鳥雲に 2   100句

胸の上聖書は重し鳥雲に   野見山朱鳥   天馬

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
言伝は届かずじまい鳥雲に 坂井法 200206  
鳥雲に帰国を急かす母の文 白澤よし子 馬醉木 200206  
骨壺のわが身思へば鳥雲に 橋本榮治 馬醉木 200206  
鳥雲に船体錆びし巨船泊つ 西宮舞 200206  
鳥雲に土産の菓子の餡滲む 小阪喜美子 遠嶺 200206  
笛を吹く少年の像鳥雲に 祐森禰香 遠嶺 200206  
道標は子らの手作り鳥雲に 渡邊春生 百鳥 200206  
遺言書に隠るる恨み鳥雲に 湯橋喜美 200206  
鳥雲に播鉢の目のすりへつて 渡部義雄 200206  
槐洞を飛び立ちて鳥雲に入る 高橋将夫 200206  
山越さば母在す近江鳥雲に 久保田雪枝 雨月 200206  
一國の水ざはめかせ鳥雲に 暮岸江 銀化 200206  
鳥雲に沼はかたちに堪へてをり 岡本眸 200206  
鳥雲に人事の知らせ矢継ぎばや 広渡紀子 200206  
欲しきもの問はれてはたと鳥雲に 広渡紀子 200206  
足し算引き算しろ黒つけて鳥雲に 堀内一郎 あを 200206  
鳥雲に田川しぶけるひとところ 岡本眸 200206  
鳥雲に他人の新聞また覗く 仲村青彦 200206  
現在地探す案内図鳥雲に 村田みちな 200206  
医帰りのその後問はるる鳥雲に 奥村啓子 200206  
山の子のひとり遊びや鳥雲に 佐藤よしい 風土 200207  
蒲鉾が板を離れて鳥雲に 高橋将夫 200207  
やどり木にやどりありけり鳥雲に 唯野まり 200207  
鳥雲に入る水中に杭いくつ 吉田三保 200207  
鳥雲に大樹かげりを深めたる 公山礼子 200207  
鳥雲に飛騨の大炉の乾き切る 阪上多恵子 雨月 200208  
シベリヤの空如何ならん鳥雲に 宮原みさを 花月亭 200208  
おほかたは酔生ならむ鳥雲に 亀井福恵 京鹿子 200209  
山の端の潤みゆく日々鳥雲に 西宮舞 200212  
鳥雲に老いてふたりの旅路かな 小西明彦 200302  
鳥雲に廻り道して旅ごころ 加藤暢一 200302  
山川に仰がれて鳥雲に入る 鷹羽狩行 200304  
鳥雲に死後を説くより生を説け 鷹羽狩行 200304  
鳥雲に幕引きならぬ石舞臺 中原道夫 銀化 200304  
生きをれば別れ幾たり鳥雲に 大塚鈴子 雨月 200304  
鳥雲に病みては置いてゆかれけり 藤井昌治 200304  
鳥雲に平家滅びし潮となる 工藤義夫 馬醉木 200305  
伸び切つて鯰の髭や鳥雲に 工藤義夫 馬醉木 200305  
子には子の帰る家あり鳥雲に 土屋啓 馬醉木 200305  
鳥雲に入る板桟橋に潮満ちて 岩木茂 風土 200305  
太陽の塔の背まろし鳥雲に 米倉よしお 雲の峰 200305  
屋根よりも高き槙の木鳥雲に 岡山裕美 雲の峰 200305  
鳥雲に吾が影ゆき処なく仰ぐ 渡邉友七 あを 200305  
空財布二つ出てきて鳥雲に 後藤志づ あを 200305  
鳥雲に手で識る和紙のうらおもて 谷口みちる 200305  
ひかり紡ぐ湾のさざ波鳥雲に 安藤しおん 200305  
鳥雲にもぐさ大きく丸めけり 伊藤多恵子 火星 200305  
鳥雲に車庫前といふ停留所 河野路子 200305  
鳥雲に入りて屋島を残したる 山田弘子 草の蝉 200305  
文字しるき出土の瓦鳥雲に 千手和子 馬醉木 200306  
夢うつつ行き交ふ母や鳥雲に 田中由喜子 馬醉木 200306  
