手 紙 2    85句

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作品
作者
掲載誌
掲載年月
香水を秘めたる筥の手紙束 今井春生 201410
漱石忌虚子への手紙てふ展示 稲畑廣太郎句帳 ホトトギス 201412
十六夜や出す宛のなき手紙書く 神戸京子 ろんど 201412
星になつた父に手紙を書いてゐる 堀内一郎 堀内一郎集 201412
身にしむやケアハウスより来し手紙 塩千恵子 201412
筆で書く見舞ひの手紙十三夜 塩千恵子 201412
秋深し郵便受けに置き手紙 門伝史会 風土 201501
凍て星や色鉛筆で措く手紙 笹村恵美子 201503
絵手紙の小菊の匂ふ時雨かな 河村啓花 ろんど 201503
白梅のちらほら香(こう)のよき手紙 山田六甲 六花 201503
冬花火さびしき手紙したたむる 佐渡谷秀一 対座 201505
銀杏散り初めて黄金色の手紙 大山夏子 201504
手紙読むように草嗅ぐ春の犬 のざきまみこ 201506
よみ返す手紙のありぬ赤のまま 稲畑汀子 ホトトギス 201508
鳥雲に文鎮のせて置手紙 松田泰子 末黒野 201508
絵手紙の水茎にほふ糸柳 元橋孝之 京鹿子 201508
手紙出すポストの口にある猛暑 仁平則子 201510
空蝉や嫁がせし娘の置手紙 金子正道 京鹿子 201511
パリからの子規への手紙獺祭忌 中村洋子 風土 201512
撫子や母になるてふ娘の手紙 藤井啓子 ホトトギス 201601
読み返す手紙に枯葉舞ひにけり 岩月優美子 201602
額に入れ飾る絵手紙去年今年 瀬戸薫 風土 201603
花つきキュウリ手紙でも書こうかな 林田麻裕 201603
はじめての母の絵手紙春浅し 浅木ノヱ 春燈 201605
甚平で今生に書く置手紙 安居正浩 201608
一行の手紙のやうに蛇の衣 おーたえつこ 201609
出目金の目絵手紙へと跳びだせり 上野紫泉 京鹿子 201610
特攻兵の母への手紙つくつくし 荒井ハルエ 春燈 201612
虫の夜や長き手紙に知るこころ 清水節子 馬醉木 201701
ふところに母の手紙や日向ぼこ 祐宗千代子 雨月 201702
をさなより預かるサンタヘの手紙 栗原公子 201702
つつがなし庭の万両絵手紙に 松本鷹根 京鹿子 201703
告白の手紙のあつさ春催ひ 江島照美 201705
ときをりは春雨眺め書く手紙 大川ゆかり 201707
春の夜の長き手紙となりにけり 木村梨花 春燈 201707
十一月つまり出しそびれの手紙 津波古江津 船団 201707
短夜や不良息子に書く手紙 波戸辺のばら 201709
玄関に明日だす手紙五月やみ 大島英昭 やぶれ傘 201708
饒舌な龍馬の手紙梅雨入りかな 奥井あき 201709
冬日浴び象形文字の手紙読む 田中臥石 末黒野 201802
ポストまで手紙を急ぐ片時雨 長谷川はまゆう 末黒野 201802
三寒の圃場にゐると置手紙 辻響子 201803
クレヨンで書かれし手紙クリスマス 大川ゆかり 201803
三つ折りのそろふ手紙や春隣 稗田寿明 201804
十六や人恋しくて手紙など 苑実耶 201804
シクラメン手紙を妻に書きし頃 永田万年青 六花 201805
あの手紙燃やしたきっと明日雷雨 福岡貴子 船団 201805
横書きの手紙に「かしこ」三鬼の忌 林昭太郎 201805
如月の絵手紙ダイヤモンド富士 鈴木みのり 201806
お返しに新茶選びて書く手紙 田中信行 201808
兄上より訃報の手紙花の雨 服部早苗 201809
日露戦祖父の手紙を曝しけり 小林のり人 春燈 201810
返信は絵手紙にする漱石忌 小笠原妙子 201811
茶の花や一筆箋の置き手紙 菊池和子 京鹿子 201901
悴みて長き手紙を読み返す 近藤かな 201903
鏡台の奥の手紙や春の逝く 岡本尚子 風土 201907
暑中見舞絵手紙に書く遠嶺かな 大日向幸江 あを 201909
父宛の手紙を処分花三分 わたなべじゅんこ 船団 201910
暴れ梅雨いずれ燃やそう古手紙 近藤綾 201910
妻と吾子へ手紙を遺し終戦日 秋友昌子 雨月 201911
草原より手紙一通晩夏光 山田まさ子 船団 201912
雁渡し手紙の嵩の捨てられず 鷺山珀眉 京鹿子 202001
友よりの絵手紙にじむ秋黴雨 菅野日出子 末黒野 202001
出すあてのない手紙書く星月夜 波戸辺のばら 202001
手渡しで手紙が届く秋の風 つじあきこ 202001
置手紙読むようにくる賢治の忌 つじあきこ 202001
絵手紙に恋のひとつも春星忌 寺田すず江 202003
サンタヘの手紙書きゐる子ヘココア 有松洋子 202003
手紙来て眼鏡をさがす秋の暮 松下道臣 202003
ちよろちよろと燃せし手紙にあたたまる 奥田筆子 京鹿子 202003
鳥帰る開けば地図の置手紙 村田あを衣 京鹿子 202003
出しそびれし手紙山茶花散りそむる 本郷公子 京鹿子 202003
佐津さんのお別れ手紙花万朶 山田六甲 六花 202005
絵手紙を抱き春風のポストまで 浅田光代 風土 202006
佐津さんのお別れ手紙花は葉に 山田六甲 六花 202006
お母さんへと書き出す手紙花の雨 豊谷ゆき江 春燈 202007
聖五月絵手紙ばばを元気づけ 河本由紀子 京鹿子 202008
いつかは壊れる空蝉の置き手紙 奥田筆子 京鹿子 202011
ブルーブラックインク秋へ書く手紙 頓所友枝 202012
天高し手紙書きたくなりにけり ふなかわのりひと 202101
白玉や渡せぬままでゐる手紙 足立枝里 202101
冬晴れや手紙書き終ヘポストまで 村田武 やぶれ傘 202103
蝋梅や思ひもよらぬ訃の手紙 黒澤次郎 やぶれ傘 202103
断りの手紙書き出す夜長かな 服部早苗 202104
煤逃げや古き手紙を読み耽る 久島しんの 末黒野 202104
手紙→ 1

 

2021年7月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。