夏 花    19句

鐘つきの妻にすゝむる夏花哉    白雄

安居  雨安居  夏籠  夏行  一夏  夏断  夏書  夏花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
夏花摘うなぎの魚籠を下げてゆく 中原道夫 銀化 199907
おんあみりたおんそわか夏花摘 石脇みはる 200010
村の戸々夏花と育つをみなめし 大橋敦子 雨月 200011
この山のもの挿し君の夏花とす 岩垣子鹿 ホトトギス 200012
横文字の夏花咲かせておしあはせ 泉田秋硯 200108
咲く夏花あり猩猩の喉かな 天野きく江 200109
白象の摘んできたりし夏花にて 高橋将夫 200208
杉の間を戻つてきたる夏花摘 山尾玉藻 火星 201008
思ひ入れの夏花持ち寄る墓参かな 久保田雪枝 雨月 201009
香を負ひて来し大原の夏花売り 天野みゆき 風土 201009
黒谷へ夏花を負ひてゆきにけり 西村純太 201010
手向くるは海の女神に夏花かな 降旗加津 万華鏡 201206
ここに来て心に夏花摘まむかな 井上信子 201207
なるようになればと乞いし夏花かな こうのこうき ろんど 201208
ふいに来て夏花揺らせり朝風 井上石動 あを 201406
勤行の座して無となる夏花かな 川井秀夫 ろんど 201410
法灯の継承告げる夏花かな 丹羽武正 京鹿子 201510
町内を見渡す丘に夏花摘 荒井和昭 201708
峠田に夏花摘みゐる母子かな 小原芙美子 風土 202011

 

2023年7月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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