青 嵐 6      108句

夫ならぬひとによりそふ青嵐  鈴木しづ子  春雷

青嵐  青あらし  風青し  夏嵐

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
青嵐雨後樹樹揺れて雫せり 王岩 あを 201506  
ひとの死に馴れて一過の青嵐 渕上千津 201507  
林いま何の蜂起や青嵐 竹内タカミ 201507  
賓客におほきなリボン青嵐 根橋宏次 やぶれ傘 201507  
想ひ出は裡へ仕舞へや青嵐 井上石動 あを 201507  
青嵐匂やかに舞ふ乱れ髪 王岩 あを 201507  
青嵐城壁撮るに撃つ構へ 白神知恵子 女坂 201508  
嘶きをまとひて来る青嵐 古川夏子 201508  
青年の胸へまともに青嵐 松田泰子 末黒野 201508  
青嵐惣構なる城造り 豊田都峰 京鹿子 201508  
青嵐や塚を隔てて伊達南部 辻美奈子 201508  
青嵐剣舞の若曽鬼放つ 森岡正作 201508  
右向けば右の頬打つ青嵐 生田恵美子 風土 201508  
いづくにも大石垣や青嵐 竹生田勝次 風土 201508  
文学館の背山ゆるがせ青嵐 落合絹代 雨月 201508  
さまざまな木の葉流るる青嵐 西本才子 万象 201508  
祭神は鎌足公なり青嵐 加藤みき 201508  
揺るるものみな輝きて青嵐 羽賀恭子 201509  
自転車の前後に子供青嵐 時田義勝 やぶれ傘 201509  
さよならの声掻き消すや青嵐 原内田梢 末黒野 201509  
断崖の雄叫びとなる青嵐 原田しずえ 万象 201510  
青嵐遊ぶ約束して別る あさなが捷 201510  
六甲や行く先々の青嵐 中道愛子 201510  
青嵐留守番電話鳴つてゐる 石原節子 春燈 201510  
青嵐妬心を晒しをりにけり 犬塚李里子 201511  
山一つ裏返したり青嵐 穂苅照子 万象 201511  
青嵐撫で肩うすき道祖神 中島ひろし 末黒野 201511  
踏ん張りて仔牛乳呑む青嵐 佐藤雄二 万象 201512  
トイピアノ本気で弾くよ青嵐 秋月祐一 船団 201512  
青嵐ブッダを彼と呼ぶ男 中原幸子 船団 201512  
高い鉄棒低い鉄棒青嵐 藤井なお子 船団 201512  
パソコンのコード縺れて青嵐 杏中清園 船団 201512  
青嵐を煽りハーレー・ダビツドソン 千田百里 201607  
青嵐佳境のぺージ吹きぬくる 深川敏子 春燈 201607  
青嵐ヒステリックに転ぶ缶 瀬川公馨 201607  
まつり果て諏訪の上社は青嵐 井上石動 あを 201607  
青嵐根津の煮豆の量り売り 青谷小枝 やぶれ傘 201608  
東京にウォーターフロント青嵐 山本無蓋 201608  
家中の時計が進み青嵐 栗山よし子 馬醉木 201608  
勝ち守り戴く古刹青嵐 中澤弘 春燈 201608  
南無桂郎南無呉夫居士青嵐 林いづみ 風土 201608  
青嵐ペットボトルをつぶす音 中嶋陽子 風土 201608  
青嵐山頂白き富士の見ゆ 遠山のり子 201608  
若者を吐き出す門や青嵐 森直子 あを 201608  
着信は二秒で返す青嵐 安居正浩 201608  
青嵐おほきなひとに会ひにゆく 辻美奈子 201608  
青嵐へ向けて乾したる柔道着 甲州千草 201608 悼句
パンドラの箱の中より青嵐 岩下芳子 201608  
眼光の鋭き仏青嵐 中島昌子 201608  
はめごろし窓をゆすりて青嵐 成田美代 201609  
通訳はロボットなりけり青嵐 甕秀麿 201609  
接岸のロープを受くる青嵐 佐藤博重 春燈 201609  
青嵐に向かっで歩め満一歳 松井季湖 201609  
在来線またひとつ消え青嵐 渡辺やや 風土 201609  
青嵐天守にいます摩利支天 内藤静 風土 201609  
青嵐少し遅れて葬の客 竪山道助 風土 201609  
