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鶯よ鳩は大地にひたと胸   川端茅舍

鴬よ後ろ手をして鳩は歩く   和田魚里

  うぐひす  匂鳥  初音

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
鶯や和み広ごる待合室 村高卯 201105  
鶯の向きを変へつつ枝先へ きくちきみえ やぶれ傘 201105  
鶯の鳴くやおどろの薄みどり 藤生昇三 六花 201105  
ゴルフ場二十万坪鶯鳴く 大橋晄 雨月 201105  
有馬の温泉近し鶯まろき音を 大橋晄 雨月 201105  
鶯の初鳴き朝の風に乗り 桂敦子 201106  
鶯の高音に息のつづかざる 樋口みのぶ 201106  
鶯やにぶく光れる裁ち鋏 松井悦子 京鹿子 201106  
鶯のこゑお台場にゐて聴けり 大西八洲雄 万象 201106  
鶯や尼のもてなす白湯うまし 山田春生 万象 201106  
鶯や楢山巡る城の跡 八木岡博江 酸漿 201106  
薄ら日の山路鶯の初音かな 工藤美和子 酸漿 201106  
鶯の高鳴く朝快方へ 鈴木石花 風土 201106  
鶯や健脚コース登り来て 宮川秀穂 201107  
鶯の頻りを墓の夫とかな 杉本裕子 末黒野 201107  
鳴き声の初鶯に和む朝 武智恭子 ぐろっけ 201107  
藁葺に鶯を聞く別世界 増田甚平 ろんど 201107  
声のみの鶯渡る輪中かな 水谷靖 雨月 201107  
鶯にあゆみあやふき木橋かな 西村節子 火星 201107  
めぐり鳴く鶯今朝は丘遠く 阿部文子 酸漿 201107  
鶯と画眉鳥喉を競ひをり 中村ツヤ子 酸漿 201107  
鶯の次の声まで静寂伸ぶ 山田佳乃 ホトトギス 201108  
鶯の音を入るる日やとの曇 瀬島洒望 やぶれ傘 201111  
鶯に街騒消えてゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201202  
鶯の訛を聞くも山路かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201202  
鶯といへば吉野の旅近し 稻畑汀子 ホトトギス 201202  
断層の苔はぐくむや鶯は 鳥居おさむ ろんど 201202  
鶯をひねもす友に山路かな 美田茂子 末黒野 201204  
鶯の初音の宿の朝餉かな 川井素山 かさね 201205  
塔仰ぎ鶯の声間近にす 堀田こう 雨月 201205  
鶯や風よく通る竹林 粂田光三 万象選集 201205  
鶯に藪売る話聞かせざる 国包澄子 201206  
鶯や地霊返しの谺かも 菅谷たけし 201206  
鶯の初音訓練マイクより 福島松子 ぐろっけ 201206  
鶯の声遠くより山桜 筒井八重子 六花 201206  
水音と鶯の声和音なす 筒井八重子 六花 201206  
鶯の番見届け耳澄ます 小川玉泉 末黒野 201206  
鶯のこゑ整はず島の径 松本三千夫 末黒野 201206  
開演の華やぎに似て鶯鳴く 服部早苗 201207  
鶯の節回し良し雨上がる 長島操 万象 201207  
鶯に弥陀の声かと庭を掃く 片山八重子 ぐろっけ 201207  
鶯や此より海橋歩く旅 原口頌子 ろんど 201207  
鶯や木々の向かうに浅間山 廣瀬雅男 やぶれ傘 201207  
鶯のこゑをはなてる切りどほし 佐藤喜仙 かさね 201207  
鶯のオオタニワタリすかしつ屁 瀬川公馨 201208  
開演の華やぎに似て鶯鳴く 服部早苗 201208  
鶯の声もカメラに収めけり 佐々木なつ ろんど 201208  
流鶯の五丁目までは啼きに来て 荒木甫 201208  
陵の谷へ鶯鳴き継ぎて 南恵子 万象 201208  
鶯のうたたさへずる花吹雪 菊谷潔 六花 201212  
鶯の声玄海へ流れけり 小林朱夏 201302  
マニキュアや明日鶯に逢えますよう 池田澄子 201304  
鶯や祝のテーブル丸く拭く 北上正枝 201304  
鶯の声一品に朝餉かな 中田禎子 201305  
鶯の鳴けばつまづく日和かな 渡辺安酔 201305  
鶯や今も閼伽汲む釣瓶井戸 瀬島洒望 やぶれ傘 201305  
鶯に誘はれ登る奥の院 西田史郎 201306  
吊橋に佇む鶯谷渡り 古川千鶴 かさね 201306  
鶯や色とりどりの陶の椅子 平野みち代 201306  
