携帯電話     191句

手紙  はがき  携帯電話  スマホ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
磯釣りに携帯でんわ鳴る日永 西井輝子 ぶどうの木 199806
夕焼の裏より携帯電話来る 神蔵器 風土 199809
御堂筋とや携帯電話に夏ひざし 廣嶋美恵子 船団 199811
葉桜や携帯電話に尾が見えて あざ蓉子 船団 199811
冬の山携帯電話登りゆく 神蔵器 風土 199901
携帯電話(けいたい)の着信記録沈む夏 尾上有紀子 船団 199902
芽吹く中携帯電話笑ひ出す 平野静 京鹿子 199907
ほうたるの宿に携帯電話かな 植村金次郎 海程 199911
節分の夜携帯電語に呼び出さる 鈴鹿百合子 京鹿子 200001
携帯に起こされてをり寝正月 稲畑廣太郎 ホトトギス 200001
風花を携帯あやつりつつ来たり 星野早苗 空のさえずる 200002
春深し携帯電話は二枚舌 三宅やよい 玩具帳 200004
涅槃会の携帯電話ふるへけり 大山文子 火星 200006
短日の携帯電話又彼女 稲畑廣太郎 ホトトギス 200012
枯蘆の中で携帯鳴りにけり 田中矢水 遠嶺 200102
山から村へ狼がくる携帯電話 堀内一郎 あを 200102
携帯の守護神めくや去年今年 成定紋子 船団 200105
携帯で新年の賀詞述べあへり 永野秀峰 ぐろっけ 200105
ケータイのまた鳴っている初湯かな 須山つとむ 船団 200105
金色の携帯電話だけ拾う 武馬久仁裕 船団 200106
携帯を持ちつ居眠る夕薄暑 山荘慶子 あを 200109
携帯の声手のなかに春の海 甲田夏湖 船団 200109
墨染が携帯電話梅雨の京都駅 本河康子 200109
風の盆踊り娘携帯かけながら 保坂加津夫 いろり 200110
狐火と遊んで携帯電話(ケータイ)依存症 九堂夜想 海程 200110
無礼なる携帯電話のこゑ油蝉 本河康子 200111
花野来て携帯電話電池切れ 中川濱子 ぐろっけ 200111
落葉焚き携帯電話鳴りにけり 保坂加津夫 いろり 200112
鵙猛る携帯電話鳴る予感 千坂美津恵 200201
枯野行くあひだ携帯電話OFF 吉川郁美 200202
煤逃げの男携帯通話中 戸田春月 火星 200203
足早の携帯電話十二月 中嶋陽太 ホトトギス 200205
携帯電話の絵文字一行春近し 伊藤稔代 200205
青き踏む携帯電話どなたから 松下幸恵 六花 200205
徘徊す携帯電話寒の径 瀧新珠 京鹿子 200205
洋上の携帯電語から御慶 沖祐里 200205
携帯の電話また鳴り落第生 及川永心 200206
ひぐらしや携帯電話圏外に 山田六甲 六花 200209
かたはらに携帯電話昼寝覚め 平万紀子 200210
樹海にて携帯電話小鳥来る 長岡新一 200211
携帯のはぐれてゐたる十二月 物江昌子 六花 200304
獅子舞に携帯電話鳴りにけり 滝本香世 百鳥 200304
携帯の突如と鳴れり彼岸寺 田口俊子 200305
探梅やまたまた携帯電話鳴り 遠藤若狭男 200305
十六夜の携帯マナーモードとす 高橋将夫 200312
携帯電話泣くも笑ふも年送る 堀内一郎 あを 200401
携帯電話数へ日の世に戻さるる 福山広秋 200402
「もしもし」とは携帯の人返り花 二瓶洋子 六花 200402
携帯に写りし顔の初写真 河村靖子 築港 200403
携帯のピンクの紐も卒業子 若山実 雲の峰 200406
花の宴医師の携帯電話鳴る 印牧緑 築港 200407
早乙女に携帯電話鳴りにけり 水原春郎 馬醉木 200407
携帯電話を姫睡蓮に落しけり 森理和 あを 200408
春しぐれ携帯電話小走りに 桑原泰子 八千草 200408
パソコンも携帯もなし金魚玉 若山実 京鹿子 200409
月今宵携帯電話折りたたむ 玉川梨恵 200501
携帯の使ひ始めは花だより 森山のりこ あを 200505
携帯をかければ春のスキー場 吉沢かねよ 帆船 200505
携帯のこゑが寝釈迦の背中より 丸山照子 火星 200506
残業やケータイ越しの鬼やらい 佐藤仁 200508
砂日傘携帯電話鳴りっぱなし 石垣幸子 雨月 200510
携帯のぐぐと動きし夜の秋 野澤あき 火星 200511
忘られし携帯鳴りぬぶだう棚 森山のりこ あを 200511
