 角野良生 201806  

 

2018年7月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。