鳥雲に入り海中の菩薩かな 岩月優美子 200306  
煉獄の空となりゐて鳥雲に 西村純 200306  
鳥雲に遥けき虚空残りけり 長山あや 円虹 200306  
鳥雲に環状線の内と外 城孝子 火星 200306  
鳥雲になに動きゐるわすれ潮 高松由利子 火星 200306  
鳥雲に画家の帽子の遺さるる 原田暹 百鳥 200306  
まるく穴掘つて遣蹟や鳥雲に 丹羽啓子 馬醉木 200307  
印捺してすなはち他人鳥雲に 高根照子 200307  
鳥雲に入りて濃くなる山の影 西宮舞 200307  
鳥雲に通勤鞄型くづれ 木場田秀俊 200307  
案じくれし人先に逝き鳥雲に 園多佳女 雨月 200307  
締切りの迫る稿あり鳥雲に 遠藤和彦 遠嶺 200307  
眠りより覚めし埴輪や鳥雲に 環順子 遠嶺 200307  
SLの残す匂ひや鳥雲に 塩田博久 風土 200307  
鳥雲に富士を隠せる牛久沼 高橋邦夫 風土 200307  
鳥雲に入るを見届け帰りけり 長谷川守可 百鳥 200307  
生くるとは遺さるること鳥雲に 岡本眸 200307 知人の訃相つげば
鳥雲に仕へて使ふ厨井戸 岡井省二 岡井省二全句集/山色 200312  
二の腕のふしぎなりけり鳥雲に 岡井省二 岡井省二全句集/夏炉 200312  
鳥雲に帯解に顎あげにけり 岡井省二 岡井省二全句集/猩々 200312  
鳥雲に大樹仰ぐに身を反らし 青砥真貴子 200401  
謙信と信玄の像鳥雲に 小山徳夫 小春の山河 200401  
騎手を少年と思ひぬ鳥雲に 中村雅樹 百鳥 200402  
風狂にいまだ憧れ鳥雲に 千田敬 200403  
異国よりのメール瞬時や鳥雲に 久保田雪枝 雨月 200404  
鳥雲に入る網走の鏡橋 木村てる代 雲の峰 200404  
浮島に氷河の記憶鳥雲に 浅川正 雲の峰 200404  
信仰はひとつの遊び鳥雲に 堀内一郎 あを 200404  
放言の後の虚や鳥雲に 水谷ひさ江 六花 200404  
鳥雲に水都といふも川濁り 大橋敦子 雨月 200405  
鳥雲にわが街にある開発碑 大橋敦子 雨月 200405  
遥かとは北を指すこと鳥雲に 綿谷美那 雨月 200405  
美しき間隔をもて鳥雲に 木下節子 雲の峰 200405  
鳥雲に遥けきものをいまだ追ひ 坂本京子 200405  
何と無く疲れ易くて鳥雲に 尾堂Y 河鹿 200405  
熟年の節目検診鳥雲に 加藤峰子 200405  
鳥雲に骨すつぽりと納まりぬ 奥田順子 火星 200405  
歩幅とふさみしきものや鳥雲に 西川織子 馬醉木 200405  
足湯して和むひととき鳥雲に 泉田秋硯 200406  
鳥雲にきく子と訪ひし山河かな 田所節子 200406  
ピッコロを吹くは少年鳥雲に 岡淑子 雨月 200406  
鳥雲に観察小屋のたたまるる 竹内喜代子 雨月 200406  
見送りしあとの沈黙鳥雲に 成井侃 対岸 200406  
鳥雲に入る我が入るはどの辺り 大串章 百鳥 200406  
南進の豪華客船鳥雲に 板橋智恵子 百鳥 200406  
飛石を七つ来たりし鳥雲に 岩下芳子 200406  
かうばしき西行の歌鳥雲に 神蔵器 風土 200406  
干網につくろひ多し鳥雲に 前田青紀 馬醉木 200406  
取れかけし上衣の釦鳥雲に 石本百合子 馬醉木 200406 鳥雲に →3

 

 

2014年4月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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