鶴来る     57句

鶴帰る  鶴引く    鶴来る

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
火の山の晴れし青空鶴来る 竹川貢代 春耕 200010  
虚空から腿煌々と鶴来る 岡井省二 200011  
鶴来たる声の一本調子かな 望月木綿子 200101  
鶴来ると胸襟に隙みせにけり 林朋子 船団 200103  
標なき棚田目指して鶴来る 永井房代 200112  
金色の鶴渡りゆく月の海 雨村敏子 200112  
離反とは師を越ゆること鶴渡る 五十嵐暢子 対岸 200212  
鶴来るもう使はれぬ登り窯 五十嵐暢子 対岸 200212  
空暗むほどに鶴来し日もありと 山田弘子 草の蝉 200305  
句縁また父の祥月鶴来る 大橋敦子 雨月 200312 和田敏子長逝
しろがねの潮目なりけり鶴渡る 水野恒彦 200401  
鶴来るむかしの語り大らかに 柴田靖子 200402  
深爪をして鶴わたる夜を過ごす 八田木枯 夜さり 200409  
鶴わたりゆく振り假名をこぼしつつ 八田木枯 夜さり 200409  
金神こんじん間日まびに丹頂鶴来る 延広禎一 200411  
鶴渡るための青空真綿雲 土肥屯蕪里 雲の峰 200411  
虚空まで喜色なりけり鶴来る 山崎靖子 200501  
砂風呂に目つむりて鶴渡しけり 藤原照子 200501  
わたつみの冷ことさらに鶴渡る 水野恒彦 200501  
菊舎亡しさち子亡し鶴渡り来る 大串章 百鳥 200501  
海鳴りの墓標ひとつや鶴来る 九万田一海 河鹿 200505  
先発の田鶴来と今朝のニュースたり 神田一瓢 雨月 200512  
鶴来ると校内掲示板にあり 長戸幸江 百鳥 200601  
鶴来るや暁闇の星ちりばめて 沼口蓬風 河鹿 200602  
魚干す海人の頭上を鶴来たる 鮫島禮子 河鹿 200602  
鶴来ると羊穂丈を揃へけり 鮫島禮子 河鹿 200602  
鶴来る君の悌慕ふごと 稲畑廣太郎 ホトトギス 200711  
鶴来るとねぐら整備のボランティア 乃美隆子 200712  
非武装地帯広く拡がれ鶴来る 森理和 あを 200801  
鶴来るといへば山本安英かな 辻直美 200802  
姪の住む阿波に鍋鶴渡来せり 松崎鉄之介 200803  
鶴来て庭の梢を揺しけり 大山妙子 酸漿 200803  
弟の墓ある町に鍋鶴來る 松崎鉄之介 200804  
飴細工の指先眩し鶴来る 延広禎一 200901  
鍋鶴来る町の刈田の広々伸ぶ 松崎鉄之介 200901  
軍刀をひつさげて鶴渡るなり 八田木枯 晩紅 200902  
鶴渡る母が居るから帰る里 鷹崎由未子 春燈 200904  
大空を鶴来て蝦夷耀へり 岡田真澄 風土 200910  
鶴来るや否やコンパス歩きかな 千田百里 200912  
鶴来て何やらうれし朝の庭 東芳子 酸漿 201003  
甲板のひろびろとあり鶴渡る 菅原鬨也 201004  
先達の鶴来て村の整へり 松田明子 201004  
鶴渡る第二の故郷なればなり 泉田秋硯 201101  
青空を鶴来る道に明け渡す 西面和子 201102  
鶴来るこの日大安吉日ぞ 廖運藩 春燈 201112

釧路より丹頂を

台北市に恵贈

登校の空晴れ渡り鶴来る 藤原冬人 火星 201112  
伸びるだけ首を前へと鶴渡る 秋千晴 201203  
鶴来たる着地の羽を真つ直ぐに 吉田葎 201205  
五十円葉書に筆字鶴来たり 大日向幸江 あを 201302  
鶴渡るかなしきまでに海碧く 吉田順子 201310  
鶴来ると山はふところ広げけり 兼久ちわき 馬醉木 201501  
一冊の母の句集や田鶴来る 笹村政子 六花 201502  
鶴来るシベリア便り背に負うて 間島あきら 風土 201503  
鶴来る未明のひかり纏ひつつ 水野恒彦 201601  
鶴守りの便り一片鶴来しと 柴田志津子 201601  
暁天にひろごる茜鶴来たる 吉田順子 201602  
まつさらの紋付を着て鶴来る 松尾龍之介 201803  

 

2019年11月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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