鶯のその後の声を待ちゐたる 森田尚宏 201306  
鶯の初音や谷戸の大気澄む 福田房子 末黒野 201306  
鶯や明智越えなる道遠く 蒲田豊彦 雨月 201306  
鶯の時惜しむやう日の暮るる 森理和 あを 201306  
鴬の声もかすむや黄砂降り 北村香朗 京鹿子 201306  
鶯や小雨にけぶる藪の中 常盤しづ子 馬醉木 201307  
鶯や地蔵真言おんかかか 小張昭一 春燈 201307  
音を入るる鶯戸隠古道かな 木多芙美子 春燈 201310  
鶯や鳴かねばそれと気づがずに 稲畑汀子 ホトトギス 201402  
又訛戻る吉野の鶯よ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201404  
鶯に忌日の空といふ譜面 稲畑廣太郎 ホトトギス 201404  
鶯の初音駅員いつもひとり 中田みなみ 201405  
鶯の声捉へたる藪の中 難波篤直 201405  
鶯や次の札所へ幾峠 鎌田篤 雨月 201405  
川音に夕鶯のねりこまる 山田六甲 六花 201405  
めづらしく雪積む朝や鶯来 稲岡長 ホトトギス 201406  
鶯と声掛け合うて遊歩道 塩路五郎 201406  
鶯の上手と下手を聞きてをり 和田紀夫 201406  
鶯やもう石切らぬ石切場 前田忍 火星 201406  
鶯や不意に生まるる詩心 古賀しぐれ ホトトギス 201406  
鶯をお聞かせできぬ悔い残り 片岡良子 雨月 201406  
昨夜雨の晴れて鶯来て鳴けり 中野久雄 末黒野 201407  
鶯の声のいざなふ島の路 神谷さうび 末黒野 201407  
鶯の声や窓からラジオから 堀志皋 火星 201407  
鶯やいつもと同じ余所の庭 森田尚宏 201407  
鶯や稀に谺の帰らざる 西田孝 ろんど 201407  
鶯や吉野訛もなつかしき 安原葉 ホトトギス 201407  
鶯や漉き重ねたる越前紙 塩路隆子 201407  
鶯や島の静寂の丸木椅子 岡本ヨシエ 末黒野 201407  
鶯の次の声待ち坂登る 新堀満寿美 末黒野 201408  
鶯の寝言ばら科へ籍を置く 柳本渓光 ろんど 201408  
鶯や病激励鳴き止まず 大西よしき ろんど 201409  
み吉野の鶯を聞く日も近し 稲畑汀子 ホトトギス 201502
鶯の声に一片散りゆけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201504  
花のごとき甑の縄目初鶯 田中佐知子 風土 201505  
鶯の声や小石に躓きぬ 小川玉泉 末黒野 201505  
鶯や第七サティアン跡更地 篠田純子 あを 201505  
大阪は手乗り鶯ほんまやねん 江島照美 201505  
鶯のまだととのはぬままの聲 井上信子 201505  
鶯や平家悼まむ葛橋 大橋晄 雨月 201505  
鶯の音階高きソロを聴く 石谷淳子 雨月 201505  
鶯の里落人の裔の里 石谷淳子 雨月 201505  
鶯や恋が芽生える距離にあり 溝渕弘志 六花 201505  
正一山へ老鴬渡りけり 鈴鹿仁 京鹿子 201506  
鶯や母が拾ひし喉仏 辻響子 201506  
鶯と言ひて初音とつぶやきぬ 谷田部栄 万象 201506  
鶯や俄に湧きし旅心 高村令子 風土 201506  
戯るる梢の鶯鳴きもせず 山崎稔子 末黒野 201506  
鶯の初鳴き聞きぬ竹の園 中村高也 末黒野 201506  
里山や流鶯の谿ふくらみて 米尾芳子 馬醉木 201507  
鶯の声のあたりに空がある 山内四郎 春燈 201507  
鶯や道山がちに原がちに 根岸善行 風土 201507  
鶯鳴く山はいろ濃く膨らみぬ. 伊藤希眸 京鹿子 201507  
いとけなく鶯の啼く西行墳 杉山瑞恵 雨月 201507  
鶯のこゑの飛び交ふ墓域かな 藤生不二男 六花 201508  
親鸞の行脚の像や松の花 倉谷ます美 万象 201508  
雨上がり渓の鶯鳴きやまず 吉田きみえ 末黒野 201509  
引きつづき鶯の谷渡りかな 大崎紀夫 虻の昼 201510  
鶯や背山の木々の静寂より 落合由季女 雨月 201510  
抜け出せぬ廟の鶯老いを鳴く 赤岡茂子 春燈 201510 聖堂
鶯の向きを変へつつ枝先へ きくちえみこ 港の鴉 201510 鶯→ 1

 

 

2020年4月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。