青 嵐 4       100句

蒼い鱗をゆつさゆつさと青嵐    松林尚志

青嵐  青あらし  風青し  夏嵐

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
潮の香も加はつて来し青嵐 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
森深し音にはじまる青嵐 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
海鳴りに似て一山の青嵐 邑橋節夫 菊揃へ 200806  
人の世は迂回路に満ち青嵐 鷹羽狩行 200807  
鳥影の素つ飛んでゆく青嵐 関根洋子 風土 200807  
青嵐砕きて骨を撒けといふ あさなが捷 200807  
かんがへのつと立ちあがる青嵐 井原美鳥 200807  
旗亭あり金沢八景青嵐 松崎鉄之介 200807  
つとに受く批判適確青嵐 芝宮須磨子 あを 200807  
打たせ湯に肩痺れをり青嵐 澤田緑生 馬醉木 200808  
青嵐鳶はひらりと身をかはし 駒井のぶ 200808  
一草は立ちて抗ふ青嵐 鷹羽狩行 200808 北上
商ひの決め手は笑顔青嵐 松嶋一洋 200808  
青嵐ギアチェンジのふたりかな 中野京子 200808  
鞭打つて天馬とせむか青嵐 北川英子 200808  
働くや照るも曇るも青嵐 岡澤田鶴 200808  
青嵐鉄片なりに鳶一羽 梶川智恵子 200808  
すれ違ひたる雲水の青嵐 浅田光代 風土 200808  
青嵐駅より坂の始まれる 岩井ひろこ 火星 200808  
金婚に七年残す青嵐 高木智 京鹿子 200808  
幻の古窯を渡る青嵐 高木曽精 春燈 200808  
青嵐ブルーマンデー吹き散らす 宮沢治子 春燈 200808  
本堂の絵馬にひと日の青嵐 竹内悦子 200809  
久闊の山湖よ空よ青嵐 水原春郎 馬醉木 200809  
温顔に秘めし炯眼青嵐 河本由紀子 春燈 200809 川合玉堂
青嵐天狗の団扇飾らるる 島谷征良 風土 200809  
昼灯す納骨堂や青嵐 橋添やよひ 風土 200809  
青嵐深き呼吸を験したり 柳生千枝子 火星 200809  
スカーフに四隅ありけり青嵐 戸田春月 火星 200809  
船頭の船唄さらふ青嵐 関まさを 酸漿 200809  
吊り橋の半ばの奈落青嵐 松野睦子 遠嶺 200810  
菩提寺の風鐸たたく青嵐 田勝子 万象 200810  
締め直す刺繍の枠や青嵐 細川和子 炎環 200810  
驢馬つかひの鋭き声とべり青嵐 三好かほる 万象 200812  
学僧の男盛りや青嵐 佐藤信子 佐藤信子集 200905  
花なにも咲かぬ山なり青嵐 渡部ひとみ 船団 200107  
追ひかけて飛び乗るトラム青嵐 片山由美子 200906  
青嵐ことばの翼たてなほし 石寒太 炎環 200906  
にんげんになるかならぬか青嵐 石寒太 炎環 200906  
すすめらるる自治会加入青嵐 細川和子 炎環 200907  
青嵐数多地蔵の風車 三井つう 炎環 200907  
的中の矢の揺るぎなき青嵐 鷹羽狩行 200907  
青嵐野生いささか目覚めけり 川崎真樹子 春燈 200907  
金箔の小瓶の並び青嵐 伊藤敬子 200907  
ジョギングのシャツ一列や青嵐 伊藤克子 酸漿 200907  
辞書の人計算機の人青嵐 赤座典子 あを 200907  
ダム放水轟く橋の青嵐 村上昌子 200908 黒部ダム
山頂へ修行の僧や青嵐 鈴木照子 200908  
青色は脱ぐに脱げずよ青嵐 布川直幸 200908  