万葉仮名刻む碑青嵐 川田好子 風土 201609  
どこまでを武蔵野と呼ぶ青嵐 竪山道助 風土 201609  
手漕ぎ舟で渡る教会青嵐 奥田茶々 風土 201609  
父ひとりゆく病院や青嵐 大坪あきら 万象 201609  
青嵐や白鳥誇る五羽の雛 山本とく江 万象 201609  
林立の帆柱鳴らす青嵐 松本三千夫 末黒野 201609  
みちのくの果の竜飛や青嵐 黒滝志麻子 末黒野 201609  
田水荒れ浮き出す苗や青嵐 田中臥石 末黒野 201609  
崖の上の一戸揺するや青嵐 堀田こう 雨月 201609  
騎馬の娘に馬棚の緊張青嵐 吉田万喜子 雨月 201609  
青嵐詰め物多数取り除く 高木晶子 京鹿子 201609  
万幹の竹吃り出す青嵐 涌羅由美 ホトトギス 201610  
風鐸の鳴れる幻聴青嵐 神谷さうび 末黒野 201610  
梵鐘は処を変へず青嵐 西住三惠子 201610  
青嵐子に一票の届きけり 中嶋陽子 風土 201610  
青嵐めきて幼子やつてくる 今橋眞理子 ホトトギス 201611  
青嵐鐘つく僧の鋭きまなこ 堺昌子 末黒野 201611  
鯔背なる車夫の弾みて青嵐 東野鈴子 雨月 201612  
青嵐御手洗かこむ人文字草 植木やす子 201612  
人悼み人を偲びぬ青嵐 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
青嵐加へて雨の一日かな 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
青嵐崩れし隠れ岩二つ 橋添やよひ 風土 201906  
青嵐ふと口ずさむ海ゆかば 新海英二 春燈 201907  
青嵐抱き合ふかに道祖神 宮内とし子 201907  
青嵐帽子思はず飛び去れり 高木晶子 京鹿子 201907  
お握りの海苔はぱりぱり青嵐 瀬島洒望 やぶれ傘 201907  
青嵐アラビア文字に疲れゐて 斉藤玲子 馬醉木 201908  
うら若き山霊よぎる青嵐 近藤喜子 201908  
磯岩のみな仏めく青嵐 中村洋子 風土 201908  
蛇口より水噴き上がる青嵐 高橋まき子 風土 201908  
甲塚古墳によろけ青嵐 佐藤やすこ 風土 201908  
子と歩く雑木の森や青嵐 太田チヱ子 末黒野 201908  
街路樹を総嘗めて過ぐ青嵐 長崎桂子 あを 201908  
駐輪場大方倒す青嵐 長崎桂子 あを 201908  
人影なき宿場の石碑青嵐 長崎桂子 あを 201908  
青嵐電柱西へ傾けり 長崎桂子 あを 201908  
宙を向くサモトラケのニケ青嵐 中田禎子 201909  
青嵐デキシーランドジャズ奏で 出利葉孝 201909  
ロック魂奥処に秘めむ青嵐 小笠原妙子 201909  
青嵐や坂の半ばの車井戸 小林共代 風土 201909  
青嵐露坐の大仏笑み給ふ 手島伸子 雨月 201909  
交番はいつも空っぽ青嵐 岡田正義 雨月 201909  
青嵐埴輪の目へとくぐり抜け 安田優歌 京鹿子 201909  
青嵐池畔の椅子が特に好き 山岡和子 船団 201910  
青嵐行きたくないな歯医者さん 山岡和子 船団 201910  
青嵐ダム湖の底のふるさとも 火箱ひろ 201910  
スカーフの首にまつはる青嵐 那須淳男 馬醉木 201910  
錆深き陸の錨や青嵐 岡野里子 末黒野 201910  
青嵐抗ふ葦を靡かせて 高木邦雄 末黒野 201910  
森ぢゆうにムンクの叫び青嵐 安田優歌 京鹿子 201910  
白砂に高波の跡青嵐 遠山のり子 201911  
大仏の太き項や青嵐 谷口律子 末黒野 202004 青嵐 →1

 

2020年5月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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