携帯に月を掲げる十六夜 瀬下るか 200512
携帯の電話で拾ふ蝉の声 木原紀幸 河鹿 200512
携帯もパソコンもなし冬うらら 木村茂登子 あを 200601
携帯の呼び出すばかり秋深し 瀬下るか 200601
携帯電話銀漢の尾の触れ光る 杉山哲也 馬醉木 200601
携帯に煤逃げの夫呼び戻し 加藤泰子 四葩 200603
初雪や赤き携帯落ちてをり 片岡静子 200604
携帯メールの寒中見舞もらひけり 三代川玲子 春燈 200604
携帯のライト点滅合格す 大森春子 200605
枕頭に携帯電話春の風邪 安田とし子 ぐろっけ 200606
飼ひ馴らす携帯電話花見人 上谷昌憲 200606
入梅や車中のケータイ度し難き 竹内弘子 あを 200607
携帯電話やめて顔あげ青田見よ 今谷脩 ぐろっけ 200608
割れ石榴携帯電話の圏外に 大川ゆかり 200611
はぐれし子携帯で呼ぶ秋祭 濱本暎子 200612
携帯電話持たずに発ちし月の道 奥田茶々 風土 200612
小鳥くる携帯電話に小さき窓 栗原公子 200612
携帯電話つと鳴り出せる寒夜かな 海上俊臣 酸漿 200702
秋日和児も携帯の電話持ち 高橋大三 ぐろっけ 200702
いまだ鳴らず携帯電話の五日 布川直幸 200703
にこにこと携帯電話三日かな 波田美智子 火星 200704
初携帯電話となりし富士を見て 嶋田一歩 ホトトギス 200705
携帯電話持たぬ不安や春の雷 高倉恵美子 200708
携帯電話(けいたい)の指よく喋る電波の日 北川キヨ子 200709
夕焼を見よと携帯電話かな 葛西茂美 200710
名を問はむ携帯に在る秋の花 赤座典子 あを 200711
携帯電話うんともすんともせぬ秋霖 佐藤恭子 あを 200712
携帯の電話忙し焚火前 松嶋一洋 200803
闇汁会まづケータイを投げ入れよ 岡本高明 船団 200803
雪だるま携帯電話の壁紙に 堀志皋 火星 200804
すつとんで携帯不要の初つばめ 丸山佳子 京鹿子 200806
不意に鳴る携帯電話青き踏む 穐好樹菟男 馬醉木 200806
携帯を護身に春の夜道かな 中川すみ子 200806
昼寝覚め携帯電話取り抑ふ 石田きよし 200808
携帯の電池切れ音熱帯夜 鈴木照子 200810
星まつり携帯電話濡れてゐる 鴨下昭 200810
夕端居ケータイ機能殖え続け 丹間美智子 炎環 200810
蜜豆や携帯電話持たぬ主義 本橋葉月 遠嶺 200810
馬手に箸弓手に携帯独り酒 藏本博美 ぐろっけ 200811
携帯のナンバーの数月の夜 新実貞子 200812
松手入さ中の携帯電話かな 北尾章郎 200812
携帯を遂に持たされ敬老日 遠藤逍遙子 風土 200812
携帯電話に冬の死ひとつチカチカす 石寒太 炎環 200901
携帯のはしやぐ声きくシクラメン 中西蘭子 炎環 200902
狼撮るももいろの携帯電話 田島健一 炎環 200902
声高な携帯背より日短し 藤野寿子 あを 200902
ケータイの圏外に座す一葉忌 中原幸子 船団 200903
冬うらら携帯電話すれ違ふ 竪山道助 風土 200904
かけてもかけても出ないケータイ寒に入る 丹生をだまき 京鹿子 200905
忘れいし携帯電話の鳴る春炬燵 金井香ル 200905
携帯で居場所報告青き踏む 嶋田摩耶子 ホトトギス 200907
身につかぬ携帯電話麦の秋 水原春郎 馬醉木 200907
ケータイで誰に知らせん夕虹を 後藤とみ子 ぐろっけ 200908
夏の曉ケータイは告ぐ師の訃報 北村香朗 京鹿子 200911
携帯電話(けいたい)に亡兄のスナップ秋のこゑ 北尾章郎 200912
携帯の圏外に居り今年酒 古屋元 200912
携帯の圏外さるとりいばらの実 定梶じょう あを 201001
寒や車中携帯電話黙深め 秋葉雅治 201002
初景色携帯電話胸に挟み 堀内一郎 あを 201002
元旦やまづ携帯を充電す 小林正史 201004
誤登録の携帯電話けいたいしきり四月馬鹿 新実貞子 201006
ケータイに使はぬボタン春うらら 掛井広通 201006
携帯電話の明かりに句帳春の闇 堀川多恵子 風土 201006
携帯電話開けば火蛾の寄り来たる 天谷翔子 火星 201010
子と選ぶ紅きケータイ巴里祭 田中芳夫 201010
佇める携帯電話合歓の花 西田敏之 ぐろっけ 201010
