元 旦 2       42句

元旦や天に轟け大般若   伊万里梅城   獐

作品
作者
掲載誌
掲載年月
元旦の燭先づ献ぐ母と妻へ 瀧春一 花石榴 201312
元旦と言へど威儀張ることもなく 塩路隆子 201403
届きたる護摩札祀る三日かな 仁平則子 201403
元旦やスカイツリーの輝ける 増田一代 201403
元旦や川の流れの止まらず 難波篤直 201404
元旦や向きのととのふ男下駄 田代貞枝 201404
元旦の習ひや国際電話受け 柴田久子 風土 201404
元旦や電話が伝ふ友の死を 神田惣介 京鹿子 201405
元旦に一つ歳とるむかしごと 鈴鹿仁 京鹿子 201502
田一枚元旦の水張られたり 神蔵器 風土 201503
元旦の雪に洗心神の前 竹内悦子 201503
元旦の暮を早めてしまく雪 谷口俊郎 201503
元旦の計は上手に死ぬること 直江裕子 京鹿子 201504
ひと息をつく元旦の来りけり 水谷靖 雨月 201504
元旦の仏間に堅き蓄かな 苑実耶 201603
明けてゆく元旦の空さくら色 赤羽陽子 春燈 201604
元旦に皇帝ダリア花開く 松村光典 やぶれ傘 201604
元旦と決め神苑のプロポーズ 丸井巴水 京鹿子 201604
元旦も日暮れて浄土照らすなり 丸井巴水 京鹿子 201604
元旦や急な石段上り切る 数長藤代 201604
元旦や所詮身軽に八十路坂 神田惣介 京鹿子 201605
水槽の底の元旦大海鼠 田中とし江 201606
元旦の空たふとくて退屈で 栗原公子 銀の笛 201612
一面に東天紅鶏元旦紙 鈴木石花 風土 201704
元旦や子が来て孫も犬も来る 田代貞香 201706
元旦の空たふたくて退屈で 栗原公子 201801
元旦の池面に浮かぶ鴨四羽 安部和子 雨月 201803
元旦の計さしたる事はなかりけり 松橋利雄 春燈 201803
快晴の元旦酔うてしまひけり 田中臥石 末黒野 201804
元旦や一献重ね齢重ね 稲垣佳子 末黒野 201804
元旦やいつもの川の波頭 田代貞香 201806
元旦の闇押しひらく大太鼓 柴田志津子 201904
元旦の最初の客の皓歯かな 能村登四郎 201908
元旦の街のしづけさ日は高し 斉木永久 馬醉木 202003
祝元旦祝旧正と天手古舞ひ 呂秀文 春燈 202004
元旦の昼月高く残りをり 神山市実 やぶれ傘 202103
元旦の富士に一朶の雲もなし 藤原明美 202104
元旦や互ひの帯を結び合ひ 秋千晴 202104
元旦や下一桁の当りくじ 内田梢 末黒野 202104
元旦の粛々と明け誕生日 卜部黎子 春燈 202203
元旦の静けさ風の音ばかり 山田暢子 風土 202203
元旦や挨拶に来る茶トラ猫 秋川泉 あを 202203
元旦→1      

 

2023年1月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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