夏 書   42句

橘のかたみの衣に夏書せん   几董

安居  雨安居  夏籠  夏行  一夏  夏断  夏書  夏花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
虚子百句おろそかならず夏書かな 辻口静夫 ホトトギス 199912  
白毫にまづ一筆を夏書かな 水谷芳子 200008  
しんしんと八方青き夏書かな 杉山瑞恵 雨月 200009  
三輪の砂撒いてありける夏書かな 中島陽華 200010  
指先に夏書の墨のいつつきし 佐藤淑子 雨月 200010  
夏書の僧時に筆擱き瞑想す 中川濱子 ぐろっけ 200010  
砂浜に少年棒で夏書する 日吉わたる 船団 200102  
まつしろな飯を供へて夏書きとす 宇田喜美栄 200208  
跳ね強き馬毛の筆や夏書せる 乗光雅子 雨月 200309  
よろこびの夏書きの墨のいろとなる 雨村敏子 200309  
夏書きする中のひとりは左利き 高千夏子 200310  
孟宗の青き風くる夏書かな 下平しづ子 雨月 200311  
しばらくは雨に耳藉す夏書かな 中島知恵子 雨月 200311  
墨の濃き淡きも老の夏書かな 林田江美 馬醉木 200409  
学友へまゐらす夏書墨にじむ 有島夛美 河鹿 200410  
ちちははを忘れねばこそ夏書かな 古田考鵬 雨月 200410  
日蓮が海の落日夏書せる 中山純子 万象 200608  
百日の行とし夏書仕る 古田考鵬 雨月 200609  
松の空はればれ夏書してゐたる 谷村幸子 200610  
夏書かな金泥に書く般若経 中島知恵子 雨月 200611  
仏弟子の観音経の夏書かな 古田考鵬 雨月 200708  
赤松に夕日滴る夏書かな 高橋さえ子 200709  
亡父母と話して独り夏書の夜 上林孝子 200710  
僧の打つ鉦に夏書の始まりぬ 加藤北天 雨月 200808  
夏書する墨は名だたる寧楽の墨 寺岡ひろし 雨月 200809  
小筆持つ式部のおはす夏書院 勝野薫 ぐろっけ 200810  
硯屏の堆朱でありし夏書かな 故勝村透石 ホトトギス 200811  
座右に置く闘病日記夏書とす 故勝村透石 ホトトギス 200811  
一病の心静かに夏書かな 故勝村透石 ホトトギス 200811  
夏書あと烈しき雨となりにけり 山田暢子 風土 200811  
松籟の塔におよべる夏書かな 佐藤信子 佐藤信子集 200905  
奈良墨を磨れば香にたつ夏書かな 佐藤信子 春燈 200910  
夏書せむ書院へつづく渡り石 博多永楽 雨月 201008  
楷行草決めかねてゐる夏書かな 千田敬 201009  
筆墨の土産を試す夏書かな 木下もと子 201009  
夏書してをるや多羅葉郵便局 石倉千賀子 ろんど 201101  
鎌倉の松風通ふ夏書かな 齋藤晴夫 春燈 201110  
鳥籠に鳥しづかなる夏書かな 広渡敬雄 201303  
夏書せる紺紙金泥経光る 字佐美慈子 201410  
墨すつて髪かたくなる夏書かな 近藤喜子 201808  
遊行寺の本堂広き夏書かな 赤石梨花 風土 201811  

 

2019年5月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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