日盛りのホームで携帯メール打つ 時田義勝 やぶれ傘 201011
携帯電話けいたいをマナーモードに紅葉山 次井義泰 201102
携帯の高笑ひに鴨泳ぎ寄る 赤座典子 あを 201104
携帯で夫と繋がる春の月 斉藤裕子 あを 201105
携帯電話けいたいの声くぐもれり春の風邪 和田森早苗 201106
春手套携帯電話もどかしく 高田令子 201106
春の夜や携帯メール初心者なり 上野昌子 春燈 201106
椿寿忌や携帯に着くフォト俳句 藤原若菜 春燈 201107
携帯の告ぐる余震や彼岸寒 小川玉泉 末黒野 201107
携帯のシャッター音や雲の峰 田中文治 火星 201110
父の日やつひに携帯持たさるる 原和三 末黒野 201110
ケータイの届かぬところ松虫草 須賀敏子 あを 201111
携帯に訃報の届く秋祭 仁平則子 201112
携帯を閉ぢても光り神の留守 千田敬 201201
露草のそこはケータイ圏外か 坪内稔典 船団 201201
橡の実のつやケータイにのせてみる 山本耀子 火星 201201
携帯のアンテナ二本雪催 柳川晋 201202
つながらぬ携帯電話冬の星 米澤光子 火星 201202
歩きつつ携帯電話街師走 白石善子 雨月 201202
煤逃げの漢携帯電話鳴る 和田照海 京鹿子 201204
携帯電話けいたいの会話が歩く五月闇 竹内悦子 201209
踊り子は携帯電話かけながら 室谷幸子 万象 201209
携帯に身罷りし報夏の果 山口キミコ 201211
炎昼や携帯電話ぶつと切れ 藤田素子 火星 201211
何となく家へ携帯電話けいたい秋の暮 北尾章郎 201301
八卦見の携帯電話星月夜 秋岡美津子 京鹿子 201301
携帯は意固地に持たず冬帽子 佐瀬晶子 ろんど 201302
携帯に撮る彩雲や山眠り 橋場美篶 末黒野 201304
春宵や新携帯は金の色 杉本薬王子 風土 201305
花疲れ携帯電話の曲流れ 中山静枝 201306
歩きゆく携帯の声春うらら 石田朝子 末黒野 201306
携帯を鳴らせて僧の単足袋 山田佳子 201310
携帯を忘れて戻る玉の汗 北郷和顔 末黒野 201311
携帯の履歴にあまた水見舞 粟倉昌子 201312
携帯で携帯探す秋の昼 高橋将夫 201312
携帯の友と語らひ月見酒 齊藤眉山 末黒野 201312
パソコン・携帯年末年始取込中 田中貞雄 ろんど 201401
短夜や句帳携帯電子辞書 田尻勝子 六花 201408
頻繁に震ふケータイ煤逃げて 小松誠一 201502
夜長かな携帯電話充電す 小林正史 201502
ケータイの着信表示三十三才 間島あきら 風土 201503
携帯の機能と格闘日向ぼこ 中山静枝 201503
仕事始め新旧手帳携帯す 田中貞雄 ろんど 201504
携帯電話馴染まぬ人やちやんちやんこ 北元多加 馬醉木 201505
桃の汁指に携帯着信す 松本三千夫 末黒野 201511
携帯に誕生の顔七五三 森理和 あを 201601
ぶらんこにゐても携帯電話かな 齋藤厚子 201606
座敷わらし携帯隠す春炬燵 島田喜郎 201606
携帯にかかりきりなり帰省の子 石黒興平 末黒野 201611
携帯の声歩きをり秋の暮 上野紫泉 京鹿子 201702
携帯が我を支へる梅雨籠り 石田朝子 末黒野 201709
風鈴や携帯に亡き母の声 久保村淑子 万象 201710
充電を急ぐ携帯つくつくし 坂場章子 201711
携帯にすがる片恋十三夜 今井弘雄 春燈 201712
携帯に踊る指先虫の秋 飯田マサ江 末黒野 201802
ケータイの画面に埃冬日向 小山陽子 やぶれ傘 201803
びいびいと携帯電話更衣 有賀昌子 やぶれ傘 201807
ケータイを忘れたようだ秋の蝶 林田麻裕 201812
携帯のアラームの声日短 山浦紀子 春燈 201903
年初め携帯電話の熱帯びて 田尻勝子 六花 201904
熱を持つ携帯電話秋暑し 土井三乙 風土 201912
ホームレス携帯電話使ふ春 佐藤恭子 あを 202005
携帯をさがす携帯春寒し 升田ヤス子 六花 202005
携帯に訃報のありぬ曼珠沙華 上家正勝 末黒野 202012
携帯の動画の日の出初便 岡野里子 末黒野 202104

 

2021年6月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。