18句

蔦 青蔦  蔦青し 蔦若葉  蔦紅葉  蔦青葉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
蔦からむ長き病窓世に疎き 松本恒子 ぐろっけ 199912
神の杉もみづる蔦をまとひけり 岡本明美 俳句通信 200001
広壁に蔦の感情線べつたり 丸山佳子 京鹿子 200001
白髪の主逝きたる蔦館 田中藤穂 「水瓶座」 200002
顔が出て何か見てをり蔦の窓 田中藤穂 「水瓶座」 200002
蔦かづら思はぬ人と出会ひけり 槻木珠美 銀化 200011
蔦のびるのびるステンドグラスかな 村上友子 海程 200101
目指すものあり二の腕の蔦かづら 村上友子 海程 200101
人捨てて蔦さんざめく夕潮よ 村上友子 海程 200101
蔦散つて明治の煉瓦の茶房かな 島崎晃 遠嶺 200103
火の蔦の攻めきて身八つ口ふたつ 槐布由子 銀化 200112
終着の蔦木の宿の野の錦 阿部悦子 酸漿 200112
蔦の実の熟れし倉庫の船着場 菅原庄山子 春耕 200202
蔦の葉の風のひびきを聴いてをり 小林武子 円虹 200202
ウィルスも蔦もはびこる地球かな 三井所美智子 202101
ごつそりと取り除かれて蔦かづら 渡邉孝彦 やぶれ傘 202101
城壁をのぼりつめたる蔦かづら 兒玉充代 202105
伝統と権威の壁に蔦かづら 高橋将夫 202111
蔦茂る紆余曲折の一途なる 鷺山珀眉 京鹿子 202111
競ふやう壁を伝はり蔦葛 平野秀子 末黒野 202112

 

2023年6月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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