2019年6月26日

安 居     56句

参禅の居士は昔の安居僧    伊万里梅城

安居  雨安居  夏籠  夏行  一夏  夏断  夏書  夏花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
結界に杉の葉積みし安居かな 加藤三七子 黄鐘 199808  
夏安居の一山の雨青きかな 片田千鶴 馬醉木 199810  
夏安居の竹皮草履霧に干す 片田千鶴 馬醉木 199810  
夏安居を怠る雲の行方かな 峯尾文世 銀化 199909  
余剰とす地球環境夏安居 本山卓日子 京鹿子 199911  
夏安居の作務衣籬に干してあり 升本行洋 春耕 200010  
夏安居の月の渡りとなりにけり 小形さとる 200010  
一の字にためす墨色安居僧 久保東海司 200110  
人数の音とはならず安居かな 稲畑汀子 ホトトギス 200205  
その後の有髪の尼として安居 稲畑汀子 ホトトギス 200205  
青啄木鳥の社に籠る安居かな 阿部悦子 酸漿 200207  
草ぐさの青の激しき安居寺 高橋さえ子 200212  
こぼんさん安居は二泊三日かな 辻本青塔 ホトトギス 200302  
こぼんさん安居むささび聴きにゆく 辻本青塔 ホトトギス 200302  
雑巾をかたくしぼりて安居作務 辻本青塔 ホトトギス 200302  
地獄絵に空白はなし安居寺 松田都青 京鹿子 200309  
終日を火食つつしむ安居かな 根岸善雄 馬醉木 200310  
食堂の薬罐ぴかぴか安居寺 藤田かもめ ぐろっけ 200312  
雑魚寝して夏安居めく自炊棟 伊藤白潮 200407  
砂浴びの雀きてゐる安居寺 中村恭子 200410  
夏安居の近し作務僧足早に 水野加代 万象 200603  
箒目の渦となりたる安居寺 冨松寛子 200606  
夏安居の下弦の月に入りけり 中山純子 万象 200608  
安居さながらに肉抜く日なりけり 伊藤白潮 200608  
安居寺とて一見何も変りなし 戸田和子 200610  
坊の戸を猫にあけをく安居かな 百瀬七生子 海光 200705  
裏山へ開いてゐたり安居寺 百瀬七生子 海光 200705  
夏安居や写してゐたる百人首 中島陽華 200709  
梅雨つづく安居と念ひ雨読せり 今谷脩 ぐろっけ 200710  
観音の持物に花よ安居寺 大竹淑子 風土 200808 若狭・羽賀寺
山寺や門徒こぞりて夏安居 松波とよ子 春燈 200809  
夏安居や寺僕閂落す音 上田明子 雨月 200810  
夏安居の筆酔ひ覚めのボレロかな 中島陽華 200908  
染め上げてゐすわる夕日夏安居 中野京子 200911  
夜もすがら李の匂ふ安居かな 山尾玉藻 火星 201008  
紫の闇のやつれや夏安居 菅野雅夫 ろんど 201009  
坐禅終へ遅き昼餉の安居僧 玉置かよ子 雨月 201010  
夏安居の油断してをるムール貝 中島陽華 201108  
安居僧夢のなかにも罌粟咲かせ 安立公彦 春燈 201108  
石抱く根上がり松や安居寺 松本三千夫 末黒野 201109  
夏安居や平助筆の形見わけ 九竜庵玄 201109 平助筆=博多屈指の筆師作
釈迦堂の昼の灯冥き安居かな 安立公彦 春燈 201208 成田
夏安居人智に遠き自然界 松本信子 かさね 201209  
夏安居や亀の子青き奥の院 城孝子 火星 201210  
阿闍梨餅本家と大書安居宿 藤岡紫水 京鹿子 201408  
丈長き振り子時計の安居寺 能村研三 201409  
蝸牛葉裏安居と見つけたり 藤波松山 京鹿子 201409  
籠りゐる姉に安居の届け物 高橋照子 雨月 201508  
幽玄の大竹藪や安居寺 鈴木鳳来 春燈 201509  
安居果て雛僧晴れて羽根を脱ぐ 藤岡紫水 京鹿子 201608  
古机の裏に戯れ書き安居寺 能村研三 201608  
夏安居や雨の寺苑の黙深き 菅野日出子 末黒野 201710  
濡れ縁の木目干割れし夏安居 能村研三 201807  
人の立つやうに木の立つ安居かな 能美昌二郎 201808  
一椀の茶粥の縁や夏安居 佐藤信子 春燈 201810  

 

2019年6月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。