作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
蔦からむ長き病窓世に疎き | 松本恒子 | ぐろっけ | 199912 |
神の杉もみづる蔦をまとひけり | 岡本明美 | 俳句通信 | 200001 |
広壁に蔦の感情線べつたり | 丸山佳子 | 京鹿子 | 200001 |
白髪の主逝きたる蔦館 | 田中藤穂 | 「水瓶座」 | 200002 |
顔が出て何か見てをり蔦の窓 | 田中藤穂 | 「水瓶座」 | 200002 |
蔦かづら思はぬ人と出会ひけり | 槻木珠美 | 銀化 | 200011 |
蔦のびるのびるステンドグラスかな | 村上友子 | 海程 | 200101 |
目指すものあり二の腕の蔦かづら | 村上友子 | 海程 | 200101 |
人捨てて蔦さんざめく夕潮よ | 村上友子 | 海程 | 200101 |
蔦散つて明治の煉瓦の茶房かな | 島崎晃 | 遠嶺 | 200103 |
火の蔦の攻めきて身八つ口ふたつ | 槐布由子 | 銀化 | 200112 |
終着の蔦木の宿の野の錦 | 阿部悦子 | 酸漿 | 200112 |
蔦の実の熟れし倉庫の船着場 | 菅原庄山子 | 春耕 | 200202 |
蔦の葉の風のひびきを聴いてをり | 小林武子 | 円虹 | 200202 |
ウィルスも蔦もはびこる地球かな | 三井所美智子 | 空 | 202101 |
ごつそりと取り除かれて蔦かづら | 渡邉孝彦 | やぶれ傘 | 202101 |
城壁をのぼりつめたる蔦かづら | 兒玉充代 | 空 | 202105 |
伝統と権威の壁に蔦かづら | 高橋将夫 | 槐 | 202111 |
蔦茂る紆余曲折の一途なる | 鷺山珀眉 | 京鹿子 | 202111 |
競ふやう壁を伝はり蔦葛 | 平野秀子 | 末黒野 | 202112 |
2023年6月9日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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