青嵐竹百幹を唸らせて 青野安佐子 200908  
青嵐や机上の湖に詩の舟 小澤克己 遠嶺 200908  
青嵐や真言の数珠ばらけをる 栗栖恵通子 200908  
青嵐白隠の達磨にまみえたり 近藤紀子 200908  
裏山の裾ひるがへす青嵐 高橋ちよ 200908  
撫で肩の白きアオザイ青嵐 藤原はる美 200908  
海へ蒔くことの葉いくつ青嵐 石寒太 炎環 200908  
骨鳴るは癒ゆる兆しか青嵐 寺半畳子 炎環 200908  
忸怩たる思ひ涌き出る青嵐 中西蘭子 炎環 200908  
顔の美き観音や青嵐 清水伊代乃 酸漿 200908  
吊り橋を猿がわらわら青嵐 山路紀子 風土 200908  
孔子の木一木にして青嵐 内藤静 風土 200908  
一樹もて造りし寺や青嵐 山本浪子 風土 200908  
街並も海も少女も青嵐 いそべみつ ろんど 200908  
青嵐や耳の鋭き阿修羅像 竹田ひろ子 ろんど 200908  
物忘れ子もしてゐたり青嵐 宮野照子 馬醉木 200909  
青嵐ポストの口を塞ぎけり 片岡啓子 遠嶺 200909  
これはこれは部屋へ狼藉青嵐 松岡和子 200909  
青嵐波立つてゐる木とわたし 沼田桂子 春燈 200909  
青嵐白き葉裏を踊らせつ 酒井湧甫 200909  
青嵐馬は蹄を蹴たてをり 鈴木敬一 200909  
「一隅を照らす」碑青嵐 中谷葉留 風土 200909  
たたき地蔵たたかれどほし青嵐 本木下清美 ぐろっけ 200909  
青嵐十字架仰ぐ右近像 本木下清美 ぐろっけ 200909  
石垣のみ遺す城址青嵐 丹生をだまき 京鹿子 200909  
自転車を立ち漕ぐ子等や青嵐 新堀満寿美 末黒野 200910  
風神のふいごせはしと青嵐 矢田かずこ 200910  
青嵐風にも重さありにけり 涌羅由美 ホトトギス 200911  
十字架を高く掲げて青嵐 館容子 200911  
一筆書できぬ順路や青嵐 柿沼盟子 風土 200911  
笹原の百様の波青嵐 谷口芳江 200911  
己がじし奏でゐる木木青嵐 宮崎正 ホトトギス 200912  
時計塔青嵐湧きつ吹きわかる 桂樟蹊子 201005  
山と海近き町並青嵐 稲畑汀子 ホトトギス 201006  
風の束あるがごとくに青嵐 鷹羽狩行 201006  
岬山へたてがみ立てて青嵐 鷹羽狩行 201006  
竹林の大揺れそれも青嵐 片山由美子 201006  
二の丸は大き石のみ青嵐 徳田千鶴子 馬醉木 201007  
青嵐孟宗竹の鏡獅子 加藤みき 201007  
明慶の文珠菩薩や青嵐 神蔵器 風土 201007  
青嵐温泉元は昼夜地の呻り 品川鈴子 ぐろっけ 201007  
内裏門の鉄砲傷や青嵐 荒井書子 馬醉木 201008  
運慶の仁王瞠目青嵐 井上美智子 201008  
青嵐庫裡に白緒の庭草履 松本三千夫 末黒野 201008  
青嵐や三時に開く三時草 根岸善行 風土 201008  
不規則の音は雨だれ青嵐 雲所誠子 風土 201008  
片腹を削られし山青嵐 柴田朱美 京鹿子 201008  
青嵐無人の遊具廻りづめ 柴田朱美 京鹿子 201008  
青嵐や幾たび人に叛かれし 柴田朱美 京鹿子 201008  
青嵐身の内の絃掻き鳴らし 柴田朱美 京鹿子 201008  
青嵐城にをんなのものがたり 柴田朱美 京鹿子 201008 青嵐 →5

 

2020年5月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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